玄関アプローチ素材の選択基準
玄関アプローチの素材をコンクリートか天然石で迷っています。耐久性とメンテナンスの違いを教えてください。
コンクリートと天然石それぞれについて、耐久性・メンテナンス・コストの3つにわけて説明します。
【コンクリート】
◾️耐久性:適切な施工と管理で30年以上の耐用年数が期待でき、標準的な環境であれば30〜40年、寒冷地や多雨地域でも25年以上持ちます。
圧縮強度が高く、乗用車の駐車にも耐えられるほど頑丈です。
◾️メンテナンス:日常は月1回程度の清掃で良く、落ち葉や汚れは早めに除去するのがポイント。
約5年ごとに表面のコーティング処理を行うと美観と耐久性を保てます。
冬の凍結や湿度の高い環境では、排水対策やシーリング点検、防錆処理などの追加ケアが必要になることがあります。
ひび割れが出た場合は早期補修が重要です。
◾️コスト面:初期費用は1㎡あたり2〜5万円程度。
中程度の価格帯で、メンテナンス費用は年間1〜2万円程度が目安です。
【天然石】
◾️耐久性:天然石は非常に耐久性が高く、20〜30年程度の使用が一般的で、風雨や経年による劣化にも強いです。
水はけが良く、防滑性もあるため、雨天時の安全性にも配慮されています。
ただし、石の種類によって耐久性や見た目の劣化具合は異なるので注意が必要です。
◾️メンテナンス:通常の掃除は水やブラシで砂や土を洗い流し、月に1回程度の中性洗剤を使った水拭きが効果的です。
ワックスをかけて仕上げることもありますが、歩行量の多い場所ではムラや摩耗に注意を払う必要があります。
黒ずみなどの汚れは専用の洗剤でケアしますが、強い酸性洗剤は石材を傷めるため注意が必要です。
◾️コスト面:天然石は高級感があり、価格は素材や施工によって幅広いですが、一般にコンクリートよりも高価格帯です。
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