悩み「管理組合が輪番制で実際には良く分からないまま過ぎていってしまいます。なり手がなく、交代しない所有者もいて長く続けている人の意見が通りがちになっているのが気になっています。
回答「まず、輪番制でも一気に交代する場合は継続性がなく良い方向には向かいません。マンションの所有所の中には意見を言う人と言わない人が顕著に分かれます。意見を言わない人、言えない人の声を拾い公平に運営する必要があります。マンション管理士が管理組合に入ることで公平な運営に変えることができます。」
悩みの本質がどこにあるかを考えます。例えば、管理費を抑えたいときに、何かをやめるのか、質を下げるのか、頻度を下げるのか、業者を変えるのかなど選択肢はいくつかあります。やめた場合に自分たちで運営すればその分の時間と労力は必要になります。管理組合やマンション管理は所有者の共同作業になるので、各マンションごとの正解を探るように心掛けています。
数値管理がもっとも得意です。人は感情の生き物なので、感情によってその時々の回答や考え方に変化がでます。しかし、数値に関しては変化の影響は少ないです。数値化できるものは数値化し、それを軸に管理組合員である所有者の方々に判断をゆだねる形で意思疎通と反映が行われます。