英会話スキルを活かして独立!仕事獲得方法や必要な準備を解説

近年、働き方が多様化し、開業・独立志向の人も多くなりました。英会話スキルを持っている人の中には「英語力を仕事に活かしたい」「フリーランスで自由に働きたい」と考える人も多いのではないでしょうか。そんな方々に向けて、英会話スキルを活かした職種や働き方、さらに独立後の仕事の探し方まで解説します。

英会話スキルを活かすフリーランスの働き方

独立には個人事業主と法人化の選択肢があります。英会話スキルを活かして手軽に事業を開始したいなら、個人事業主としてフリーランスでスタートするのがおすすめ。フリーランスの働き方にはさまざまな形態がありますが、ここでは主な2つの方法を紹介します。

独自サービスを展開して個人顧客を持つ

具体例:自分の英会話教室を開業、外国人向け民泊・観光案内など

完全に自分で英語を使ったサービスを立ち上げ、事業展開していく方法です。英会話教室や翻訳・通訳、外国人向けサービスなど、サービス内容も価格も自由に決定できます。自分のやりたいことが明確な方や、誰にも縛られずに働きたい方に適しています。

メリット

  • 自由なスケジュール: 個人顧客との契約により、仕事のスケジュールを柔軟に調整可能
  • 収入向上の可能性:自分次第でいくらでも収入を上げることが可能

デメリット

  • 収入の不安定性: : 個人顧客の契約が安定しない場合、収入が不安定になるリスクもある
  • マーケティングの必要性: 独自サービスを展開するには、自身でのマーケティングが必要であり、そのための時間や労力がかかる

業務委託契約を結び企業と働く

具体例:英会話教室の非常勤講師、コーポレートサイトの翻訳、外国人スタッフのサポートなど

英会話スキルを求めている企業と業務委託契約を結び、働く方法があります。契約によっては働く時間やルールが決められており、自由度は低め。自分でイチからコースや料金設定を考えたくない人には、適した働き方と言えるでしょう。

メリット

  • 安定した収入: 業務委託契約により、定期的な仕事が確保され、安定した収入を得ることが可能
  • 専門性の向上: 企業との協力により、特定の分野でのスキルや専門知識を向上させる機会が増える
  • 孤独感からの解放:定期的なミーティングなどがあり、チーム感がうまれる

デメリット

  • 依存度の高さ: その企業の状況に左右される可能性がある
  • 固定の仕事量: 契約に基づいて仕事をこなすため、自身の仕事量や時間の調整が難しい

英会話スキルを活かした職種

英会話スキルや経験を生かして選べる職種は多岐にわたります。以下、その具体例を紹介します。

通訳・翻訳

通訳・翻訳はフリーランスで活動する人が多く、英会話スキルを持つ人にとって非常に人気のある職種です。英語力だけでなく、豊富な経験や理解力、場合によって専門知識も求められます。

今後はさらなるAIの進化によって、通訳・翻訳は需要が危ぶまれている側面も。英語力以外のスキルも磨いておくことが必要です。

英語講師日本語講師

英語力を活かして英語講師としてだけでなく、日本語講師としても活動できます。日本語講師は、日本語を母語としない外国人に対して日本語を教えます。さらに、日本の文化やトレンドも英語で教えられないといけません。

ビジネスサポート

英語の資料作成や英文メール作成の代行など、ビジネス全般においてのサポートを請け負う仕事があります。小規模事業者の中には英語で苦戦している企業も少なくないのが現状です。そのような企業に対するサポートサービスは重宝されます。近年は一部の業務だけを外注する傾向が高くなっています。

英語の司会

日本語と英語で話す司会者の仕事があります。たとえば、外国人と日本人の結婚式や、企業のパーティーなどさまざまなシーンで必要とされます。リハーサルや台本がない場合もあり、柔軟性と対応力を求められる仕事です。

英会話で独立後に仕事を探す方法

英会話に関連する職種や働き方を理解したところで、代表的なお仕事獲得方法を紹介します。

マッチングサイトで顧客を探す

英語力を提供したい人と、その英語力を求めている人をマッチングするプラットフォームで仕事を探す方法があります。マッチングサイトには依頼したいという意思を持った人が集まるため、効果的に仕事に繋がる可能性も!

クラウドソーシングサイトで案件を探す

仕事の案件を提示するクライアントと、受注者が集まるクラウドソーシングで案件を探す方法があります。気になる案件を自分で見つけて応募するという点において、誰かが仕事をマッチしてくれるマッチングサイトと異なります。

クラウドソーシングサイトにはさまざまな案件が掲載されています。英語を活かした仕事の選択肢を知りたい場合は、まずクラウドソーシングサイトで案件を確認するとよいでしょう。

求人サイトから顧客・案件を探す

一般求人サイトには、正社員雇用以外にも業務委託の案件も掲載されています。案件ベースではなく、定期的な仕事受注のケースがほとんど。複数の求人サイトに登録しておくことがおすすめです。

エージェントに登録する

エージェントに登録しておくと、案件を定期的に紹介してくれます。経験や自身の強み、やりたい仕事などを丁寧に記載しておくことで、積極的にお仕事を紹介してくれるでしょう。

独立するために必要な準備

英語力を活かして独立するために、開業前にやっておくべきことを紹介します。

集客に役立つ資格を取得

上記で紹介したような職種であれば、資格がなくても開業可能です。しかし、資格があると権威性がつき、集客に役立ちます。さらに、英語を使った専門的な職種では収入アップの可能性も。

競合を調査

特に個人サービスで開業をする人は、競合になる他サービスをチェックしておくべきです。料金設定やレッスンプランなど、参考になる部分は表にまとめて書き出しておきましょう。

英会話教室の競合調査をする場合、以下のような点がチェック項目となります。

  • 同様の地域に存在する他の英会話教室の数と特徴
  • 競合他社の授業料やプランの価格帯
  • 各教室の生徒層(年齢、職業、目標など)
  • 教室の立地
  • レッスンプランと特徴
  • 生徒満足度と評判
  • 競合他社の広告手法と媒体(SNS、新聞、フライヤーなど)
  • 教室の特長や差別化ポイント

最低でも5社は調査し、表にまとめて書き出しておきましょう。この表は、自分のサービスの価格やプランの作成に役立ちます。

資金の準備

英会話教室などのテナントを借りない限り、費用をかけずに開業可能です。必要経費の例最低限かかる費用の例としては、以下のようなものがあります。

  • 広告宣伝費用(数千円~)
  • インターネット接続料(数千円~)

ただし費用を抑えて事業をスタートできますが、独立直後は案件が決まらなかったり、集客に苦戦したり、売上がゼロなんてことも。半年くらいは収入がなくても生活できるだけの資金を貯めておきましょう。

開業届を提出するための資料集め

個人事業主として開業する際には、「開業届」が必要です。また、開業届と一緒に「青色申告承認申請書」も税務署に提出することをおすすめします。青色申告を選択することで、確定申告時に大きな節税効果が期待できます。「開業届」と「青色申告承認申請書」、両方の書類を一緒に準備しておきましょう。

まとめ

英語力を活かして独立したいと考える方に向けて、英会話を使ったさまざまな働き方を紹介しました。何から始めればいいか困ったら、まずは、マッチングプラットフォーム「ゼヒトモ」に登録してみてはいかがでしょう?

「英会話レッスン」や「英語通訳」のカテゴリーが用意されており、手軽に集客を開始できます。登録料は無料なので、気軽に始めてみたい方はぜひ検討してみてください。