屋根の修理やリフォーム

屋根修理の費用目安と手順

一部の瓦がずれていて雨漏りが心配です。セメント瓦の屋根修理にかかる一般的な費用帯と工事の流れを教えてください。

ユーザー様
ユーザー様の相談
50代 / 男性
相談日:2025/08/06
有限会社菅原工務店
相談に回答したプロ
有限会社菅原工務店
このプロを見る

1. 修理にかかる費用の目安
瓦のずれ直し(再配置や固定具設置):1箇所あたり約5,000円程度が一般的です。瓦の数箇所のずれなら数万円単位で済むこともあります。

瓦の交換(割れ・破損がある場合):瓦1枚あたり500円~2,000円、施工費が6,000円~20,000円/枚程度かかります。
部分補修(漆喰の補修や板金など):約3~10万円程度のケースが多いです。
全面的な葺き替え(=屋根全体の交換)になると100万円以上(例えば100㎡で約135万円〜200万円程度)かかる場合もありますが、ずれの修理なら葺き替えほど高額にはなりません。

2. 工事の一般的な流れ
・現地調査・診断
強風や地震などの影響でずれている瓦の状況を確認し、修理範囲や原因も調査します。
その後、見積もりを提出し、確認ずれの修理、交換が必要な瓦の特定と金額の提示を行います。
・施工準備(足場設置など)
屋根の状態や高さによっては安全確保のため足場が必要になることもあります。
・瓦のずれ直し作業
瓦を正しい位置に戻し、固定具(釘や金具)でしっかり止める。必要に応じて割れた瓦は交換します。
・漆喰や周辺部の補修
棟瓦の漆喰や土台の補修などもあわせて行う場合が多いです。
・点検・完工報告
雨漏りがないかチェックし、作業完了を確認。保証の説明やアフターケア案内も行われることが多いです。

3. 注意点
漏れを防ぐためにもずれた部分だけでなく周囲の瓦も点検・補修すると効果的です。
瓦の種類が古い場合は同じ瓦を入手しにくいことがあるため、近い形状・色の瓦を探すか部分交換の際は色差の確認も必要です。
ずれ修理で繰り返し雨漏りが起こる場合は、屋根の全面的な調査や葺き替えを検討することもあります。

回答日:2025/08/06

回答内容は回答日時点のものです。