リフォーム会社起業時の検討ポイントと失敗しないための集客方法

リフォーム事業は、特別な資格や高額な資金を必要としないため参入がしやすく、独立したい方に人気があります。しかし起業したあと、順調に事業が大きくなるかどうかは経営者の腕次第です。とくに、集客がうまくいかず失敗する事例は数多く、起業後の集客が成功のカギといえるでしょう。

この記事では、リフォーム会社を起業する際に検討すべきポイントや、リフォーム会社におすすめの集客方法について説明します。リフォーム会社の起業を計画している方や、起業後の集客に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

リフォーム会社を起業する際に検討すべきポイント

リフォーム事業で独立する際に、検討すべきポイントがいくつかあります。とくに必要となる資格や、効果的な集客のために重要となる自社の方向性やターゲットについては、時間をかけて慎重に考えなければなりません。

個人か法人か

リフォーム会社を起業する場合は、個人事業主となるか、または法人を設立するかを検討する必要があります。個人事業主は、開業届を出せばすぐに独立して事業をおこなえる手軽さがメリットです。しかし、自分で煩雑なマーケティングや経理をおこなう必要があります。

一方、最初から法人を設立する場合は、社会的な信用を得られる反面、さまざまな手続きが必要です。しかし、節税効果のメリットが大きいため、起業スタート時からある程度の集客が見込める場合は、法人を設立してもよいかもしれません。

大手企業のフランチャイズも選択肢のひとつです。フランチャイズであれば、売上に直結するノウハウが得られます。イチから全てを自分で準備する起業より、安心して事業をスタートできるでしょう。ただし、売上に対して支払わなければならないロイヤリティが発生することや、自分主導で事業を進められないといったデメリットがあります。

個人事業主となるか、または法人設立して会社としてやっていくか迷った場合は、個人事業主でスタートし徐々に大きくしていくほうが賢明だといえるでしょう。なぜなら、スタートしたばかりの頃は、利益もそれほど多くなく、税金対策まで考える必要はないからです。会社が大きくなり、税金対策などが必要になった際に法人の設立を考えても遅くありません。

起業するために必要な資格があるか

リフォーム事業をおこなうために必要となる資格があるかどうかは、起業する前にきちんと確認する必要があります。

基本的に請負金額が500万円未満の工事であれば、特別な資格は必要ありません。ただし、請負金額が500万円以上の場合は、都道府県の建設業許可が必要です。独立し、十分な集客ができるようになったら、建設業許可の取得を考えましょう。

自社の方向性やターゲット

リフォーム事業にはさまざまな内容が含まれるため、独立する前に自社の方向性やターゲットを検討しなければなりません。

たとえば、リフォーム全般を請け負うのではなく、住宅デザインやインテリアなどの周辺領域のみを請け負うスタイルも考えられるでしょう。工事は下請けに任せ、集客などの営業に注力する経営者もいます。

また、ターゲットとする年齢層や属性の検討も必要です。20〜40代の子育て世帯がターゲットなのか、または介護のためのリフォームを考える50代以降の年齢層がターゲットなのかでは、集客のアプローチの仕方が異なります。

方向性やターゲットにブレがある状態でやみくもに広告を出しても、費用がかさむばかりで思ったような集客につながりません。集客が成功のカギであることを考えると、方向性やターゲットがいかに重要なのかがわかるのではないでしょうか。

失敗しないために大切な集客方法4選

ここでは、リフォーム会社の起業に失敗しないための集客方法を4つ説明します。独立したあと、事業を大きくするためには効果的な集客が必要です。チラシやポスティングも大切ですが、ここで紹介するインターネットを利用した集客も欠かせません。

ホームページ

集客方法のひとつとして、ホームページが挙げられるでしょう。ホームページがあれば、独立直後でもインターネット上で多くの人に自社や事業内容を認知してもらえます。

ただしホームページは、見やすく魅力的でなければなりません。会社の理念やデザイン、これまで請け負ってきた住宅建築の様子、リフォームの内容、口コミなどをわかりやすく伝える必要があります。また、ホームページを訪れた見込み客が、問い合わせしやすいような導線づくりも重要でしょう。

また、ホームページで集客を図る場合は、SEO対策が必須です。SEO対策とは、検索エンジンの最適化とも呼ばれ、検索結果の上位ページに自社を表示させる対策をさします。

SEO対策には、専門的なスキルやノウハウが必要です。素人による運用は困難なため、専門業者に依頼するのが得策でしょう。専門業者に依頼すると、ホームページの制作から運用までおこなってもらえますが、数十万円の費用がかかります。

SNS運用

InstagramやYouTube、TwitterなどのSNS運用も集客には効果的です。それぞれのSNSには特徴があり、よく利用している年齢層や属性が異なります。それぞれの特徴を理解し、自社のターゲット層が利用しているSNSを活用することが大切です。

Instagramは画象や動画がメインのSNSで、女性の利用が多いことが特徴です。リフォームの様子を写真や動画でアップすれば、自社の強みやデザインを広く宣伝できます。ファンがつくことにより、今すぐの発注でなくとも将来の見込み客になりえるでしょう。

YouTubeは動画配信ツールです。YouTubeは男女を問わず、幅広い年齢層に利用されているため、集客の効果が期待できます。住宅建築やリフォームの経過を動画で流したり、お金についての勉強会を開いたりできるなど、その用途はさまざまです。

Twitterは、拡散性の高さが特徴のSNSです。ユーザーとの距離が近いため、自社のファンを育成し、広範囲に宣伝できることがメリットといえるでしょう。

SNS運用はそれほど費用はかかりませんが、一定数のフォロワーを獲得する必要があるため、結果が出るまでに時間がかかることもある点はデメリットです。本業以外に、動画や写真を撮って編集するなどの労力もかかります。しかし、SNSは集客に大きな成果をもたらすため、独立後に集客で悩んでいる経営者は利用してみるとよいでしょう。

広告

チラシやポスティングなどさまざまな広告手法がありますが、近年はインターネットを使ったリスティング広告も、効果が期待できるためおすすめです。ただし、自社のターゲットに合う媒体を選択しなければ、高い集客効果は見込めないため注意しなくてはいけません。

例えば、自社のターゲットが50代以降の年齢層であれば、以前からあるチラシやポスティングが集客手段として適しています。チラシやポスティングは、地域を絞って宣伝できるため、限られた広告費を有効活用できる点がメリットです。ただし紙媒体の広告は、捨てられることも多いため、目を引くような誌面づくりが欠かせません。

一方、Web検索を普段から使用している顧客層に対しては、リスティング広告が効果的です。リフォーム事業は地域密着型のため、リスティング広告と相性がよいといわれています。リスティング広告とは、キーワード検索した結果のページ上位に載っている広告のことです。

通常、住宅の悩みを抱えてリフォーム会社を探す場合、「地域名、リフォーム」などのキーワードで検索します。検索結果のページ上位に自社の広告を載せれば、会社のエリア近くに住み、また「リフォームしたい」と考える見込み客へ、ダイレクトにアプローチすることが可能です。

いずれにしても、自社のターゲットに有効な広告手法を選択する必要があります。

ポータルサイト

リフォーム会社にとって、ポータルサイトの利用も集客に効果的です。多額の広告費をかけず、容易にインターネット上に広告を出せます。

ただし、ポータルサイトには多くのリフォーム会社が登録しており、掲載内容も決まっているため、ほかの会社と差別化しにくいことがデメリットです。ポータルサイトを利用する場合は、口コミを増やしたりホームページへ促したりといった対策をおこないましょう。

多種多様なポータルサイトがあるため、信用のおけるポータルサイトを選ぶことも大切です。ポータルサイトのひとつゼヒトモは、住宅やリフォーム関連の広告に適しています。ポータルサイトを選ぶ際は、ゼヒトモの利用を検討してみるとよいでしょう。

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失敗しない起業のためにしっかり準備をしましょう

リフォーム会社で独立する場合、集客についてしっかりと準備することが必要です。事業をスタートする前から、SNSなどで一定のファンを掴んでおけば、起業したあとの集客がスムーズです。集客方法はいくつかあるため、自社にあった方法を選ぶとよいでしょう。

インターネット広告に不慣れな方は、ポータルサイトが取り組みやすくおすすめです。ゼヒトモは工務店やリフォーム会社を含む1,000以上の業種で集客が可能となっています。また、サポート体制もあるため、インターネットに不慣れな方も安心して活用することができます。ぜひ、ご検討ください。