イベントをしたいと考えても、事前にどんな準備をすべきか、集客はできるかなどと不安を感じる人も多いでしょう。
そこで今回は、イベント集客を成功させるための準備はもちろん、具体的な方法や事例もご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
イベントの集客成功の秘訣は“事前準備”

イベントの集客が成功するかどうかは、下準備がどれだけできているかにかかっています。
「せっかく開催したのに人が集まらなかった」という最悪の事態を避けるために、以下のようなポイントを意識しながら準備を進めましょう。
イベントの開催する目的を明確化
何のために開催するイベントなのか、イベントの目的を明確にしましょう。当たり前に思えるかもしれませんが、この基本的な部分をおろそかにしているせいで、本来であれば興味を持ってくれた人に情報が届かないというケースはよくあります。
イベント開催の先にどんな成功を手に入れたいのか、具体的に考えてみてください。
さらに、何を持ってイベントが成功したと判断するのか基準も決めておきましょう。
「100人以上、集客する」「参加者の10%に商品を購入してもらう」「その場でSNSを開いてもらい、フォロワーを倍にする」など、定量的な目標を決めておくことをおすすめします。
ターゲットの絞り込む
イベントの開催にあたり、どんな方に集まって欲しいのかターゲットを絞り込みましょう。自分のビジネスのターゲットと同じ属性、例えば年齢や性別、居住エリアや収入などから設定すると良いでしょう。
「誰でもいいから集客したい」とターゲットが定まっていないイベントは、集客自体は成功しても、そこから先の売上に繋がりません。
例えば極端ですが、20代向けのプチプラコスメブランドが開催したイベントに、シニア世代の男性ばかりが集まってしまっては意味がありません。自社のサービスを利用してくれるのは誰か、どんな方に商品を購入してほしいのか、イベント開催時は改めて具体化しておく必要があります。
イベント参加者のメリットを分析
イベントで集客するためには、参加者にとってどんなメリットがあるかをしっかりアピールする必要があります。
「このイベントに行ったら、商品を試せる」「イベント参加者限定のクーポンがある」「ノベルティとして無料で商品を持ち帰れる」といったメリットがあると、興味がなかったという方でも「せっかくだし行ってみようかな」と参加のモチベーションは上がるものです。
ここで洗い出したメリットは、広告施策でも活用できます。誰から見てもメリットが明確に伝わるよう、とにかくわかりやすくアピールすることがポイントになります。
魅力を感じてもらえる施策を用意
イベントの開催目的、ターゲットが定まったら、イベント参加者に魅力を感じってもらえるような施策を検討しましょう。
先ほどのイベント参加のメリットの話にもつながりますが、開催目的やターゲット層と親和性のある人物をゲストに招いたり、参加者限定の特典を配布したりと、「イベントに行ってみたい!」と思ってもらえるような施策を用意することも集客には効果的です。
おすすめのイベント集客方法8選

ここからは、イベント集客を成功させるための具体的な方法をご紹介します。自社と相性のいい集客手段をいくつか組み合わせてみるのもおすすめです。
1.SNSでのイベント告知
自社のSNSアカウントのフォロワーは、すでに自社のビジネスに興味を持ってくれている見込み顧客、もしくは既存顧客です。ここでしっかり告知をすることで、集客につながります。
インスタ、X(旧Twitter)など各種SNSの特徴やメインユーザーの年齢層の違いを理解しておくと、運用方針を決める際に役立ちます。
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Instagramは女性や若年層にリーチしやすいのが特徴です。
写真を活用できるので、イベントで試せる商品の写真や、イベントの準備をしている風景などを載せてみてください。
X(旧Twitter)はメインユーザーとなる20〜30代に情報発信しやすいのが特徴です。
テキスト発信がメインなので、イベントの詳細をシンプルにまとめて発信可能です。拡散力も高いので、イベント告知と相性が良いと言えます。
TikTokは10代などの若い世代を呼び込みたい時におすすめです。
動画によるイベント告知として「○○というイベントを行うので、みなさんお越しください!」と呼びかけることも可能です。動画には開催者自らが出演して顔出しすることで安心感が生まれ、気軽に足を運んでみようと思ってもらえるきっかけ作りにもなります。
2.YouTubeでのイベント告知
YouTube動画を通じて、イベントの雰囲気や内容を視覚的に伝えられるため、高いプロモーション効果が期待できます。
動画の説明欄にイベントの詳細やリンクを掲載することはもちろん、動画に寄せられた視聴者のコメントに対して、リアルタイムでフィードバックを得ることも可能です。
SNS同様、YouTubeは無料で動画を投稿できるプラットフォームなので、予算を気にせず活用できるのもポイントです。
3.自社サイトやオウンドメディアでのイベント告知
自社サイトやオウンドメディアからイベント告知を行うメリットはたくさんあります。
まず、自社のマーケティング戦略に沿った独自のコンテンツを作成・配信できる点です。
イベント専用のランディングページを作成し、詳細なプログラムやアクセス情報などを包括的に掲載できることはもちろん、ブランドのトーンやスタイルに合わせた一貫性のある告知が可能となります。
他のメディアに依存せずに発信できるのもメリットと言えるでしょう。
また、サイト訪問者のメールアドレスを取得している場合は、メールでのフォローアップやリマインダーを送ることで、参加意欲を高める効果も期待できます。
さらに各SNSとの連携してシェア機能を活用することで、広範なオーディエンスへのリーチも可能となります。
4.メルマガ・LINEからイベント情報を配信

SNSと同じく、メルマガやLINEに登録済みの方も、初めから自社に興味を持ってくれている顧客層と言えます。
自社で顧客リストを管理している場合は、イベント告知の配信も容易に行うことができるでしょう。
ただし、SNSと大きく違うのは、不特定多数には情報が見てもらえないという点にあります。また、配信頻度が多いと、配信の登録を解除されてしまう可能性も考えられるでしょう。
そのため、「このメルマガ画面を見せてくれた方に、ノベルティをプレゼント」「このLINEのメッセージを受け取った方限定で、全品5%オフ」といった特典を用意するなど、会員登録をするメリットを感じてもらえるように工夫も必要です。
5.ポータルサイトの活用
各地のイベント情報をまとめたポータルサイトに掲載するのも1つの手段です。中には掲載料がかかる場合もありますが、無料で掲載できるサイトも存在します。
全国のイベントをまとめているサイトは、たくさんの人の目に触れやすいというメリットがある一方で、開催地から離れたエリアの方も含まれてしまうため、実際の集客効果はそこまで見込めないかもしれません。
その点、特定の市や区のイベント情報をまとめているポータルサイトは、実際にそのエリアに住んでいる人がメインユーザーとなるため、イベント内容に興味を持ってもらえれば集客効果が期待できます。
6.プレスリリースの公開
公式のプレスリリースを配信することで、一般来場者だけでなくメディアを呼べる可能性も高くなります。
プレスリリースを出すには、PR TIMESや@Pressといったプラットフォームへの登録が必要です。掲載原稿を作成し、公開するだけで簡単に配信できます。プレスリリースは、イベントが開催される1~2か月前を目安に出しておくことをおすすめします。
また、新聞社やWebサイトなど特定のメディアに直接メールなどでイベント情報を送付する方法もあります。
7.チラシやハガキなどのダイレクトメールを配布
特定のエリアから集客したいという場合には、チラシやハガキ・封書など紙のダイレクトメールの活用が効果的です。特に、インターネットやSNSを利用していない主婦やシニアといったデジタル非対応層にも確実に情報を届けることができます。
ダイレクトメールは、個別に届けられるため、受け取り手に対してパーソナルな印象を与えやすいといった効果があります。
物理的な形で手元に届くので、デジタルメディアと比べて目に触れる機会が多いと言えます。電子メールとは異なり、ダイレクトメールは物理的に存在するため、受け取り手が捨てない限り保管されやすいのも特徴です。
魅力的なデザインや質感の良い紙を使用することで創造的なアプローチも可能な一方で、デザイン業者に発注したり、ポスティングにもコストがかかってしまうのが。
これらのメリットを活かすことで、チラシやハガキなどのダイレクトメールを用いたイベント告知は、ターゲット層に確実に情報を届け、参加を促す効果的な手段となります。
8.フリーペーパーでのイベント告知
無料で配布されるフリーペーパーにイベント情報を掲載した場合、情報収集意欲の高い読者層にアプローチできます。地域密着型のフリーペーパーであれば、特定の地域住民に効率よく宣伝できるでしょう。
駅やカフェ、ショッピングセンターなど、多くの人が集まる場所で配布されるため、広範なリーチが可能となります。
また、フリーペーパーへの広告掲載は、一般的に他の広告媒体と比べてコストを抑えられるのも魅力です。
イベント集客の成功・失敗事例

ここからは、イベント開催における具体的な集客事例をまとめています。成功例とあわせて失敗例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【成功事例①】ショッピングモールの体験型イベント
全国展開のある大型ショッピングモールでは、体験を通じて感動を味わってもらうことを目的としたイベントを開催。来場者はモール内を自由に歩き回り、コンテンツとしてヨガや映画やオペラの鑑賞などを体験してもらった。
このイベントを通じて、老若男女問わず多くの方を集客することに成功。各店舗の売上が伸びただけでなく、モール内での出店を希望するテナントが増えた。
【成功事例②】ECサイトのポップアップストア出店
ケーキを取り扱うECサイトでは、期間限定のポップアップストアを出店するイベントを開催。
ECサイトでは実際に商品を見ることはできないが、イベントであればリアルに触れられると話題に。イベント時は、LINEの友だち追加で試食ができる特典を用意。
このイベントを開催した結果、ECサイトを知らなかった潜在層への認知拡大、さらにLINEの友だちが増えたことで接点が生まれ、商品情報を継続的に届けられるようになった。
【失敗事例①】コスメメーカーのメイク体験イベント
あるコスメメーカーでは、プロのメイクアップアーティストを招いてハイクオリティなメイクを体験できるイベントを開催。よりコスメの良さを知ってもらう目的で、自社の商品サンプルを特典として配布。
しかし、来場者がプロのメイクを体験するためには、自前のメイクを落とすことが必須条件。人前で素顔をさらすことに抵抗がある人がほとんどで、体験するハードルが高くなってしまった。さらにコスメブランドの認知度が低かったため、サンプルの訴求効果もそこまで見込めない結果となった。
【失敗事例②】地域イベント主催のハロウィーンイベント
ある町が主催する市民祭りとして、ハロウィーンイベントが開催された。
「東京などの都心で盛り上がっているから」という理由から、具体的な目的や成功の判断基準を定めないまま実施。
その結果、来場者のターゲット層がはっきりせず、ほとんど人が来ないままイベントは終了。隣町の大きなイベントと同日にすることで人が流れてくるだろうと安易に考えて、集客に失敗。
集客方法を工夫してイベントにたくさんの人を呼ぼう
この記事では、イベント集客成功のための秘訣や具体的な方法を解説しました。
イベントは、無目的で開いても決して成功することはありません。集客するためには、しっかりとターゲットを定めて準備を進める必要があります。時間やお金をかけて開いたイベントが失敗に終わらないよう、集客を工夫したくさんの人を集めましょう。