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  6. 壁紙の張り替えをDIYする方法・手順!素材の選び方や業者の費用相場も解説【2025年最新】
2022/09/12 2025/05/29

室内の中でも広い面積を占める壁紙は、部屋の印象を左右するアイテムです。古くなった壁紙を張り替えるだけで、住宅全体の印象をリフレッシュすることも可能です。しかし、壁紙の張り替えはどう進めれば良いのか、何を準備すれば良いのかと不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、壁紙の張り替えはDIY可能なのか解説しています。DIYで張り替える方法・手順や業者に依頼した場合の費用相場、単価を安く抑えるコツも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Point
  • 壁紙の寿命は約10年で、色褪せや剥がれが見られたら張り替えのタイミング
  • 壁紙を選ぶときは、色やデザインのほか素材や機能にも注目
  • DIYで張り替えるなら、既存の壁紙にシールタイプの壁紙を張る方法がおすすめ

この記事を監修したプロ
有田 康子 さん

株式会社R&R.co

壁紙の張り替えが必要なタイミング・目安

壁紙の張り替えが必要なタイミング・目安

壁紙の色褪せや変色、剥がれ、劣化が気になったときは、張り替えが必要なタイミングです。

壁紙の材質やお手入れ状況、室内で喫煙しているかどうかによっても異なりますが、一般的に寿命は10年前後でとされています。

ここでは、壁紙を張り替えるメリット・デメリットについてみてていきましょう。

壁紙を貼り替えるメリット

壁紙を張り替えるだけで、室内のイメージを簡単に変えることができます。壁を塗り替える作業と比べると、短時間で済むだけでなく、費用も比較的安価です。

壁紙を貼り替えるデメリット

耐水性が低い壁紙であれば、壁が濡れると下地のボードにまで水気が染み込み、カビの原因になることがあります。また、壁紙が新しくなることでエアコンや家具の古さが悪目立ちする可能性もあります。

壁紙の種類・選び方のコツ

壁紙の種類

壁紙は種類が多いため、なかなか絞り込めないという方もいるでしょう。次の要素に注目すると、理想の壁紙を見つけやすくなります。

  • 素材
  • 種類
  • 色・デザイン
  • 機能

それぞれの要素について解説します。

素材

壁紙の主な素材としては次のものが挙げられます。

  • 塩化ビニル樹脂
  • プラスチック
  • 無機質
  • 繊維
  • その他

塩化ビニル樹脂は壁紙の中でも大きな割合を占めます。価格が低く、耐久性と耐水性に優れる素材です。ぬくもりのある自然な風合いを目指すなら、和紙などの紙が適しています。

一方、傷の付きにくさを重視するのであれば、プラスチックがおすすめです。 漆喰や珪藻土などの無機質の壁紙は、質感が個性的で高級感のある仕上がりを期待できます。

また植物繊維や化学繊維などの繊維製の壁紙は、耐水性が高く、濡れても破れにくい点が特徴です。その他にも、いくつかの素材が混ざった合成紙でできた壁紙もあります。

種類

壁紙には、裏に生のりがついたものやシールタイプになっているもの、何もついていないものがあります。シールタイプになっているものは既存の壁紙の上からも張れるので、DIYしやすい種類です。

一方、裏に何もついていないものは壁にのりを塗布する作業が必要なため、手間がかかる傾向にあります。

色・デザイン

壁紙にはさまざまな色やデザインがあります。例えば、無地の白だけに注目しても、青みがかった白からアイボリーに近い白までさまざまな色があります。

また、無地といっても地模様が入っている壁紙も多いので注意しましょう。木目調やレンガ調、塗り壁調などのさまざまなニュアンスがあります。

機能

壁紙にプラスアルファを求める方は、機能にも注目してみましょう。例えば、抗菌や消臭、防汚、表面強化などの機能を持つ壁紙もあります。

賃貸物件の壁紙でも張り替えはできる?

賃貸物件の壁紙でも張り替えはできる?

賃貸物件では、退居するときに借りたときの状態に戻すこと(原状回復)が求められます。張り替えをするときは、原状回復できるかどうかに注目して壁紙を選ぶようにしましょう。

例えば、元の壁紙に傷をつけずに剥がせる特殊なシールタイプの壁紙もあります。シール式の壁紙はDIYしやすいので、模様替えをしたいときは検討してみましょう。

壁紙の張り替えをDIYする方法・手順

壁紙の張り替えをDIYする方法・手順

DIYで壁紙の張り替えをするなら、既存の壁紙の上にシールタイプの壁紙を張る方法がおすすめです。作業工程が少ないため、比較的簡単に作業を終えることができます。

必要な道具

壁紙を張るときには、以下の道具が必要です。

  • メジャー
  • カッターナイフ
  • 刷毛、ローラー
  • 竹ヘラ、地ベラ

裏にのりやシールがついていない壁紙のときは、次の道具も揃えておきましょう。

  • のり
  • のり塗布用のバケツ
  • のり用刷毛、ローラー
  • 養生シート、養生テープ
  • スポンジ(はみ出たのりを拭き取る)

既存の壁紙を剥がしてから新しい壁紙を張る場合は、以下の道具も必要です。

  • パテ(壁面の凹凸を埋める素材)
  • パテ用のヘラ
  • サンドペーパー(壁面の凹凸を平らにする)

DIYを始める前に必要な道具をすべて揃えておきましょう。

DIY方法・手順

  1. 下地処理
  2. 壁紙をカットする
  3. 壁紙にのりを塗る(必要な場合)
  4. 壁紙を張る
  5. 端をカットする
  6. はみ出たのりを拭く(必要な場合)

1. 下地処理

既存の壁紙を剥がす場合は、下地処理が必要です。カッターで壁紙に切り込みを入れて剥がし、パテで凹凸を埋めましょう。ヘラで余分なパテを取り除いてから乾くのを待ち、サンドペーパーで平らにします。

2. 壁紙をカットする

壁のサイズをメジャーで測り、上下にややゆとりを持たせて壁紙をカットします。柄のある壁紙を張るときは、柄がつながるように注意しましょう。

3. 壁紙にのりを塗る(必要な場合)

裏に生のりやシールがついていない場合は、ローラーや刷毛を使って壁紙にのりを塗ります。不織布の壁紙は、直接壁にのりを塗ります。

4. 壁紙を張る

壁紙を壁に張っていきます。壁紙と壁紙の継ぎ目は少し重なるように張り、後で重なった部分を切り落とすと美しく仕上がります。

5. 端をカットする

壁紙の上からローラーで押さえつけ、はみ出た部分や重なりの部分をカットします。継ぎ目の上からもローラーをかけると、継ぎ目が目立ちにくくなります。

6. はみ出たのりを拭く(必要な場合)

のりがはみ出た場合は、スポンジで拭き取ります。乾燥する前に拭き取ると、跡が残りにくくきれいに仕上がります。

DIYで壁紙を貼り替えるのが難しいと感じたら

壁紙の張り替えはDIYが可能ですが、凹凸ができたり、柄がずれてしまったりする可能性もあります。失敗を避けるためにも、業者に依頼するほうが良いでしょう。業者に壁紙の張り替えを依頼した場合の費用相場を解説します。

【部屋別】壁紙の張り替え業者に依頼した場合の費用相場

壁紙のグレードにもよりますが、標準的な壁紙に張り替える場合で1㎡あたり800~1,500円かかります。

なお、壁紙の幅は90cmのものが多いため、1mあたりで金額が記載されているときは0.9㎡あたりの単価となる点に注意しましょう。

部屋別の費用相場は、以下のとおりです。

  • キッチン:4~7万円
  • 洗面所:4~6万円
  • トイレ:3~6万円
  • 廊下:2~6万円

標準的な広さよりも広いときや、高いグレードの壁紙を選ぶときは、さらに高額になることがあります。

壁紙張り替えの単価を安く抑えるコツ

同じ壁紙を選んだときでも、業者によって張り替えの単価が異なることがあります。また、古い壁紙の処分費用や養生費用なども異なります。複数の業者から見積もりをとり、比較してから選ぶようにしましょう。

ゼヒトモでおすすめ!壁紙・クロス張り替えのプロを紹介

壁紙の張り替えはDIYでも可能ですが、薄いクロスや珪藻土のクロスなど種類によっては張りにくい場合もあります。きれいに仕上がらない可能性があるので、失敗したくない方はプロの業者に依頼するのがおすすめです。ここからは、信頼できる壁紙の張り替え業者を3社紹介するので、ぜひ依頼先を決める参考にしてください。

美景住設グループ

美景住設グループ
写真:美景住設グループ

関東エリアを拠点に、住宅リフォームや修理業を営む業者です。業界経験は20年以上を誇り、内装工事から原状回復工事、ライフラインの緊急対応まで住まいのあらゆるニーズに対応しています。

壁紙の張り替え(クロスのリフォーム)も依頼可能で、下地をしっかり調整したうえで新しいクロスを施工。丁寧かつスピーディーな対応が自慢で、女性スタッフ在籍という安心感もあります。

内装仕上げ施工技能士1級や壁紙スペシャリストといった有資格者が施工を担当してくれるので、DIYにはない高品質な仕上がりが期待できるでしょう。

スポットハウス

スポットハウス
写真:スポットハウス

神奈川県藤沢市に拠点を構える総合リフォーム業者で、外壁塗装をはじめ水回り工事や造園工事など多岐にわたる施工を手がけています。多くの職人が在籍しており、急な依頼にも迅速に対応してくれるのが魅力です。

施工のクオリティはもちろん、コミュニケーションを大切にしている業者なので、希望に合わせて最適な提案をしてもらえるでしょう。内装工事の一環として壁紙・クロスの張り替えにも対応しているため「DIYでうまく施工できない」という方は、ぜひ依頼を検討してみてください。

山本表具店

本表具店
写真:山本表具店

創業60年以上の歴史を持つ表具店で、美術表装の修復から壁紙・タイルの張り替え、障子や襖のリフォームまでさまざまな施工を請け負っています。

壁紙・クロスの張り替えでは、種類豊富なサンプルの中から耐久性や施工費などを総合的に考慮し、最適な壁紙を提案。施工でも、日本伝統の「表具師」として丁寧かつ美しい仕上がりを実現してくれます。

壁紙の劣化状況によっては補修で対応してもらえるので、張り替えが必要か迷っている場合にもおすすめの業者です。

<口コミ>
池田さん(2025/01)
壁紙の張替え・補修
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
中古の家を購入、壁紙張替えに採用しました。年の瀬の忙しい時期に引越しまでに施工というタイトな日程にも関わらず、迅速かつ丁寧な対応をしていただき、とても満足しています。各部屋・共用部毎、壁・天井毎に金額を出していただき、どこまで施工するか予算次第だったので、大変参考になりました。説明も丁寧で、次回も機会があったら利用したいと思います。

ゼヒトモで壁紙・クロス張り替えのプロを探す

壁紙を張り替えると、空間全体が美しくなり、手軽に印象を良くすることができます。除湿や消臭などの機能性壁紙を選べば、より快適な空間に仕上げることができるでしょう。より美しい仕上がりを求めるなら、壁紙の張り替えを専門とする業者に依頼することがおすすめです。

  • 壁紙の張り替えについて相談したい
  • まとめて内装工事の見積もりをとりたい

そんな方は、ゼヒトモから壁紙リフォームのプロを探してみませんか? いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。 ゼヒトモお気軽にご利用ください!

監修したプロのコメント

壁紙には様々な種類がありますが、貼りにくい壁紙もあります。その場合職人さんでも貼り替えは容易ではないので、失敗したくない方はDIYは避けた方がいいかもしれません。

クロスの種類によって、以下のような注意点があります。
1.薄いクロス→下地を拾ってしまいやすいので、仕上がりが悪い。
2.斜めの幾何学の繰り返しパターン→ノリを塗ると紙が伸びますが、乾くと縮む。繰り返しの模様の中でも斜めの幾何学柄は、後々柄のズレが出やすい。
3.珪藻土や防汚クロス→表面が固いので折皺が付きやすい。

また、アクセントクロスはとても人気ですが、全体のクロスとの調和も大切です。白やグレーはどんな色とも合わせやすいですが、茶色や黄色のクロスに、アイボリーの壁紙を合わせた場合などは全体的に野暮ったい印象になることがあります。
分からないことがあれば、プロの方に相談するようにしましょう。

この記事を監修したプロ
有田 康子 さん

株式会社R&R.co

女性目線からの、リフォーム・リノベーション全般のプランニング・現場管理・アフターフォローまで対応可能。電気メーカーにて半導体設計アシスタント・水回りメーカーにてアドバイザー・オーダーキッチンメーカーにて設計職・ハウスメーカーにてリフォーム営業として様々な勤務経験あり。 二級建築士・インテリアコーディネーター・CAD技能者2級・既存住宅状況調査技術者を取得。 その他、断熱、防音、耐震関係の仕事も多数従事している。

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この記事を書いた人

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