洗面台の造作にかかる費用相場はいくら？リフォームするメリット・デメリット、安く抑えるコツも解説【2025年最新】

住宅をリフォームをする際、洗面台のデザイン選びに悩む方もいるのではないでしょうか。おしゃれなデザインの洗面台にリフォームすれば、毎日使うたびにテンションが上がることでしょう。

本記事では、造作洗面台にかかるおよその費用相場を紹介します。造作洗面台のメリット・デメリットも解説していますので、ぜひご覧ください。

造作洗面台とは？

洗面台というと、各メーカーが出している既製品の洗面台を思い浮かべる方も多いでしょう。一方で、お店やホテルなどの洗面台はおしゃれで可愛いデザインが多く、そのような洗面台は、パーツを自由に組み合わせてつくられています。

このように、洗面ボウル、水栓、カウンター、照明、ミラーなどのパーツを組み合わせてつくる洗面台のことを、造作洗面台といいます。デザインや好みに合わせ、パーツやさまざまな素材を自由に組み合わせてつくれるため、オリジナルの洗面台をつくることが可能です。

洗面台は、手を洗うほかにも身支度をととのえるために重要な場所。家族にとって使いやすいスタイルにできるのも、造作洗面台の魅力です。

造作洗面台の費用相場

造作洗面台はさまざまなパーツやデザインを選んで、好みに合った洗面台をつくれます。しかし、気になるのは費用相場。洗面ボウル、洗面カウンター、水栓、鏡、照明、タオルリングなどの必要部材をセレクトすると、最低でも約20万円〜30万円程必要だと考えておきましょう。

また、機能性やデザインにこだわりを持って選んだ場合の価格は、さらに高くなります。

一般的な部材の相場費用は、以下のとおりです。

20万円〜30万円の予算はないけれどデザイン性のある洗面台にしたいという方は、タイルや照明の変更だけでも可能です。その場合は、既製品の洗面台にプラスして約5万円～10万円程の料金が必要になります。

造作洗面台のメリット

洗面台はキッチンやお風呂などの水回りの中でも、比較的安価な価格で造作できます。自分の好みの洗面台にできれば、毎朝の身支度が楽しくなるでしょう。

造作洗面台のメリットとしては、以下の3点があげられます。

• 空間に合わせたサイズ調整が行える
• 自分好みのおしゃれな空間になる
• 家族に合わせて使い勝手を選べる

ひとつひとつ解説していきます。

空間に合わせたサイズ調整が行える

造作洗面台は、洗面所の空間にあわせて自由にサイズを調整できるのがメリットです。

既製品の場合は洗面台のサイズが決まっており、細かなサイズ調整が難しいのが特徴。そのため洗面台を設置する空間に、ピッタリ入らないというケースもあります。リノベーションの場合は間取りに制限があるため、ちょうどいいサイズの既製品がないかもしれません。

しかし、造作洗面台なら自分の好きなように洗面台をつくれるため、スペースにぴったりのサイズ感を実現できます。

自分好みのおしゃれな空間になる

洗面所は、朝も晩も毎日使う場所です。その空間を自分好みのデザインにできれば、支度の時間も楽しくなるでしょう。造作洗面台をつくるときは、デザインやパーツ、機能などをすべてオーダーメイドで注文できます。自分次第でおしゃれで落ち着く空間に仕上げられるのは大きなメリットです。

家族に合わせて使い勝手を選べる

造作洗面台は家族に合わせて設計できるため、全員が使いやすい洗面台にすることができます。

たとえば、お子さんや車いすの方がいるご家庭では、既製品の洗面台は高さが合わなくて使いにくいでしょう。そのような場合は、2ボウルにして片方の高さを低くすることも可能です。このように、それぞれの家族の暮らしに合わせた、理想のスタイルが実現できます。

造作洗面台のデメリット

造作洗面台はメリットばかりではありません。どのようなデメリットがあるかを確認したうえで、造作洗面台にするのか既製品の洗面台にするのかを検討することが大切です。

造作洗面台のデメリットは、以下の3つ。

• 手入れがしにくい場合がある
• 保証がつかないことがある
• 費用が高くなる場合がある

それぞれ確認していきましょう。

手入れがしにくい場合がある

造作洗面台は既製品の洗面台に比べて毎日のお手入れがしにくい場合があります。見た目を重視して可愛いタイルを選んだら、そのタイルの目地の汚れが気になったという失敗例もあるようです。また、カウンターを木製にしたら、水がしみ込んでカウンターが変色してしまったというケースも。

一方の既製品の洗面台は、掃除がしやすい部材を採用しているため、お手入れがしやすいのが特徴です。造作洗面台で部材を選ぶときは、「掃除が大変にならないか」という点を検討してから選択するようにしましょう。

保証がつかないことがある

既製品の洗面台は1社のメーカーから販売されているため、、そのメーカーの保証がつく場合が多いです。しかし、造作洗面台の場合はたくさんのメーカーから部品や配管を集めて施工するため、保証がつかないことがあります。

トラブルが起きたときに、どこに連絡すればいいかがわからないケースもあるため注意が必要です。

費用が高くなる場合がある

造作洗面台は自分のこだわりで部材を選び設計するため、世界にひとつだけのオリジナルの洗面台となります。

しかし、それぞれのパーツを各メーカーから取り寄せるため、見積もりもかなり高くなる可能性があります。素材やアイテムによっても金額が異なるため、予算をオーバーしてしまうかもしれません。

そのため、「どこを重視するか」「どこの予算を削るか」などを考えながら、造作していくのがポイントです。

洗面台の造作費用を安く抑えるポイント

費用が高くなりがちな造作洗面台ですが、どのようにすれば費用を抑えられるのでしょうか。

そのポイントは、以下の3点です。

• メーカーにこだわりすぎない
• 部材を施主支給にする
• 一体化している洗面ボウルとカウンターを選ぶ

ひとつひとつ詳しく紹介します。

メーカーにこだわりすぎない

一流メーカーの部材は、クオリティも高い分価格も高めです。たとえば、住宅設備メーカーの大手TOTOなどで部材をそろえようとすれば、かなり価格は高くなるでしょう。

そのため、造作洗面台をつくるときは優先順位をつけ、こだわる部分を決めることが大切です。こだわる部分には一流メーカーの部材を使用し、それ以外の部分には安い部材を使用すると、価格のバランスがとりやすくなります。

部材を施主支給にする

施主支給とは、施主が個人で部材を購入し、それをハウスメーカーや工務店に取り付けてもらうことをいいます。施主支給ができる場合は、ネットのセールを利用し安い材料を手に入れることで、材料費を安く抑えられる可能性があります。

ただし、ハウスメーカーや工務店によっては、施主支給の対応をしてくれないところもあるため注意しましょう。

一体化している洗面ボウルとカウンターを選ぶ

洗面ボウルとカウンターが、一体になっている商品もあります。このような一体型の商品を選ぶと、洗面ボウルとカウンターを合体させる手間がかからないため、費用を抑えることが可能です。

また、洗面ボウルとカウンターだけではなく、鏡と照明が一体化しているタイプの商品もあります。施工の手間を省ける一体化の商品を上手に選択して、費用を抑えてください。

おしゃれな造作洗面台の施工事例4選

ここからは、実際におしゃれな造作洗面台の施工事例をみていきましょう。

1. 明るくて清潔感のある造作洗面台
2. 収納動線にこだわった洗面台
3. 可愛らしくて小物が似合う洗面台
4. ホテルのような高級感のある洗面台

それぞれの事例をピックアップしながら説明するので、今後のリフォームの参考にしてください。

事例1：明るくて清潔感のある造作洗面台

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こちらの洗面台は、白のタイルと木製のカウンターで明るくて清潔感のある空間を演出しています。デザイン的にはシンプルですが、直線が組み合わさっているので手入れもしやすく、清潔に保てるでしょう。

左側にグリーンを設置しているのもいいアクセントになっています。

事例2：収納動線にこだわった洗面所

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タオルやバスアイテムなど洗面台に収納するものは、意外に多いです。しかし、おしゃれなデザインにこだわりすぎると、収納スペースが足りなくなってしまう失敗例も。家族の人数や間取りによっても設置する収納棚が限られますが、ある程度収納スペースがあった方が生活しやすいでしょう。

こちらの洗面台は隣に収納棚、その上がアイロンスペース、その横が洗濯機と、収納動線にこだわったつくりになっています。

小物程度であればこの場所で干すこともできるため、脱ぐ・洗濯・干す・収納という一連の作業を洗面所で行えるのが魅力です。

事例3：可愛らしくて小物が似合う洗面台

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こちらの洗面台は、ポイント的に取り入れたカラフルなタイルが特徴です。シンプルな洗面台ですが、このカラフルなタイルによって、かわいらしい空間に仕上がっています。シンプルな木製枠の鏡があるため、可愛いけれども甘すぎないスタイルになっているのがポイントです。

洗面台の横に、季節の花やお気に入りの小物を置くことで、さらにおしゃれで小物が似合う洗面台を完成させています。

事例4：ホテルライクな高級感あふれる洗面台

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こちらは、ホテルのような高級感にあふれた洗面所です。デザイン性のある置き型の洗面ボウルに目を奪われます。丸い鏡や、照明などこだわりのインテリアも特徴的です。また、蛇口が壁付けになっており、日常の中の「非日常」を演出しています。

造作洗面台なら、このような上質で高級感のある洗面台にすることも可能です。

ゼヒトモでおすすめ！洗面台リフォームのプロを紹介

造作洗面台は、自分の好みや空間に合わせて、サイズやデザインを自由に選べる点がメリットです。一方で、デザイン性ばかりを重視しすぎると、機能性や掃除のしやすさなどに影響してしまいます。設計から任せられるプロに依頼することで、デザイン性・機能性を両立させた最適の提案を受けられるでしょう。

【見積り無料】昇龍 塚田さま

埼玉県・東京都・茨城県で、リフォーム工事を手がける事業者です。お客様との会話を大切にし、自分の家をリフォームする気持ちで丁寧な施工を心がけています。

クロスの張り替えは27年の業歴を誇り、ハウスメーカーや建設会社・リフォーム店などの施工実績が豊富です。また、信頼できる職人や事業者とのつながりを活かして、内装・外装・外構など住宅全般のリフォームにも対応してくれます。

洗面化粧台のリフォームにも対応しているため、洗面台の造作について問い合わせてみてはいかがでしょうか。

有限会社宮内工務店

有限会社宮内工務店は、創業100年以上を誇る、地域密着型の老舗工務店です。戸建てやアパート・別荘・店舗など幅広い建物のリフォーム工事を手がけ、1,000件以上の施工実績があります。

同社は大工工事を得意としており、洗面台やキッチン・窓・収納棚など、さまざまなオーダーメイド品の制作に対応可能です。2級建築士が在籍しているため、設置場所に合わせて最適な設計をしてもらえます。

シンプルながら、室内空間と調和のとれたおしゃれな仕上がりが魅力です。

有限会社ロア・デザイン

有限会社ロア・デザインは、埼玉県越谷市に拠点を置き、デザイン住宅をメインに手がける事業者です。新築工事だけでなくリフォーム工事にも対応しており、知見を活かした提案が期待できます。

同社は、生活導線を追求した住みやすい住宅を提供できるところが強みです。水回りリフォームにも対応しており、洗面台においても同様の提案が受けられるでしょう。

設計から施工までを一貫して行ってくれるため、要望が正確に反映されやすく、ミスマッチが発生するリスクが抑えられます。

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本記事では、造作洗面台にかかる費用相場と事例を解説しました。造作洗面台にすれば、デザイン性に優れた自分好みの空間に仕上げることができます。

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