リノベーション・リフォーム

室内ドアの蝶番を交換したい。種類とサイズの選び方

室内ドアの蝶番が錆びてきたり、キーキー音が鳴ったりするので、DIYで交換したいです。旗蝶番、平蝶番、儀星蝶番など種類があるようですが、既存のものと全く同じものでないと交換は難しいですか?自分ではどの蝶番か見分けがつきにくいので、既存の蝶番の種類の見分け方と、測るべき「サイズ(長さ、幅、軸の太さなど)」を教えてください。

ユーザー様
ユーザー様の相談
50代 / 男性
相談日:2025/12/16
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同じ種類で同じサイズなら別メーカーでも交換は可能
種類(旗蝶番・平蝶番・儀星蝶番など)が同じや、サイズ(長さ・幅・軸径・ビスピッチ)が近ければメーカーが違ってもほぼ交換できます。

次に種類ですが、
1.旗蝶番(はたちょうつがい)
室内ドアで最も多いタイプで、最近の住宅はほぼこれです。
<特徴>
ドア側と枠側が名前の通り「旗」のように片側だけに羽がついている
ドアを持ち上げるだけで外せる(上下分離式)
軸が露出している
取り付け面が片側だけ
★見分け方
ドアを少し持ち上げると「スポッ」と外れ、羽が片側だけ。
軸が上から下に向かって刺さっている
2.平蝶番(ひらちょうつがい)
昔の木製ドアや収納扉に多い。
<特徴>
左右に羽があり、折りたたむと平らになり、ドアと枠の両方にビスで固定されていて、軸は中央にあり、分離できない
★ 見分け方
羽が左右対称に2枚で、ドアを持ち上げても外れない
開くと「本のような形」をしている
3.儀星蝶番(ぎぼし蝶番)
和風の建具や古い家に多い。装飾的。
<特徴>
軸の上下に「飾り玉(ぎぼし)」が付いている
和風の意匠で取り付け面が細長い
★見分け方
軸の上下に丸い飾りがあり、和風のデザインで取り付け面が細い
4.3D蝶番(調整機能付き)
玄関ドアや高級室内ドアに多い。
<特徴>
ネジで上下・左右・前後調整ができ、見た目が堅牢にみえてカバーがあり、軸が見えない
★見分け方
カバーを外すと調整ネジが複数あり、軸が露出していない

蝶番は「見た目が似ていてもサイズが違う」ことが多いので、採寸しましょう。
ポイントは、
① 全長(縦の長さ)
蝶番を閉じた状態で、上から下までの長さ
② 羽の幅(片側の幅)
旗蝶番:羽の幅(片側だけ)
平蝶番:左右の羽の幅(両方)
③ 軸径(ピンの太さ)
旗蝶番の場合は特に重要で、軸径が違うとドアがガタついたり入らない
④ ビスピッチ(ビス穴の間隔)
既存の穴をそのまま使いたい場合は計測しましょう。
多少ズレても木なら埋め木して再固定。

キーキーなる程度であれば、多くの場合、潤滑剤(油)を可動部に刺してあげると止まる事があります。蝶番の上の部分から潤滑剤を垂れない様に先ずは塗布してみる事をおすすめします。

回答日:2025/12/16

回答内容は回答日時点のものです。