坂の多い街(八王子)の庭リフォーム、大雨時の「土砂流出」を防ぐ外構設計
傾斜地にある庭です。ゲリラ豪雨の際に土が道路へ流れてしまわないか心配です。既存の土留めを補強しつつ、見た目も損なわない「法面(のりめん)保護」の工法や、水圧を逃がすための排水穴の適切な配置についてプロの知見を貸してください。
傾斜地では、「土を止めること」と「水を逃がすこと」をセットで考える必要があります。
土だけを押さえても、水の圧力が逃げないと土留めに負担がかかり、いずれはらんだり、壊れたりすることがあります。
まず確認したいのは、既存の土留めの状態です。
・ひび割れ
・傾き
・ふくらみ
がないかを見ます。
すでに変形がある場合は、見た目だけの補修では足りず、構造的な補強が必要になることがあります。
【法面保護の考え方】
・植栽で根を張らせる
・グランドカバーを植える
・法面保護材を使う
・石や丸太で小さな段をつくり、水の勢いを弱める
また、庭らしさを残しながら土を受ける方法として、蛇籠(じゃかご)を使う考え方もあります。
蛇籠は、石をかご状の金網に詰めて土留めや法面保護に使うものです。
コンクリートで固めるのと違い、水を抜きながら土を受けられるため、傾斜地の水対策と相性がよい場合があります。
ただし、蛇籠も置けば何でも解決するわけではありません。
・高さ
・土の状態
・水の量
・道路との距離
によっては、専門的な判断が必要です。
特に、道路側へ土が流れる心配がある場合は、見た目よりも安全性を優先して計画する必要があります。
【水抜き穴について】
水抜き穴は、土留めの下部に設けるのが基本です。
ただし、位置や数は、
・土留めの高さ
・土質
・水の集まり方
によって変わります。
また、穴の裏側には、
・砕石
・透水シート
を入れて、土で詰まらないようにすることが大切です。
水の流れを無理に止めると、別の場所へ負担がかかります。
どこから水が来て、どこへ逃がすのか。
庭全体の水の流れを見て計画することが重要です。
見た目を損なわずに考えるなら、
・植栽
・石
・蛇籠
を組み合わせる方法もあります。
土を押さえながら水を抜く。
この両方を考えることで、傾斜地の庭はかなり安心に近づくと思います。
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