電気工事業で独立する方法とは?必要な準備や独立するメリット・デメリットを解説

電気工事のお仕事をしている方で「そろそろ独立したいが何をしていいかわからない」「自分で会社を始めるにはどうすればいい?」と悩んでいる方は多いです。そこで今回は、電気工事業で独立するのに必要な準備と、独立後に売上を安定させるコツについて解説します。

電気工事業での独立に必要な準備

電気工事 独立 1枚目

電気工事業で独立するために何が必要か、4つにわけて解説します。

資金調達

電気工事業で独立するため、まずは資金が必要です。「いくら貯めれば開業できる」という明確な基準はありませんが、一般的に400~700万円ほどが目安となっています。ただし資金は多くて困ることはないため、できるだけ潤沢に準備しましょう。

ちなみに、電気工事業として「受給資格者創業支援助成金」を受ける場合、口座に500万円以上の資金が必要です。さらに「2021年度新規開業実態調査」によると、開業費用の平均は941万円となっています。

資格の取得と登録

電気工事業で独立するためには、電気工事士の資格が必須です。実務経験不要の二種でも起業できますが、実際に仕事を請け負うことを考えると、一種も取得しておきましょう。その他にも、持っていると役立つ資格は多いです。

電気主任技術者は、発電所や変電所、工場、ビル、商業施設といった場所で受電設備や配線などの仕事を行うために必要です。電気工事施工管理技士は1級と2級があり、1級を持っていると特定建設業において営業所ごとに配置する専任の技術者や、現場での監理技術者を務められるようになります。

また、電気工事業法により仕事をする前に登録電気工事業者としての登録が必要となります。また、もしものときのために一人親方労災保険に加入しておきましょう。

ツールの購入

電気工事業を営むためには、最低限のツールが必要です。現場で腰にぶらさげる道具として代表的なのが、ペンチ、ニッパー、ドライバー、電工ナイフ、電工レンチハンマー、メジャー、安全帯、電工ホルダーです。さらにトリッパーCVや高圧用ケーブルストリッパー、アース棒打込みに使える工具、ショートタイプラチェットレンチなども持っていると便利でしょう。

また、現場に向かうための車も必要です。工具を積み込むため、あまり小型の車両はやめましょう。工具や大きな荷物を置いておくため、倉庫が必要になることもあります。これらはすべて、購入せずともリースするという選択肢があります。初期費用を抑えたい方は、リースも検討してみてください。

保険や税金への対応

雇われているときには保険や税金は会社が払ってくれますが、独立したらすべて自分で対応して支払わなけれななりません。健康保険や国民年金、市民税をしっかり収めましょう。収入が増えてきたら、税理士などを頼るのも一手です。

電気工事業として独立したときの年収は?

電気工事 独立 2枚目

電気工事業で独立するとどのくらい稼げるのか、基準があるわけではありませんが、一つの目安となるのが年収600万円です。ただし会社員の給与と違い、月によって、そして年によって収入は変動します。

たとえば真夏と真冬はエアコン設置のハイシーズンになるため、月収100万円を超える電気工事業の方もいます。一方、閑散期はそこまで収入が伸びず、不安を抱えている方も多いでしょう。

電気工事業での独立後に売上を安定させるコツ

電気工事 独立 3枚目

電気工事業で独立した後に売上を安定させるため、3つのポイントが重要です。

常に新規案件を探す

電気工事業で独立したら、まずは営業力を身につけ顧客を獲得しなくてはなりません。一定の取引先が確保できた後は既存の仕事だけやっていこうとする方もいるのですが、新規案件は常に探しておきましょう。

今ある現場もいつ切られるかわからないため、つねにアンテナを立てリスクヘッジすることが大切です。また、自社を知ってもらうために広告を打ったり人脈を広げたりといった活動も重要です。

下請けの仕事をこなす

いわゆる下請けとしての仕事は、長期間一定の収益を確保するのに役立ちます。ずっと下請け仕事だけをしていると取引先に依存した状態になるため良くないですが、初めのうちは下請け案件を受けて実績を積むことに意味があります。

業務を効率化する

電気工事業はまだまだアナログな仕事のやり方をしている方も多いですが、売上を安定化させるためにはデジタルへの移行が必要です。たとえば経理に関しても、紙の請求書や領収書帳簿をつけるより、会計ソフトを使った方がかかる時間は短いです。そうして効率化した時間で本業に注力しましょう。

電気工事業で独立するメリットとデメリット

電気工事業で独立するとどんなメリットとデメリットがあるかを解説します。

メリット

会社員として働く限りは、収入の上限が決まっています。しかし独立すれば仕事をやればやっただけ稼げるようになります。また、自分でやりたい仕事を選べる点も大きなメリットです。「こういうキャリアを積みたいからこんな仕事がしたい」「失礼な取引先との仕事はしたくない」など、自分の気持ちに沿って働けます。

また、どのくらいのペースで働くかも自分次第です。稼ぎ時に一気に案件をこなして、閑散期にはプライベート重視でまったり暮らすといった生活も実現できます。さらに、電気工事はライフラインであるため、将来的になくなりません。数十年後も案件がある可能性が非常に高い点は、独立する方にとって大きな安心材料でしょう。

デメリット

企業に所属しているうちは研修の機会があり、会社が用意する資金や時間で自分のスキルを伸ばすことができます。しかし独立するとそういったお膳立てをされることがなく、基本的に新しい技術などは自分で学ばなくてはなりません。何か課題があっても、自分で解決策を考え行動する必要があります。

また、収入の安定性が失われます。自営業の収入は青天井ですが、下限も決まっていません。思うように案件が取れなかったり、安い単価で契約してしまったりすると、独立前より大きく収入減源する可能性もあるでしょう。

電気工事業で独立する前にしっかり準備を固めよう

 

電気工事業で独立するには、専門的な知識やスキルと、集客するための営業力が必要です。どちらについても万全の準備を固めてから、独立しましょう。

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