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賃貸でも大丈夫!おすすめの防音シートとは

2023/02/09 2024/03/22
賃貸でも大丈夫!おすすめの防音シートとは

賃貸物件に住むにあたって、隣人の騒音が気になる方も多いのではないでしょうか。逆に、自身の生活音が周囲の迷惑になることも考えられるかもしれません。このようなトラブルを防ぐために有効なのが防音シートです。賃貸住宅でも簡単に設置できることから人気を集めています。

今回は、防音対策をしたいという方に向けて、防音シートの種類や選び方を徹底解説。防音シートの費用相場も紹介しているので、製品を選ぶ際の参考にしてください。

知っておきたい「防音」の種類

騒音対策を実施するうえで押さえておきたいのが、防音の種類です。防音は大きく、吸音・遮音・防振の3タイプに分けられます。それぞれ特徴が異なるため、しっかり確認したうえで選びましょう。

吸音

壁に音を吸収させて防音するのが吸音です。細かい小さな穴が施された素材を壁一面に貼ることで、あらゆる騒音を軽減してくれます。遮音とは異なり、音の広がりを遮断するわけではありません。

しかし、音がきれいに聞こえる効果もあるため、音楽スタジオやコンサートホールなどでもよく用いられています。吸音対策で使われる素材は、グラスウールやウレタンフォームなど。遮音に比べ、防音性能が高いといわれています

遮音

伝わる音を跳ね返して、音の広がりを遮断する防音構造が遮音です。室内や外に漏れる音の小さければ小さいほど、遮音効果が高くなります。ただし、遮音は吸音と異なり音を吸収する防音構造ではありません。

また、室内で発生した音に関しては、部屋で響きやすいという特徴があります。遮音性を高めすぎると、室内で音が跳ね返りすぎて音が聞きにくくなることがあるため注意が必要です。遮音性が高いといわれる素材には、コンクリートや鉄板などがあります。ただし、遮音だけでは完全な防音対策にはなりません。

防振

振動を抑えて、音が伝わるのを防ぐ防音構造が防振です。音は空気を振動させて伝わるため、その振動を抑えることで防音対策になります。たとえば、洗濯機の振動、家族の足音、家具や床に物が当たる音などが周囲に伝わるのを防ぐことが可能です。

子どもたちの声や掃除機など音ばかりに意識が向きがちですが、振動音が迷惑になることもあります。防振対策の徹底により、振動で伝わる音を軽減することが可能です。

ただし、防振だけでは完全に音を遮ることはできません。吸音や遮音を組み合わせて防音対策をすれば、性能は格段に向上できるでしょう

賃貸物件での防音シートの選び方

防音対策に有効な防音シートですが、さまざまな種類があるため選ぶ際に迷ってしまうかもしれません。防音シート選びで失敗しないためには、ポイントを押さえて選ぶことが大切。ここからは、賃貸物件での防音シートの選び方を確認していきます。

設置が簡単であとが残らないものにする

賃貸物件の場合、住居者には退去時に原状回復義務が生じます。原状回復義務とは、簡単にいえば入居時と同じ状態に戻すことです。防音シートを設置するときに大掛かりな防音工事やリフォームをおこなうと、違約金や修繕費を請求される場合があります

たとえば、厚みのある防音シートの場合、釘や接着剤を使用して壁に貼ると、穴が空いたり壁紙が剥がれたりするため注意が必要です。

賃貸物件でも設置しやすいように、簡単に剥がせる防音シートも販売されています。退去時のことも踏まえ、設置が簡単で、跡が残らないものを選ぶことが大切です。

厚さがあり扱いやすいものにする

防音シートの厚さは、商品によって異なります。防音シートは厚さがある商品ほど効果が高くなるため、できるだけ分厚い防音シートを選びましょう

ただし、防音効果の高い防音シートは厚みがある分、総重量も重くなります。厚みのある防音シートは設置するのに手間がかかるため、完成までに時間がかかることも多いです。釘を使用して設置しなければいけない場合もあるので、初心者の方は、扱いやすい軽めの防音シートを選ぶのがおすすめです。

壁のサイズや部屋のデザインに合ったものを選ぶ

防音シートを設置する場合、少しでも隙間ができると音が漏れてしまいます。防音効果が半減してしまうため、壁のサイズをきちんと測り、隙間なく設置できる防音シートを選ぶことが大切です。

また防音シートは、壁全体に設置しないと防音性能を高められません。ただし、暗い色味や室内の雰囲気に合わない商品を選ぶと、部屋全体の印象が悪くなることもあるので注意が必要です。居心地のよい環境を作りたいなら、雰囲気を壊さないデザインを選びましょう

具体的な用途で選ぶ

防音シートは、目的や効果、設置場所によって適した商品が変わります。ここでは、具体的な用途での選び方を確認していきましょう。

目的で選ぶ

外で人が話す声やバイクの騒音が気になるなら、遮音効果の高いものを選びましょう。遮音効果の高い防音シートは、室内の音だけでなく外から入る音も防げます。

ピアノやギターなど楽器演奏の音漏れを防ぎたい場合にも、防音シートが効果的です。、防音シートを設置しても音がきれいに聞こえるよう、吸音材が使用されているものを選びましょう。室内で楽器を演奏しても快適に過ごせます。さらに、楽器を使う場所で防音効果を高めたいなら、遮音効果と吸音効果を組み合わせた対策が理想です。

また、足音や洗濯機の振動に対処したい場合は、防振効果のあるシートを選びましょう。とくにマンションやアパートの場合は部屋が隣接しているため、足音や洗濯機の音が気になることも多いです。防音効果のあるやわらかいクッション材を設置すれば衝撃を抑えられ、足音や洗濯機の振動音も低減できます。

効果で選ぶ

より高い防音効果を得たいなら、厚みや重量のあるものを選ぶのがおすすめです。軽くて薄い防音シートは取り扱いやすいものの、厚くて重量のあるものより防音性能が劣ります。ただし、厚くて重量のある防音シートは扱いづらいため注意が必要です。

初心者には、軽くて扱いやすいタイプの防音シートがおすすめ。厚みがある防音シートには劣りますが、軽量でもきちんと防音対策ができる商品もあります。たとえば、細かい穴が多数ある多孔質のウレタンは、軽量ながら防音効果に優れた素材です。子どもの声やペットの鳴き声など、高音域の音もしっかり吸収してくれます。ウレタンスポンジならサイズに合わせてカットして設置できるため、狭い範囲にも問題なく貼ることが可能です。軽量かつ高い防音効果を得たいなら、ウレタンスポンジを選びましょう

設置場所で選ぶ

防音シートは商品によって、設置可能な場所が異なります。部屋の壁に設置したい場合は、広範囲に防音シートを貼らなければいけません。壁のサイズに合わせて、ワンタッチで取り付けられるものを選びましょう。両面シールで取り付けられる防音シートもあるため、賃貸物件で壁を傷つけたくない場合にも適しています。

床に防音シートを取り付けたいなら、滑り止めが施されたものを選びましょう。転倒するリスクも軽減できるので、小さな子どもやお年寄りがいる家庭でも安心です。滑り止めが施された防音シートであれば、床だけでなく階段にも設置できます。EVA樹脂が施された防音シートもあるため、床を傷つける心配もありません。

窓に防音シートを取り付けたいなら、窓専用のものを選びましょう。窓専用の防音シートは日当たりや眺望の妨げになりにくいため、生活に支障が出ることはありません。ただし窓は音を通しやすいため、厚みがあり重量があるものを選ぶのがおすすめです。防音シートとガラスの間に空気層を設ければ、ガラスの熱割れを防げます。

「防音シート」にはどんなものがある?

防音シートにはさまざまな種類があるため、目的に応じて選ぶことが大切です。ここでは、防音シートのタイプを確認していきましょう。

パネルタイプ

貼りたい場所に合わせて設置できるのが、パネルタイプです。家庭用に設置される防音シートは、フェルト素材を使用したものが多く、虫ピンや両面テープなどを用いて設置します。

模様替えや引っ越しで、防音シートを取り替えたい場合も移動が楽になるでしょう。。形状やデザイン、カラーも豊富に展開されているため、室内の雰囲気やインテリアに合わせて選べるのもうれしいポイントです。

シールタイプ

防音シートにある両面テープを剥がすだけで簡単に設置できるのが、シールタイプです。ほかの防音シートに比べて、軽量で扱いやすい特徴があります。

なかにはカットして設置できるシールもあるため、細かいサイズをつなぎ合わせて使うことが可能です。残念ながら防音シートの幅は薄く、どうしても防音効果は落ちてしまうため注意しましょう

フェルトタイプ

初心者におすすめなのが、簡単に取り付けられるフェルト素材の防音シートです。繊維が細かく密集しているフェルトは防音効果が高く、吸音材としておすすめといえるでしょう。

とくに高周波音域での吸音効果に優れており、音の振動や反響を吸収してくれます。デザイン性もよいため、部屋のインテリアにこだわりたい方にもおすすめです。

突っ張り棒タイプ

壁を傷つけることなく取り付けられるのが、突っ張り棒タイプです。2本の突っ張り棒を壁に固定し、メッシュパネルと組み合わせて取り付けます。

直接壁に防音シートを貼り付けるわけではないため、賃貸物件でも安心して設置可能です。また、突っ張り棒の位置を変えればさまざまな場所に設置できるため、模様替えや引っ越しの際にも簡単に取り外せます。

防音工事を依頼した場合の費用相場

部屋のサイズによって防音工事の費用は変わりますが、一般的な相場は50万円程度かかります。防音工事の内訳は、次のとおりです。

リフォーム内容費用相場
壁に吸音材と遮音シートの設置18~30万円
防音窓ガラスの取り付け5~15万円
防音換気口に交換2~5万円
内窓の設置7~15万円

防音シートは手軽に防音対策できる優れた商品ですが、完全に音を遮断できるわけではありません。防音工事をおこなえば構造から防音対策ができるため、高い効果を得られます。防音工事を検討している方は、一度相談してみましょう。

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今回は、賃貸住宅に使える防音シートの種類や選び方について解説しました。防音シートを選ぶ際は、使用目的や設置方法に応じて選ぶことが大切です。賃貸住宅の場合は、壁や床を傷つけないタイプを選ぶのが良いでしょう。

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