DIYで補修!木製家具の修理方法

2022/08/01 2022/08/22

木製家具が壊れてしまった時、どうやって修理すれば良いのでしょうか。一見難しそうですが、ポイントをおさえれば、自分でも簡単に直すことができるのです。今回は、木製家具をDIYで修理する方法をご紹介します。

自分で家具を修理する方法

木製の椅子やテーブルは、自分で修理可能です。

たとえば、椅子やテーブルのガタつきはハタガネと木工用ボンドなどがあれば簡単に修理できます。 椅子やテーブルは人が座ったり立ったりして体重がかかるため、長く使用すると接合部分が緩んで隙間ができ、ガタつきを起こしてしまうのです。

また、椅子やテーブルの脚を好みの長さにカットできますが、初めて自分で修理する場合は、ノコギリで平行にカットするのが難しいと感じるかもしれません。 このような場合は、無理をせずプロの業者に依頼するのがおすすめです。ほかにも、汚れが気になる座面を自分で張り替えることもできます。 多くの椅子の座面は裏からビスで固定する構造になっているので、ビスさえ取れれば取り外して新しいものに張り替えることが可能です。

ただし、座面が鋲打ちや縫込みの場合は自分で張り替えできないため、業者に依頼する必要があります。

DIYがお得

木製家具を自分で修理するメリットは、費用を安く抑えられることです。修理に必要な用具や材料はホームセンターなどで手軽に手に入ります。

既製品を買い変えたり業者に依頼したりするより安く修理できるので、コストを抑えたい方に最適です。 また、愛用してきた木製家具を自分で修理することで充実感を得られるのも大きなメリットでしょう。 DIY初心者の方は、修理作業に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

しかし、自分の手で修理した木製家具に対してより強い愛着が湧くはずです。また家族みんなで家具の修理に取り組めば、修理後は思い入れの深い家具になるでしょう。

修理方法

DIY初心者の場合、木製家具をどのように修理すればいいか分からない方もいるでしょう。誤った方法で修理すると、修理後に取り返しがつかない事態に陥ることもあるので正しい修理方法を理解することが大切です。

ここでは、木製家具で起こりがちな傷や欠け補修・塗装・ぐらつきや可動部分の修理方法を確認していきましょう。

1.傷・欠け補修

木製家具を長く使用していると、傷がついたり欠けたりすることもあるでしょう。木製家具の傷や欠け補修は、家庭用ワックスを使えばきれいに修理できます。修理方法は、傷や欠けた部分にワックスを塗り、柔らかい布で擦り込んでいくだけです。

ほかにも、クルミを使用して家具の傷を修理する方法もあります。修理方法は、木製家具の傷にクルミを擦り付けるだけです。クルミの細かい粒子が傷を埋めてくれるので傷がきれいに隠れます。クルミのオイルで木製家具の乾燥から守れるのも魅力です。

2.塗装

ほとんどの木製家具に塗装が施されていますが、長く使用すると塗装が剥がれることも多くあります。塗装の剥がれを放置すると劣化が進む原因になるので、すぐに対処することが大切です。 家具の塗装にはウレタンやオイル、ラッカーがあり、それぞれの特徴を理解して選びましょう。

【ウレタン塗装】 ウレタン系樹脂を主成分とした塗料を塗装する方法です。木製家具に適した塗装方法で、修理時にもよく使用されています。 ウレタン材特有の、光沢のある表面に仕上がるのが特徴です。失敗しにくい塗料なので、DIY初心者にも適しているでしょう。ウレタン塗料は、ハケを使用して塗装するのが一般的です。

【オイル塗装】 乾性油を塗り重ねて、内部に浸透させて塗装する方法です。木目を生かせる塗装方法なので、ナチュラルに仕上げたい方に適しています。 また表面に塗膜を作るわけではなく内部に浸透させていくため、メンテナンスも容易であることも魅力です。ウレタンと同じく、ハケを使用して塗装していきます。

【ラッカー塗装】 有機溶剤に、ニトロセルロースや樹脂を溶かした塗料を塗装する方法です。乾燥が早く、耐摩耗性や耐油性、耐水性に優れています。 有機溶剤を大量に吸い込むと体に悪影響を及ぼすため、木製家具に塗布する際は窓を開けて十分に換気することが大切です。ラッカーはスプレー式なので、家具全体に吹きかけるだけで再塗装できます。 塗装の種類はさまざまですが、いずれにしても事前にサンドペーパーで研磨しておくことが必要です。

3.ぐらつきや可動部分

木製家具を長く使用していると、脚にグラつきがあったり可動部分が緩んだりなど、さまざまな支障が出ることがあります。ぐらつきや可動部分の修理方法は、次のとおりです。

【ぐらつきの修理】 テーブルや椅子のぐらつきは、接合部分に歪みが生じていることが原因です。このような場合は、歪みが生じた隙間を埋めてくれる膨張剤を使用すれば簡単に修理できます。また、超強力な接着力がある両面テープを使うのもおすすめです。

【可動部分の修理】 木製家具の引き出しなどに生じる可動部分の不具合は、滑りが良くなる専用クリームやワックスを塗布すれば簡単に修理できます。油分で滑りが良くなるため、引き出しの可動域を広げられるでしょう。

プロに依頼した方がいい時もある?

木製家具を自分で修理することで、さまざまなメリットを得られます。ただ、DIY初心者の場合は、失敗するリスクも考慮しなければいけません。 やり方を間違えると、劣化が進んだり不具合が悪化したりするおそれもあります。

ここからは、プロに依頼した方がいい木製家具の特徴を見ていきましょう。業者を選ぶ際のポイントも紹介するので、業者選びで迷う方は参考にしてください。

プロに依頼した方がいい場合

小さな損傷やガタつきであれば、自分で修理できます。ただ、損傷が大きい場合は、プロに依頼したほうがきれいに修理できることも多くあります。もし自分で修理することに不安を感じるなら、プロの業者に依頼することもおすすめです。

1. 傷・凹み

小さな傷や凹みであれば自分で修理できますが、大きい傷や凹みは専門的な知識がないときれいに修復できないことも多いでしょう。 場合によっては不自然な仕上がりになることもあるので、特にお気に入りの木製家具なら業者に任せるのがいいでしょう。

2. 割れ・欠けら

天然木材を使用した家具は、空気中の水分を吸ったり吐いたりする特性があるので、ひび割れることがあります。 家具用のクレヨンなどを使用して補修できますが、割れが大きい場合は業者に依頼しましょう。また、家具が大きく欠けた場合も自分で修理するのは難しいので、業者に任せるのがおすすめです。

3. 塗装

家具の塗装は、ウレタンやオイル、ラッカーなどの塗料を使用すれば修理できます。しかし、塗料を塗布する前にサンドペーパーで研磨するなど事前準備が必要になるので、初めて修理する方はきれいに整えられるか不安を感じるでしょう。 このような場合も、失敗のリスクを回避するためプロの業者に依頼するのがおすすめです。

プロを選ぶ際のポイント

木製家具の補修をしてくれるプロの業者は多く存在するため、何を基準に決めればいいか分からない方もいるでしょう。プロを選ぶ際に押さえておきたいポイントには、次のようなものがあります。

  • 複数の見積もりを依頼して比較検討する
  • 家具の運搬費や送料も考慮する
  • 実績や口コミを確認する

業者を比較検討する時に忘れがちなのが、家具の運搬費と送料です。修理代とは別に費用がかかるため、家具の運搬費と送料も考慮して選びましょう。

また業者によって価格設定は異なるので、ひとつの業者だけにこだわらず複数の業者に見積もりを依頼して比較検討することも大切です。 さらに、実績や口コミは業者を比較検討するうえで重要な判断材料になります。

修理業者の公式サイトを確認して、これまでの実績や口コミを確認してみましょう。多数の実績や好感の持てる口コミが多くあるなら安心して依頼できます。

ゼヒトモで家具修理のプロを探す

木製家具の劣化や損傷状態によっては、自分で修理することが可能です。DIYであれば安く修理できるため、コストを抑えたい方にも適しています。ただし、傷や凹み、割れなどはプロの業者に依頼したほうが良い場合もあります。

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