パーソナルトレーナーとして働くために、資格はいりません。しかし、身に付けておくとよいスキルはあります。この記事では、パーソナルトレーナーとして働くことを検討中の方に向けて、必要なスキルや経験を解説します。実際に経験を積む方法や独学で取れる資格を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次
パーソナルトレーナーになるのに資格はいらない!その理由とは?

パーソナルトレーナーになるために、資格は必要ありません。そのため、未経験でもパーソナルトレーナーとして働けます。ここでは、なぜパーソナルトレーナーになるのに資格が不要なのか、その理由を解説します。
資格取得は必須ではないため
パーソナルトレーナーは、資格なしでも始められる仕事です。資格取得が必須ではないため、資格を持っていない未経験の状態でもパーソナルトレーナーになれます。トレーニングに関するスキルや知識は、実際の指導を通じて経験として身に付けていくことになるでしょう。
お客様は資格を持っているかは気にしないため
お客様はパーソナルトレーナーを選ぶときに、担当者が資格を持っているかどうかをあまり気にしない傾向にあります。取得資格に関してプロフィールに記載があっても、素人にはどのような資格なのかがわからないためです。
ただし、資格を取得しておけば、トレーナーとして高い知識・能力があると評価され、ジムなどに就職しやすくなるでしょう。資格は独学でも取得可能なため、時間に余裕のある方は挑戦してみてください。
資格がない場合はどんなスキルを身に付ければいい?

パーソナルトレーナーとして働きたい場合は、資格取得の代わりにどのようなスキルや知識を身に付けておく必要があるのでしょうか。未経験の方がパーソナルトレーナーになる際、身に付けておきたいスキルを2つ紹介します。
コミュニケーション力
まずは、コミュニケーション力を養っておきましょう。パーソナルトレーナーの仕事のなかでもコミュニケーション力は非常に大事なスキルといえます。なぜなら、お客様へ指導する際にトレーニング方法や知識をわかりやすく伝える必要があるためです。
いくら豊富な知識があっても、相手に伝わらなければ意味がありません。トレーニングの効果を十分発揮できない可能性もあります。結果的にお客様の目標を達成できず、自身の評価を下げることにもつながるでしょう。
栄養学やトレーニングの知識
栄養学やトレーニングの知識もしっかり身に付けておきたいところです。パーソナルトレーナーは、お客様の目標や希望に応じてトレーニング指導していきます。
その際、ボディメイクや体型維持、ダイエットを行うには食事管理などの栄養学の知識が必要です。必要なトレーニングがわかっていてもやり方が間違っていれば、お客様のケガにつながる可能性があります。
パーソナルトレーナーとしての実績を積む方法

パーソナルトレーナーとして資格のない状況では、実績を積むことも重要です。未経験者の場合、就職に苦戦することも考えられるでしょう。ここでは、未経験者が実績を積む方法について解説します。
ジムでアルバイトをしてみる
資格がない未経験のパーソナルトレーナーが実績を積む方法として、ジムでアルバイトしながら下積みをする方法があります。社員として就職することは難しいかもしれませんが、アルバイトであれば求人もあるため、実績を積むためには有効な方法といえるでしょう。
先輩パーソナルトレーナーからマシンについての知識や操作方法、身体の仕組み、トレーニング方法などを学ぶことが可能です。また、パーソナルトレーナーがお客様とどのように接しているのか間近で見聞きできるため、コミュニケーション力強化の勉強にもなることでしょう。
さらに下積み経験を重ねることで、実際に自分がパーソナルトレーナーとして指導する際の自信につながるメリットもあります。
トレーナースクールに通ってみる
資格がない未経験のパーソナルトレーナーが実績を積む方法として、パーソナルトレーナー育成スクールに通うことも1つの手です。独学で勉強する方法もありますが、トレーナー育成スクールであれば、現役のトレーナーから専門的な知識を得られます。
資格取得よりも知識と経験がカギを握る世界だからこそ、現役トレーナーから学ぶことが大切です。パーソナルトレーニングの指導方法やスキルはもちろん、ジム経営に関する知識や集客に関するノウハウなども学べます。また、勉強を通じて自分自身のトレーニングを行える点も魅力です。
独学での勉強やアルバイトとして学ぶことと比べて、パーソナルトレーナーに必要なことを体系的・効率的に学べ、さらに経験も積んでいけるのがトレーナースクールならではのメリットだといえるでしょう。ただし、通学には授業料が発生します。スクールによって異なりますが、数十万円程度かかり決して安い金額ではないため、しっかり検討してから決めなくてはいけません。
パーソナルトレーナーの資格一覧

資格がなくてもパーソナルトレーナーになることは可能です。ただし、資格があるに越したことはありません。資格があることで働き口が広がるほか、お客様の信頼度も上がることでしょう。
ここでは、独学でも取れる資格を3つ紹介します。資格によっては取得することで会員になれ、会員価格でイベントに参加できたり、キャリアアップ講座を割引価格で受講できたりするなど、さまざまなメリットが得られます。
NSCA
NSCA(National Strength and Conditioning Association)は、コンディショニングやストレングストレーニングに関する教育団体です。
NSCAの認定資格取得者数は、全世界で延べ55,000名を超えています(2021年6月現在)。日本語で受験が可能なNSCA認定資格は2つあります。CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)とNSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)です。これらは、業界において初めて全米資格認定委員会(NCCA)の認定を受けた資格でもあります。
【CSCS】
CSCSは、傷害予防とスポーツパフォーマンス向上を目的とした、安全で効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識と技能を有する人材を認定する資格です。ストレングス&コンディショニングの認定資格として唯一、NCCAの承認を受けている資格でもあります。
2022年度の合格率は約55%、受験費用は50,200円です。トレーナーとして経験がある方やトレーナースクールでスキルを取得している人であれば独学でも取得できるでしょう。ただし、トレーナーとして未経験の場合は実技スキルを取得できないため、取得ハードルが高くなってしまいます。
【NSCA-CPT】
NSCA-CPTは、健康と体力のニーズに関して、評価・動機づけ・教育・トレーニングやコンディショニング全般の指導を行う専門的能力を持つ人材を認定する資格です。2022年度の合格率は約82%、受験費用は46,000円です。こちらは独学でも取得が可能ですが、トレーナーとしての経験などがあると、出題内容を理解しやすいでしょう。
NESTA
NESTAとは「全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(National Exercise & Sports Trainers Association)」のことを指します。NESTAが発行している資格が、「PFT認定資格(パーソナル・フィットネストレーナー認定資格)」です。
NESTA-PFTでは「パーソナルトレーナーの資質」として必要な項目について学びます。具体的には「人の身体に関する幅広い知識」「科学的根拠に基づく高い指導技術」「クライアントとの接し方」「自分を売り込み、顧客を得るためのビジネススキル」の4項目です。
NESTA-PFTの資格を取得すると、ビジネス成功に向けた支援が受けられます。有資格者だけが利用できる「資格ホルダー限定物販制度」があり、スポーツ用品やフィットネス用品を特別価格で購入可能です。
合格率は60%前後といわれており、独学でも合格を狙えます。試験を受ける方法としては、ダイレクトコース、ゼミコース、Webコースの3コースあり、それぞれ必要な費用が異なるため、注意が必要です。
JATI
JATIとは「日本トレーニング指導者協会(Japan Association of Training Instructors)」の略称で、そこで発行されている認定資格が「JATI-ATI」です。トレーニング指導に携わる人々が、競技力向上や健康づくりを通じて社会貢献することを目的としています。
国内の認定資格のなかでもよく知られた存在で、パーソナルトレーナーとしてジムと業務委託契約で活動する際に、この資格が必須であるジムも多いようです。
JATIの資格は、レベルに応じて以下の3つの段階に分かれています。
- トレーニング指導者(JATI-ATI)
- 上級トレーニング指導者(JATI-AATI)
- 特別上級トレーニング指導者(JATI-SATI)
資格を取得するには、まずJATIに入会する必要があります。その後、養成講習会を受講し学習課題を提出してから、トレーニング指導者認定試験を受ける流れです。資格を受けるまでには、入会金や講習会受講料、受験料を含め、157,400円の費用がかかります。試験合格率は、約90%と高いようです。
また、スクールなどでJATI認定試験に必要な科目を履修し、養成講習会参加や自己学習課題提出を免除された方も受験できます。合格率は約60%ということで、講習会を受けた方々より約30%低い結果です。時間に融通がきくのであれば、働きながらでも資格取得は可能でしょう。
パーソナルトレーナーとしての専門的な知識やスキルを身に付けよう
専門的な知識やスキルを活かせば、資格がなくてもパーソナルトレーナーとして活躍できるでしょう。時間に余裕があれば、資格を取得することもおすすめです。一定の経験が身に付いたら、新規集客への注力もぜひご検討ください。
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