家の外まわり工事

予算100万円で「土工事」から「フェンス設置」まで完結させる優先順位

予算100万円で、荒れた庭を整地し、目隠しフェンスと一部タイル貼りを計画中です。整地や残土処分といった「見えない下地工事」にどの程度の割合を割くべきでしょうか?100万円という枠内で、将来的な沈下や歪みを防ぐための最低限必要な工事範囲を教えてください。

ユーザー様
ユーザー様の相談
40代 / 女性
相談日:2026/04/27
有限会社庭仁
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有限会社庭仁
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整地や残土処分といった「見えない下地工事」にどれくらいの割合を割くべきか、というご質問ですが、まず大前提として、残土の扱い方ひとつで予算配分は大きく変わります。

【残土は処分しないで使えるか考える】
工事で出た材の扱いは、内容によって分かれます。コンクリートがらなどがたくさん出た場合は、リサイクル施設や産廃へ持っていくのが基本で、これは避けられない費用になります。一方で、残土の場合は話が違います。使える土であれば、庭の中で高低差をつけるのに使えますので、捨てずに庭の景色を作るのに活用してください。

たとえば、フラットな庭を緩やかな起伏のある立体的な庭にすれば、植栽の見え方や奥行き感が変わります。残土処分費がそのままデザインの素材費になるわけですから、これは大きいです。

ポイントは、残土を使えるようなデザイン・設計を最初から考えておくこと。「全部平らにしたい」と決めてしまうと、出た残土はすべて処分対象になり、その費用が予算を圧迫します。「どこに盛って、どこを下げるか」を設計段階で決めておくだけで、残土処分費を大幅に圧縮できます。

もちろん、敷地の条件や用途上、全て平らにしたい場合は、残土処分が必要になります。その際は処分費をきちんと予算に組み込んでおいてください。

【見えない下地工事について】
下地をしっかりしておかないと、後で問題が出てきます。具体的には、テラスやタイル面にヒビ(クラック)が入る、段差が後からできてくる、少し地盤沈下する、といったトラブルです。

こういったトラブルは、施工直後ではなく数年経ってから現れるのが厄介なところです。お客様としては「ちゃんと工事してもらったはずなのに」と感じるんですが、原因はほぼ100%、目に見えない下地の施工不良にあります。

だからこそ、全体の水勾配、表面排水、雨水の浸透まで含めて、地面の下の設計を考えてから工事に入ることが大切です。見えるところだけ表面的に綺麗になっていても、数年で傷んでくることは十分に考えられます。

回答日:2026/05/07

回答内容は回答日時点のものです。