昨今のリモートワークの普及や少子化、高齢化により、引っ越しの需要は減少傾向にあります。さらに大手引っ越し業者の寡占傾向が続いており、中小規模の引っ越し業者にとっては厳しい状況が続いています。
このような状況を打破するには、新しい集客方法の検討が必要です。とくに昨今は、Web上での集客が欠かせません。本記事では、比較的新しいWeb上での集客方法と、以前から利用されている集客方法をそれぞれ解説します。

目次
引っ越し業界の現状

引っ越し業界は、運転手と人員、ノウハウがあれば比較的容易に参入できるため、多くの企業がサービスを展開しているのが現状です。
しかし、昨今のリモートワークの増加や高齢化、少子化により需要は減少傾向にあり、多くの企業が厳しい競争にさらされています。そのため、サービス体制や輸送のネットワークが充実している大手企業は、中小企業より優位な立場にあることは変わりません。
ほかにも、引っ越し業界全体を悩ませている問題として、慢性的な人手不足が挙げられます。人員を手配できず、顧客の希望日に引っ越しできないケースが増えてきているのです。
人手不足による機会損失をなくすために、企業はさまざまな方法で人員確保や育成に取り組んでいます。このような厳しい状況のもと、集客を増やすのは容易ではありません。限りある予算のなか、効果的に広告を展開しなければなりません。
引っ越し業界が集客で成功するポイント

引っ越し業界が集客で成功するためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここでは、3つの重要なポイントをお伝えします。
自社の強みを分析する
効果的な集客のためには、まずは自社の強みを分析する必要があります。サービス内容や料金、補償内容などの要素を細かく確認し、競合他社よりも優れている点を確認します。
たとえば、地域密着の引っ越し業者であれば、大手企業よりも細やかなサービスが安心と高い評価を得られるかもしれません。自社の強みは、そのまま他社との差別化にもなりえるでしょう。
自社の強みがよくわからない場合は、SWOT分析がおすすめです。SWOT分析とは、自社の外部環境と内部環境をStrength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の4つの要素で分析する方法です。
SWOT分析では、現状における自社の強みだけでなく、改善点や将来の問題点までも幅広く洗い出せます。
ターゲットを設定する
自社の強みを明確にした後は、どのような顧客をターゲットにするのか設定する必要があります。顧客によって、求めるサービスは異なります。引っ越し業者を選ぶ場合、単身住まいの女性であれば、女性スタッフにお任せしたいとスタッフ重視で引っ越し業者を選ぶ方が多いでしょう。
一方、単身住まいのビジネスパーソンであれば、スタッフや料金よりもサービス内容を重視するかもしれません。ターゲットを細かく設定することで、どのようなサービスが求められているのか、どういった集客方法が効果的なのかが見えてきます。
キャンペーンを打ち出す
引っ越し業者の集客を成功させるひとつの方法は、キャンペーンを打ち出すことです。たとえば「3か月前までの予約で引っ越し料金50%オフ」や「今なら転居先のお掃除込み」など、魅力的なキャンペーンを打ち出すことで新規顧客を開拓できます。キャンペーンを打ち出す場合も、ターゲットとする顧客に刺さる内容がおすすめです。
引っ越し業者の集客方法【オンライン】

引っ越し業者に向けた集客方法は、インターネットを使ったオンライン広告と、インターネットを使わないオフライン広告の2種類に分けられます。ここでは、オンライン広告を4つご紹介します。
SEO対策
引っ越し業者の集客方法に効果的なのが、SEO対策です。SEOとは、検索エンジン最適化ともいい、GoogleやYahooでの検索結果のページ上位に、自社のWEBページを表示させる方法です。ホームページ集客を行っている場合、自社のWEBページを上位に表示できれば、自社を直接知らない方へもアプローチでき顧客獲得へつながります。
SEO対策には、キーワード選定など専門的な知識が必要です。料金はかかるものの、専門の会社に依頼することで成約件数が増えるなど、大きなメリットが得られます。デメリットとしては、効果が出るまでに時間がかかることです。じっくりと、時間をかけて取り組むことが成功の秘訣です。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo検索した結果に合わせて表示されるテキスト広告のことです。リスティング広告は、見込み客がクリックしてくれる確率は高いため、効果的に集客できます。
たとえば、神奈川県にある引っ越し業者であれば、「神奈川県 引っ越し業者」で検索した結果のページに広告を載せることで、見込み客に直接アプローチすることが可能です。
ある程度のエリアを絞れるというメリットがあるものの、競合が参入するとクリック単価が上がり、費用対効果が合わなくなるというデメリットが生じます。
リスティング広告だけに集中するのではなく、ほかの広告も併用するほうがよいでしょう。
MEO
実店舗を持っている引っ越し業者にとって、MEOは効果的な集客方法です。MEOはマップエンジン最適化ともいわれ、Googleマップに登録されている会社を上位に表示させることで集客を図ります。
広告を載せる方法は、Googleマイビジネスに登録するだけと簡単です。登録は無料のため、中小企業のように予算に限りがある場合でも取り組みやすいのがメリットです。
MEOは費用がほとんどかからないものの、広告のようにすぐに結果が出る集客方法ではありません。地道に、質の高い口コミを集めることが集客へのカギです。結果が出るまでに、時間をかけて対策を取る必要があります。
マッチングサイト
ポータルサイトといわれる、マッチングサイトへの集客方法もおすすめです。多くの見込み客に一括でアプローチできるなど、窓口を広げられる点が大きなメリットといえるでしょう。ただし、競合他社が多く、価格競争が起こりやすいのはデメリットです。
さまざまなポータルサイトがありますが、引っ越し業界に強いマッチングサイトを選ぶことも重要です。オンラインでの広告が苦手という方は、ポータルサイトからはじめてみてもよいでしょう。
引っ越し業者の集客方法【オフライン】

ここでは、引っ越し業者向けのオフライン広告を2つご紹介します。以前からある代表的な集客方法ですが、今でも顧客獲得に効果的です。
ポスティング
ポスティングは、配布地域を細かく絞ってチラシを配布できる点がメリットです。地元密着で営業をしている引っ越し業者であれば、費用効果の高い集客方法です。インターネットを普段使わない顧客にも、直接アプローチできます。
ただし、チラシは簡単に捨てられることが多いため、魅力的なチラシ作成が必要不可欠です。チラシ作成に合わせて、キャンペーンを打ち出すなどの工夫も大事でしょう。
チラシにQRコードを載せておくことで、自社のホームページに顧客を呼び込むことも可能です。オンライン広告とオフライン広告を併用することで相乗効果を期待できます。
看板広告
看板広告は、特定地域の幅広い顧客に自社を知ってもらうのに優れた集客方法です。繰り返し同じ看板を見てもらうことで、自社の名前や内容を覚えてもらえます。広告には一定の料金はかかりますが、継続的な効果が期待できます。
看板広告には屋上看板や壁面看板、突き出し看板など多種多様な看板があるため、企業のイメージやアピール内容に合わせて、設置場所や看板の種類を選ぶことが大切です。とくに、地元密着で営業している引っ越し業者におすすめです。
引っ越し業者の集客には、オンラインとオフラインの併用が効果的!
引っ越し業者の集客には、自社の強みを把握した上で、オンライン広告とチラシなどのオフライン広告を併用することが大切です。ベストな集客方法がわかれば、大手に負けず多くの顧客を獲得できるでしょう。
そのためにもWEB広告が欠かせませんが、インターネットが苦手という方には、マッチングサイトがおすすめです。興味のある方は、試しに登録してみてはいかがでしょうか。