家の外まわり工事

外構屋に依頼する前の準備

外構工事の打ち合わせまでに用意しておく図面や要望書の作り方を教えてください。

ユーザー様
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50代 / 男性
相談日:2025/08/20
有限会社菅原工務店
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有限会社菅原工務店
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次の4つの図面を用意しておくとよいでしょう。

1.敷地配置図(配置図):土地の形状や建物の配置、道路や境界線が記載されている図面です。
外構工事の計画では最も基本的で重要な図面となります。
2.建物計画平面図(間取り図):建物を上から見た図面で、壁の位置や厚さなどがわかります。
テラスやフェンスの施工、動線計画に必要で、1階だけでなく可能なら全階の平面図も用意するとより良いです。
3.立面図:建物の外観を横から見た図面で、窓の位置や高さ、屋根の形状などが確認できます。
テラス屋根やカーポートの設置にあたっては、既存の建物との干渉を避けるために必須です。
4.建築地の住所や周辺環境の写真:現地の環境や近隣関係を把握するために役立ちます。
道路や隣接地の状況も知ることで、適したプラン提案が受けやすくなります。

要望書の作り方は以下の通りです。
まず施工主の氏名や連絡先、工事予定地の住所、家族構成といった基本情報を整理して伝えます。
加えて、自家用車の台数や車種についても共有しておくと、駐車スペースや動線計画に反映しやすくなります。

次に、具体的な要望を整理します。希望する外構のデザインイメージ(シンプル、和風、モダンなど)を伝え、使用したい素材や色の雰囲気についても明確にしておくとイメージの共有がスムーズです。
さらに、プライバシーをどの程度重視するか、植栽を取り入れるかどうか、照明の有無など、外構の機能面に関する希望も添えておくとよいでしょう。
生活スタイルに基づく動線のイメージを伝えることも大切です。家族の一日の流れや出勤・帰宅時間などを共有すると、玄関から駐車場、庭からリビングといった動線計画に具体的に反映されます。

また、予算やスケジュールについても明確にしておく必要があります。外構にかけられる予算の目安を提示し、工事の開始時期や完成希望時期を事前に伝えることで、見積もりや工程管理がスムーズに進みます。

最後に、参考資料を準備しておくと業者にイメージが伝わりやすくなります。自身で集めた外構の写真や雑誌の切り抜き、SNSのスクリーンショットなどを添付すれば、具体的な完成像を共有でき、仕上がりのズレを防ぐことにつながります。

回答日:2025/08/20

回答内容は回答日時点のものです。