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ルーフバルコニーって?ベランダ・テラスとの違いや活用方法とは

2022/10/24 2024/04/22
ルーフバルコニーって?ベランダ・テラスとの違いや活用方法とは

日当たりがよく、開放感たっぷりのルーフバルコニー。実はベランダやテラスとの違いがよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで、今回はルーフバルコニーなどのメリットや活用方法をご紹介します。リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を監修したプロ
福本 圭子 さん

株式会社ディセノ

ルーフバルコニーとは?

ルーフバルコニーとは、階下の屋根にあたる箇所に設置されたバルコニーのことです。ルーフテラスや、ルーフガーデンなどの名称で呼ばれることもあります。

ここからはルーフバルコニーの概要や特徴などの基礎知識、ベランダやテラスとの違いを徹底解説していきます。

ルーフバルコニーの概要と特徴

ルーフバルコニーは前述のとおり、「階下の屋根にあたる箇所に設置されたバルコニー」のことで、マンションやアパートのほか一戸建てでも作ることが可能です。

そもそもバルコニーは、室外の専用スペースに出て上を見上げたときに屋根がなく、開放された空間と定義されます。バルコニーのうち下の階の屋根部分(ルーフ)を利用して作ったスペースを、ルーフバルコニーと呼びます。

ルーフバルコニーのその他の主な特徴は、バルコニーやベランダよりも面積が広いことや日当たりの良さ、柵やフェンス、手すりなどで囲われていることなどです。

ルーフバルコニーとベランダ・テラスの違い

ルーフバルコニーベランダテラス
屋根の有無無し有り無し
設置場所2階以上2階以上1階

ルーフバルコニーとベランダ、テラスはいずれも、建物の外に張り出したスペースを意味する点は同じです。ただし、ルーフバルコニーとテラスは屋根がありませんが、ベランダは屋根があるものを指します。

さらに、バルコニーとテラスは設置場所が異なります。1階部分に設置されるのがテラスであるのに対し、バルコニーは2階以上に作られることをおさえておきましょう。

一般的にベランダは2階以上の物件にあるもので、住戸から外部に若干張り出した、ある程度の雨風をしのぐことが可能な屋根付きのスペースを意味します。またテラスは、1階の地面の一部を高くして作られることがほとんどです。

ルーフバルコニーの4つのメリット

ルーフバルコニーのメリットとしては、次の4点が挙げられます。

  • 日当たりが良く開放的になる
  • 広々としたスペースで活用方法が豊富
  • 部屋が広く見える
  • 部屋が外から見えにくくなる

日当たりが良く開放的になる

ルーフバルコニーは屋根のない構造のため、抜群の日当たりが大きな魅力です。外出しなくても外の日差しや空気、季節ごとの雰囲気を味わえます。晴れた日には、広々としたスペースで洗濯物やシーツを干せるのも嬉しいポイントです。

また、ルーフバルコニーは階下の屋根の部分を使っていることから、空が開けており開放的な気分を得られます。高層階では素敵な景色を眺望できるのも人気の理由でしょう。

花火大会があるエリアなら自宅で満喫することもできます。部屋から空があまり見えないマンションやアパートも珍しくないため、付加価値が高いといえるでしょう。

広々としたスペースで活用方法が豊富

通常のベランダやバルコニーよりも面積が広いことも、ルーフバルコニーの特徴の1つです。

そのため収納スペースにしたり、イスやテーブルを置いてくつろいだり、ヨガマットをひいてストレッチをしたり、子供が遊ぶスペースとして開放したりと、ライフスタイルに合わせた楽しみ方ができます。

またテラスと同様に屋根がないため、青空の下でヨガをしたり、ハンモックやブランコに揺られたりといった使い方も魅力的です。

部屋が広く見える

居住空間の延長上にルームバルコニーが設置されている間取りであれば、外まで部屋が続いていると錯覚させる効果があるため、お部屋が広く見え、ゆったりとした気分で生活を送れます。

たとえ部屋自体の面積が同じであっても、ルーフバルコニーの有無によって広さの感じ方がまったく異なるでしょう。

部屋が外から見えにくくなる

ルーフバルコニーを設置すると、外から部屋の前までの距離が生まれるため、外から見えにくくなるというメリットも見逃せません。

スペース内に物置を置くと、さらに視線が遮られます。開放感とともに安心感も得られるのは、ルーフバルコニーならではの特徴です。 

ルーフバルコニーの4つの注意点

ルーフバルコニーに関する主な注意点としては、以下の4つが挙げられます。

  • 天気の悪い時は活用できない
  • 定期的にメンテナンスや掃除が必要
  • 騒音トラブルやにおいなど近隣住民に配慮する
  • マンションの管理規約に従うようにする

ルーフバルコニーを設置する際にはあらかじめ注意点を確認しておき、その特徴や利点を最大限活用したいものです。1つずつご説明していきます。

天気の悪い時は活用できない

屋根がないという特性上、毎日は活用できない点に注意しましょう。また面積が広い分、雨漏りのリスクが高いといえます。雨漏りは下階の住民とのトラブルになりかねないため、強い雨の日にはシートをかけたり、防水工事をしたりすることをおすすめします。

台風のように強い雨風が吹き荒れる際は物が飛んでいったり、排水溝がつまったりして雨水が溢れることのないよう、事前の対策が必要です。

定期的にメンテナンスや掃除が必要

ルーフバルコニー付きの住宅は便利でメリットが多いものの、屋根がなく恒常的に雨風にさらされるため経年劣化がはやく、定期的なメンテナンスや掃除に手間がかかるというデメリットもあることを知っておきましょう。

基本的な点検や清掃としては、柵やフェンス、手すりなどに腐食や破損が生じていないか定期的に確認するほか、排水溝のチェックと掃除をこまめに行うことが挙げられます。

排水溝に風と一緒に舞い込んできたゴミや落ち葉などが溜まると雨漏りの原因となるため、とくに注意しなければなりません。

なお詳しくは後述しますが、マンションのルーフバルコニーは共用部分であるため、勝手に設備の修繕を行うことはできません。修繕が必要な場合は、管理組合に相談しましょう。

騒音トラブルやにおいなど近隣住民に配慮する

屋根を有さず、開放的な構造であるルーフバルコニーだからこそ、近隣の住人へ迷惑がかからないよう配慮する必要があります。

広々としたルーフバルコニーで友人とバーベキューや食事会などをしようと考える人は少なくないでしょうが、煙や匂いが周囲に広がる可能性があるため心配なら避けたほうが賢明です。

騒音が原因による近隣トラブルに発展することのないよう、夜間に大人数で盛り上がるのも避けましょう。

マンションの管理規約に従うようにする

マンションは、住民が共同で使用する共用部分と、住戸ごとの専有部分にわかれています。ルーフバルコニーは共用部分に当たるため、管理規約に基づいて使わなければなりません。

物件の購入費以外に、使用料が設定されていることもあります。またの使用が禁止されているためバーベキューができなかったり、避難経路として機能させるために物の設置が制限されているケースも珍しくありません。

あらかじめルーフバルコニーの適切な規則を把握していないと、知らないうちにマンションの管理規約に反してしまう場合があるため、十分に注意しましょう。 

ルーフバルコニーの活用方法

ルーフバルコニーには以下のように、何通りもの活用方があります。

  • ガーデニング・家庭菜園を楽しむ
  • 椅子・テーブルを置いてリラックススペースにする
  • 洗濯物・布団を干す
  • 子どもの遊びスペースにする

前述のとおり、マンションをはじめとする集合住宅では共用部分にあたるため、管理規約に則った使い方をしましょう。

ガーデニング・家庭菜園を楽しむ

ルーフバルコニーは屋根がなく広いスペースが確保できるため、プランターや植木鉢などを設置して植物を育てる場所として最適です。部屋から自分が育てた美しい花や野菜を眺めるといった、癒やしの時間を過ごすこともできるでしょう。

ただしガーデニングを行う際は、落ち葉や土などをこまめに清掃することが必須です。そのままにしておくと、排水管が詰まる可能性があります。また、階下に落ちた場合、下の階の住民とのトラブルの原因にもなりかねません

椅子・テーブルを置いてリラックススペースにする

ゆとりのある空間にテーブルセットを置いて、屋外スペースを憩いの場にするのもおすすめです。朝日を浴びながらコーヒーを楽しんだり、優雅に読書を楽しんだり、休日は家族でブランチをとったりすれば、ゆったりと開放的なおうち時間を味わえます。

暑い時期にはサンシェードやガーデンパラソルを用意することで、照りつける日差しを和らげ快適に過ごすことができます。

洗濯物・布団を干す

日当たりがよく広々とした面積のルーフバルコニーは、ほこりもはたきやすく洗濯物を干すのにぴったりな場所です。布団のように大きなものであっても一気に干すことが可能です。日当たりに恵まれた場所のため、お日さまのにおいのするフカフカの布団になるでしょう。

雨が降り出したり、強い風が吹き始めたりしたときは、すぐに洗濯物を室内に取り入れることが大切です。

子どもの遊びスペースにする

開放的なスペースであることを活かし、テントを張ってキャンプ気分を味わう、ビニールプールで水遊びをするなど、子どもの遊び場としても活躍します。

ただし、柵や手すりがついているものの、まったく危険がないわけではありません。落下を防ぐため、お子様から目を離さないようにしてください。また、ビニールプールを使用後に排水する際は、きちんと排水口に流しましょう。

ペットの遊びスペースにする

屋内で飼っているペットも、ルーフバルコニーの中なら安全に遊ばせることができるので、気分転換や運動不足解消になります。

床面に人工芝やウッドパネルをひくなど、ペットの歩きやすい素材を使うと良いでしょう。

また、転落防止のためネットを張るなどして対策することも大切です。

ちょっとしたアウトドアスペースにする

スペースに余裕があるので、手軽に友達をよんでバーベキューをしたり、グランピングをしたり、花火を楽しんだりすることができます。

星空の見える地域なら夜には照明を消して天体観測をするのも良いでしょう。

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ルーフバルコニーは日当たりがよく広々とした空間であるため、さまざまな用途で活用できます。上手に利用して、お家で過ごす時間をさらに有意義なものにしましょう。

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監修したプロのコメント

ルーフバルコニーの注意点として、夏は暑くて靴底が溶ける可能性があるほど温度が上昇します。そのため、ウッドデッキやタイルをひくのがおすすめです。その際に使用するウッドデッキは、安価で安定供給できる樹脂入りの商品が、安全面でも経済的にも良いでしょう。

デザイン性に関する事としては、

・屋上庭園をイメージして、樹木や草木で庭を造る

(※防水層を痛めないように、適切な緑化地盤を作るように注意しましょう。)

・ウッドデッキ材でベンチやグリーンコーナーを作り統一感を演出する

・ラインナップが充実しているガーデンファニチャー(外用家具)を置く

などもおしゃれ度がアップできますよ。

また、ルーフバルコニーを計画する上で、

・広く作ると、防水メンテナンスの費用が莫大になる

・排水のつまりで雨漏りの原因になる

などの注意点も考慮しながら、必要に応じて検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を監修したプロ
福本 圭子 さん

株式会社ディセノ

インテリアデザイン歴18年、現場管理歴12年、2級建築士・2級施工管理技士の資格を持つ。 打ち合わせからデザイン、設計施工、お引き渡し後のアフターまで手掛けている。住まいの在り方から賢い家事動線、使える収納、最新機器のキッチンやユニットバス、何よりトレンドカラーを取り入れたインテリアデザインを得意とし、カーテンや家具もトータルでご提案可能。 多摩美術大学造形学部建築学科卒業後、建築金物メーカーでのに勤務経験あり。インテリアデザイン事務所にてインテリアの知識やデザイン、プランニングを習得。

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