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屋根修理の目安とは?費用相場や詐欺対策もチェック

2022/11/14 2023/03/01
屋根修理の目安とは?費用相場や詐欺対策もチェック

自宅の屋根は普段直接目にする機会が少ないので、修理や交換するタイミングが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、屋根修理を検討するべき目安時期を素材別にご紹介します。

屋根修理や部分修理の際の費用相場はもちろん、詐欺対策などの気をつけておきたいポイントや、施工業者の選び方など実用的な情報もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

屋根修理の目安は?

屋根修理の目安

屋根の修理については、雨漏りや塗装剥がれなど目に見える不具合が出ないと、修理やリフォームの必要性を感じることはありませんよね? でも実は、屋根には耐用年数があるのです。知らない内に目に見えないところで劣化が進行していることもあります。

また、屋根の素材や状況によってメンテナンスが必要になる時期が異なるので、そこも注意しておきたいところです。

一般的に屋根に使われている素材は、瓦・スレート・金属があります。それぞれの耐用年数やメンテナンス時期を確認していきましょう。

屋根の素材別メンテナンス時期の目安

素材メンテナンス時期耐用年数
10~15年50年以上
スレート10~15年15~20年
金属20~30年20~40年

【瓦】の屋根

現在の住宅ではあまり見られなくなりましたが、瓦屋根は耐用年数が長い素材です。なかには、50年以上の耐用年数がある瓦もあるので、一度施工すれば半永久的に長持ちします。

しかし、10年を超えると漆喰が劣化したり色褪せが目立ったりなど、さまざまな劣化症状が現れ始めることが多いです。

【スレート】の屋根

一般的な住宅で使用される屋根材が、スレートです。屋根材が割れたり反ったりしやすい素材なので、定期的に塗装する必要があります。メンテナンスの時期はメーカーによって異なりますが、一般的には10~15年程度の塗装が推奨されています。

【金属】の屋根

ガルバリウム鋼板など金属屋根は耐久性が高いので、スレートよりも耐久性が高いです。強度も強く壊れる心配がないため、20~30年程度の間隔でメンテナンスをおこなえば長持ちします。

ただし、自然災害の影響を受けやすいので劣化するタイミングに多少の誤差が生じることがあるので注意しましょう。

屋根修理の費用相場

屋根修理の費用相場

屋根を修理する方法は、塗装・カバー工法・葺き替えがあります。屋根の修理費用は修理内容によって異なることも多いので、それぞれどのくらいの費用がかかるのか事前に確かめておくことが大切です。

また、ほとんどの場合は足場を組む必要があるので、屋根の修理費用に加えて足場代が発生します。ここでは、屋根修理の費用相場をまとめました。屋根修理を検討する際の参考にしましょう。

屋根の塗装費用相場の目安

屋根材は、時間が経つにつれて塗料が劣化します。見た目の印象が悪くなるのはもちろん、屋根材の劣化につながることも多いです。

屋根材の修理はさまざまな方法があり、塗料を塗り直す塗装はよく行われるメンテナンスになります。塗装の費用相場は、1棟当たり20万円〜50万円程度です。

施工内容塗装
施工費用20万円~50万円(1棟当たり)
工期5日~8日

塗装にかかる工期は、5日〜8日間が目安になります。屋根材の塗装方法は、まず高圧洗浄をして汚れを落とします。下塗り・中塗り・上塗りと3回塗装を施すのが一般的です。塗装はスレートや金属屋根に加えて、瓦屋根の場合でも材質によっては塗装のメンテナンスをおこなうことがあります。

カバー工法の費用相場の目安

既存の屋根材の上から新しい屋根材を重ねる施工方法が、カバー工法です。全面的な屋根リフォームをおこなう場合によく用いられます。カバー工法をおこなうときは、既存の屋根材の上に防水材をかぶせるため高い防水効果が得られるのも特徴です。

カバー工法の費用相場は1棟当たり60万円〜100万円程度で、工事日数は7日〜10日になります。

施工内容カバー工法
施工費用60万円~100万円(1棟当たり)
工期7~10日

カバー工法は既存の屋根材を撤去しないため、処分費用がかかりません。屋根材の施工費用を安く抑えられるメリットがあります。

ただし、既存屋根と新しい屋根の2重構造になるので、屋根部分の荷重負担がかかり耐震性が低くなります。住宅の構造によっては、カバー工法をおこなえません。

【あわせて読みたい】

コチラもチェックして検討を!屋根の「カバー工法」徹底解説>>>

屋根の葺き替えの費用相場の目安

既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材を取り付けるのが、葺き替えです。カバー工法のように屋根材が2重構造にならないので、屋根部分の荷重負担はかかりません。

また既存屋根を撤去するため、防水材や野地板の補修もおこなえます。屋根の機能が高まるため、住宅の寿命を延ばせるのも特徴です。

施工内容葺き替え
施工費用90万円~150万円(1棟当たり)
工期7~10日

ただし、葺き替えは既存屋根を撤去して防水材や野地板を交換するので、修理費用が高くなります。また瓦からガルバリウムに変える場合は、雨樋の交換が必要になるので交換費用もかかります。葺き替えの施工費用は1棟当たり90万円~150万円程度で、施工にかかる日数は7~10日程度です。

あわせて読みたい】

コチラもチェックして検討を!屋根の「葺き替え工事」徹底解説>>>

屋根の部分補修の費用相場

屋根の部分補修の費用

塗装やカバー工法、葺き替えなど屋根全体の工事ではなく、部分補修で十分な場合があります。部分補修は、屋根全体のリフォームより金額を安く抑えられることも多いです。ここからは、部分補修の費用相場を確認していきましょう。

板金交換

屋根の周辺部分に使用されるガルバリウム鋼板製の金属板が、板金です。屋根の周辺は雨水が浸入しやすいですが、板金を施すことで屋根周辺部からの雨水の侵入を防げます。板金が劣化すると、板金の一部が屋根から浮いた状態になります。

板金の劣化をそのまま放置すると、雨漏りの原因になるので注意が必要です。また、板金の一部が屋根から浮いた状態を放置すると、台風が起きたときに外れて吹き飛ばされることがあります。板金の交換費用は、1m当たり8,000円~1万円程度です。

瓦部分の補修

耐久性が高い瓦ですが、長く使用すると壊れることがあります。一部分だけ瓦が壊れている場合は、壊れた瓦を新しい瓦に交換することが必要です。瓦部分補修は、壊れた瓦が1枚でも周囲の数枚も一度外してから新しい瓦を取り付けます。

瓦をすべて取り替えるより費用を抑えられるため、低コストで修理をおこないたい方に最適です。修理工事の日数も短くて済むので、工事期間中に周囲に迷惑がかかる心配もありません。瓦部分補修の費用は、1枚当たり 3,000円~4,000円程度です。

漆喰補修

屋根瓦の一番上に設置した棟の土台を守るために塗り込んだものが、漆喰です。ほかの箇所に比べるとメンテナンスの時期が見過ごされがちですが、劣化を放置すると屋根全体のダメージにつながります。

漆喰は瓦よりも短いのが一般的で、主な劣化症状には表面が朽ちてきたり剥がれてきたりします。

特に漆喰が剥がれ落ちると、瓦の落下や雨漏りにつながることがあるので注意しなければいけません。漆喰補修にかかる費用は、1m当たり2,000~3,000円程度です。ただし、補修範囲が多いほど割高になる傾向にあるので注意する必要があります。

雨樋交換

屋根に溜まった雨水を、下に流すための装置が雨樋です。ほとんどの住宅に設置されている雨樋は、壊れると外壁に雨水が浸入して腐食や雨漏りを引き起こしてしまう可能性があります。

雨樋の耐用年数は20年程度といわれていますが、紫外線で少しずつ傷んで割れやすくなります。

劣化状態によっては新しい雨樋に交換する必要がありますが、部分的な破損であれば部分補修で問題ありません。

一般的に雨樋は1階や2階の軒下に設置されているので、補修規模にかかわらず足場を取り付ける必要があります。雨樋交換にかかる費用は、1m当たり4,100円~4,800円程度です。

自然災害の屋根修理には火災保険が適用も!?

屋根修理に火災保険適用

屋根の修理内容によっては費用が高額になるので、少しでも修理費用を抑えたい方も多いでしょう。

積雪や風災、豪雨、強風などの自然災害で破損した場合は火災保険の補償を受けられるケースがあります。火災保険に加入しているなら、一度確認してみるのがおすすめです。

火災保険は、現状を単に伝えれば適用されるわけではありません。どのような災害で被災したのかを明確にしたうえで修繕の見積もりが必要です。しかし、被災に対する火災保険の申請について詳しくないリフォーム業者も少なくありません。

火災保険を申請したい場合は、被災に対する見積もりを算出できる業者を選ぶ必要があります。ほとんどの場合、見積もりの依頼は無料でできるため(事前に確認してください)信頼できる業者にまずは相談してみましょう。

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工事にまつわる詐欺に注意しよう!

屋根の修理を依頼できる業者は多くありますが、なかには悪徳業者もいます。悪徳業者を選んでしまうと、高額の費用を請求されたりいい加減な施工を行われたりすることがあるのです。

不安を煽って詐欺行為をおこなう業者も報告されているので、詐欺に遭わないように注意することが必要です。ここでは、よくある詐欺業者の手口や対処法、対策を紹介します。

屋根工事の詐欺の手口とは

詐欺の手口を理解して、詐欺に遭わないように注意することが大切です。まずは、悪徳業者が使う詐欺の手口から確認していきましょう。

火災保険ですべての屋根工事が無料になるわけではない

火災保険で工事費用が無料になることをほのめかして、屋根修理を推してくる業者もいます。火災保険適用には条件があり、あくまで台風や積雪、強風など自然災害に遭った場合のみです。またすべてのケースで、火災保険が適用されるわけではありません。

そして火災保険が適用される箇所でも、全額負担されるわけではありません。火災保険の内容を確認したうえで、修理を依頼するか決めましょう。

急に訪問して屋根の劣化を指摘する怪しい業者?

詐欺の手口で多いのが、急に訪問して経年劣化を指摘するなど、不安を煽って屋根を点検しようとする業者です。屋根を点検させてしまうと、強引に契約させられることもあります。

その場で屋根修理の契約をするのは避けて、考える時間を設けて依頼するか慎重に判断しましょう。

メーカーを装って定期点検

ハウスメーカーを装って、自宅に定期点検に訪れる悪徳業者もいます。急に点検に来た業者に劣化を指摘されて契約してしまった、という被害もあるようです。

定期点検に来る業者を無条件で信頼せずに、必ず社員証や名刺を確認し、後日こちらから連絡するようにしましょう。怪しいと感じたときは、きっぱり断ることが大切です。

キャンペーンで高額値引き!?

詐欺の手口で気をつけたいのが、キャンペーンによる高額値引きです。屋根の修理は高額になることも多いため、割引と聞くとつい契約してしまいたくなるかもしれません。

しかし、適正価格を提案してこない業者は工事の手を抜いたり、後で高額費用を請求したりすることもあります。根拠のない高額値引きをしてくる業者に、騙されないようにしましょう。

詐欺に遭わないための対策とは

屋根修理の詐欺に合わないために

どんなに気をつけていても不安を煽られると、つい契約してしまうこともあるはずです。ここでは、悪徳業者の詐欺に遭わないための対策を紹介します。

一人で工事を即決しない

一人になりやすい時間帯を狙って訪問する、悪徳業者もいます。一人だとその場で相談できる家族もいないため、不安に感じることも多いです。訪問してきた業者に、どんなに不安を煽られても一人で即決しないようにしましょう。

その場ではきっぱり契約を断り、検討するための時間がほしいことを伝えることが大切です。家族に相談することで冷静に判断できるため、詐欺に遭いにくくなります。

の実績を確認する

業者に不信感を抱くときは、名刺やパンフレットに記載されている会社をインターネットで検索してみましょう。ホームページがあるからといって信頼できるわけではありませんが、実在する会社であることはわかります。

ホームページで、会社の実績や施工事例を確認しましょう。実績が少ない業者は、希望の工事を行ってもらえない可能性があります。

別の業者にも点検を依頼する

いきなり訪問してきた業者に屋根の劣化を指摘されたときは、別の業者に点検を依頼するのもおすすめです。

信頼できる別の業者に屋根の状態を調査してもらうことで、すぐに対応すべき劣化状況なのか意見を聞けます。点検結果に不信感があるのであれば、第三者からアドバイスをもらいましょう。

工事代金を前払いしない

契約したとしても、工事が完了する前に工事費を全額振り込むのはやめましょう。工事前に前払いとして半金を振り込むケースもありますが、全額支払いを求めてくる業者は要注意です。

お金を振り込んだ後にまったく連絡が取れない状況になることもあるので、支払いのタイミングには注意しましょう。

万が一詐欺に遭ってしまった場合の対処法

どんなに注意していても、悪徳業者から詐欺に遭うこともあります。詐欺被害に遭ったときは、冷静に対応することが大切です。ここでは、詐欺被害に遭ったときの対処法を確認していきましょう。

クーリングオフを利用してキャンセルする

契約後すぐに詐欺だと気づいたら、クーリングオフを利用しましょう。クーリングオフとは、契約した日から8日間以内であれば申し込みを撤回できる制度のことです。内容証明や契約解除の通知を業者に送るだけで、契約を解約できます。

解約にかかる費用は一切かからないため、誰でも簡単にクーリングオフを利用できます。契約自体に不備がある場合は、8日を過ぎてもクーリングオフできるケースもあるので冷静に対処しましょう。

消費者センターや弁護士、警察に相談する

詐欺に遭ったことがわかったとき、業者と直接やり取りしたくない方もいるかもしれません。このような場合は、消費者センターを利用しましょう。

消費者センターとは、消費生活全般に関する苦情や問合せなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付けて公正な立場で対処してくれる窓口のことです。

消費者センターに被害に遭った旨を話せば、業者に連絡してもらえます。専門機関に対応してもらうことで、スムーズに解約できることも多いです。契約後に態度を一変させる悪徳業者もいるので、消費者センターをうまく活用しましょう。

また、高額な費用を支払ってしまった場合は、弁護士や警察に相談するのもおすすめです。なかには、自分が詐欺の被害に遭ったことが恥ずかしくて相談できない方もいます。

ただ、悪いのは人を騙す悪徳業者なので、自分を責める必要はありません。弁護士や警察に相談して、適切に対応してもらいましょう。

屋根修理の業者選びのポイント

屋根の修理業者は多くあるので、どのような基準で選べばいいか悩む方もいるでしょう。業者の選び方を間違えると、高額な費用を請求されたり施工後に不具合が起こったりすることもあります。

ここでは、屋根修理の業者選びのポイントをまとめました。業者を選ぶときの参考にしてください。

見積もりを比較検討

業者によって価格設定が異なるので、まずは見積もりを取りましょう。屋根の修理は普段見えない部分なので、不正も気づきにくいです。見積もりには施工内容が記載されているので、工事の全体像を理解できます。

ただし、1社だけで契約する業者を決めるのはおすすめしません。可能であれば、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討しましょう。また、金額ばかりに目がいきがちですが、サービス内容やアフターフォローなども考慮して選ぶことが大切です。

信頼できるかを確認

費用以外に重要視したいのが、信頼できる業者であるかです。見積もりを依頼しただけでは、信頼できる業者か判断はできません。

そこで、過去の施工事例や実績を確認してみましょう。実績が高かったり過去の施工事例が自分好みだったりする場合は、信頼できる可能性が高いです。

また、担当者との相性を確認することも大切です。屋根の修理を依頼することになれば、今後は小まめに連絡を取り合うことになります。

担当者との相性が悪いと、スムーズにやり取りできないことも多いです。見積もりを依頼するときなどに、担当者との相性を確かめておきましょう。

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屋根は普段見えにくいので、劣化症状が見過ごされがちです。しかし、屋根には耐用年数があるので一定の年数を超えると徐々に劣化症状が出ます。そのまま放置すると雨漏りや外壁の劣化につながることも多いので、早めに対処することが必要です。

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