工務店の広告手法|広告費を無駄にしない集客方法7選

工務店のなかには、チラシを配ったりSNSやWebを利用したりしても「思ったような集客につながらない……」と悩んでいる人も多いでしょう。効果的な広告を出すためには、どのような手法を使うのか、どのように進めるのかといった施策を考える必要があります。

この記事では、工務店を対象とした効果的な広告について説明します。広告費を抑えて確実な集客につながる広告を出稿したい工務店は、ぜひ参考にしてください。

よくある広告での失敗例

よくわからないまま流行りのWeb広告やSNSをむやみやたらに出しても、必ずしも集客につながるわけではありません。たとえば、Web広告からホームページにお客様を呼び込めたとしても、ホームページがわかりやすく魅力的でなければ、お客様はすぐに離脱してしまいます。

また、自社が高齢者向けのリフォームを強みとしているにもかかわらず、Web広告だけに力を入れるのも間違った方法だといえるでしょう。なぜなら、対象とするターゲット層はWeb広告に疎い場合が多く、新聞や折り込みチラシなども同時に利用するほうが効果的なためです。

どのターゲット層にどのような手法で集客を図るのか、施策をきちんと決めることにより、広告費を最大限に活かせる集客を実現できます。

広告を出す前に押さえておくべきポイントは?

Web広告やSNSを出す前には、押さえておくべきポイントがいくつかあります。自社にとってベストな施策を決めるために、時間をかけて次のポイントを考えましょう。効果的な集客への第一歩です。

自社のターゲットを明確にしましょう

効果的な広告を作る前の準備のひとつが、自社のターゲット層を明確にすることです。どのようなターゲット層が対象なのかをはっきりとさせ、社内で共有することが大事です。これまでの受注案件から、おおよそのターゲット層は掴めるのではないでしょうか。

ターゲット層が掴めたら、さらに詳細な人物像へ落とし込みます。次の質問を参考に考えてみてください。

  • 年齢層は?
  • どのエリアに住んでいるのか?
  • 性別は?
  • 既婚か未婚か?
  • 子どもはいるかどうか?
  • 世帯年収は?
  • 職業は?
  • 趣味や休日の過ごし方は?
  • インターネットの利用は?
  • SNSの利用は?
  • よく利用するWebサイト・アプリ・サービスは?
  • 住居に対する価値観や嗜好は?
  • 住居に対する条件は?
  • 住居に関する情報手段は?

導線を確保しましょう

自社のターゲット層をきちんと把握できたら、次の施策は導線を考えることです。Web広告やSNSからホームページを訪れたお客様が、スムーズに情報を得たり問い合わせができたりしなければ集客につながりません。そのためにも、ホームページやポータルサイトのプロフィールページをしっかり作り込む必要があります。

集客・広告手法7選

ターゲット層を明確にし導線を確保したら、どのような広告が自社にとって効果的なのかを考える必要があります。ここではWeb広告やSNSだけでなく、以前から使われている集客手法もあわせてご紹介します。

チラシ

チラシを利用した広告のメリットは、広告を出したい地域を絞れることと、WebやSNSに疎い40代以降の年齢層にアプローチできることです。注文住宅やリフォームなどを検討している中高年層の集客につながる可能性があります。

ただしチラシは、読まずに捨てられることも多いため、目を引く魅力的なデザインのチラシを用意する必要があります。またひとつの施策として、チラシにQRコードを入れておくのもよいでしょう。興味を持ったお客様が、簡単に自社のホームページへアクセスできます。

新聞

新聞も地域を絞った広告が可能です。またチラシ同様に、WebやSNSを普段利用していない中高年層にもアプローチができ集客につながります。新聞は毎日配布されるため、継続的に広告を載せることで、自社の名前を覚えてもらえるでしょう。

展示会や相談会

展示会や相談会は、お客様に直接会って話ができる貴重な施策です。実際に物件を見ることによって、お客様はイメージをより鮮明に膨らますことができます。それまでは漠然としたイメージだったものが、具体的な形やデザインになることにより、成約につながりやすくなるでしょう。
また工務店にとっても、自社の強みや価値を知ってもらうよい機会です。顔を見て話し、お客様の不安や疑問を一つひとつ丁寧に解消することにより、集客へつなげやすくなります。ただし、展示会に出展するためには費用が必要です。

展示会や相談会は、参加したくなるきっかけ作りが欠かせません。このきっかけ作りに、WebやSNSが役立ちます。展示会や相談会を催す際にSNSで発信するようにしておけば、若い年齢層や子育て世帯にアプローチしやすくなります。
なお、家づくりの知識やお金についての相談会にも、SNSは有効です。定期的に開催することで、工務店のデザインや考えに興味を持ってもらえるようになり、将来の見込み客となりえます。インターネットを普段から使っている若い年齢層には、ZoomやYouTubeによるWeb上の相談会や勉強会なども効果的です。

MEO対策

MEO対策とは、会社名の検索結果から自社の位置や情報をGoogleマップ上に表示させることです。実店舗のある工務店であれば、MEO対策は必須の施策です。Web検索を利用する世代にアプローチできます。

MEO対策は、次の手順に沿っておこないます。

  1. Googleビジネスプロフィールに登録
  2. 自社情報を入力
  3. Googleビジネスプロフィールに登録後は写真などを掲載
  4. 写真や口コミを少しずつ増やしていく

SNS

SNSとはFacebookやInstagram、Twitter、YouTubeなど、ネット上で投稿ができたり、ユーザー同士がつながれたりするサービスの総称です。SNSであれば、自社のことを知らない人たちにも認知してもらえます。ただしFacebookやInstagram、Twitterなど、それぞれのSNSをよく利用するターゲット層は異なるため、どのSNSを利用すれば集客へつながるのかの見極めが重要です。

Facebookの利用は40代が中心となっており、女性よりもやや男性が多く利用しています。ほかのSNSと比べて60代の利用も多いのが特徴です。Instagramは写真や動画がメインのSNSで、20〜40代の利用が多く、とくに女性の間で人気があります。Twitterは短文のコミュニケーションが中心のSNSで、20代の若者層によく利用されています。

YouTubeは動画共有のSNSです。若い世代から40代が中心となって利用していますが、ほかのSNSと比べると幅広い年齢層の利用が目立ちます。

このように、それぞれのSNSをよく利用している年齢層や性別は異なるため、まずは自社のターゲット層を把握することが先決です。把握できれば、どのSNSを利用すればよいのかがわかり、より効果的な施策を決められます。

リスティング広告

リスティング広告とは、検索をした結果のページに自社広告を載せることです。たとえば世田谷区にある工務店であれば「世田谷区 工務店」の検索結果のページにリスティング広告を出すことで、対象エリアやターゲット層にダイレクトにアプローチできます。ニーズがはっきりしている人に対して、自社をアピールできる点がリスティング広告の大きな特徴です。

ただし、キーワードによっては入札額が高額となり、広告費に対して思ったような利益が見込めない場合もあります。予算が限られている場合は、次に説明するポータルサイトやSNS、Webを使った集客など、ほかの施策のほうが無難かもしれません。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、Yahoo!Japanのようなインターネットを利用するときに最初に使うサイトのことです。天気予報からニュース、株価、飲食店の店舗一覧を掲載しているものまでさまざまなものがあります。

広告費はかかりますが、ポータルサイトを運営している企業がSEO対策などをおこなってくれるため、自社でSEO対策をしなくても一定の集客が見込めます。WebやSNSを利用した広告を難しいと感じる場合、ポータルサイトはより簡単にインターネット上に広告を出せる施策といえるでしょう。ゼヒトモもポータルサイトのひとつで、工務店の広告にも力を入れておりおすすめです。

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まとめ

近年はWebやSNSを利用したさまざまな広告があり、自社にあった広告手法を用いれば、広告費を無駄にせず効果的に集客できます。しかし、インターネットを利用した広告がよくわからない場合は、ポータルサイトの利用もひとつの方法です。ゼヒトモは、工務店やリフォーム会社など約500種類以上の業種で集客が可能です。他の広告手法とも併用して利用できるので、活用を検討してみてください。