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屋根塗装にはシリコンがおすすめ?塗料としての特徴や注意点について

2023/12/25 2024/05/22
屋根塗装にはシリコンがおすすめ?塗料としての特徴や注意点について

屋根に使用されることが多いシリコン塗料。名称として耳にしたことはあっても、どのような魅力や特徴があるのか詳しいことまで把握できていない方も多いのではないでしょうか。

今回は、屋根塗装に使用されるシリコン塗料の特徴を詳しく解説します。耐用年数や費用相場についても取り上げているので、屋根塗装に使用する塗料を決めかねているという方はぜひ参考にしてください。

屋根塗装に使用されるシリコン塗料とは?

外壁塗装

シリコン塗料とは、含まれる主成分がシリコン(樹脂)の塗料のことを指します。屋根塗装にもっとも採用されることが多く、大半の業者が推奨してくる塗料です。

また、フッ素やアクリルなどの塗料に比べて耐用年数や費用のバランスが良いため、屋根塗装に取り入れやすい点が魅力です。なお、塗料別の耐用年数や費用相場の違いは下記の表を参考にしてください。

塗料の種類耐用年数(年) 費用相場(㎡)
アクリル約5〜7 1,200円〜
フッ素約15〜20 4,200円〜
無機約20 5,500円〜

シリコン塗料は、光沢感のある仕上がりにしたい方や、コストパフォーマンスを抑えたい方の人気を集めています。シリコン塗料の製品によっては15年以上持つものもあるため、製品ごとに耐用年数をチェックしたうえで、使用したい塗料を指定しましょう。

屋根塗装でシリコン塗料を使うメリット

メッセージボードにメリットとペグ人形

多くの屋根塗装のリフォームで使用されるシリコン塗料は、メンテナンスや補修の手間を省ける以下3つのメリットがあります。

  • 低汚染性で汚れが付きにくい
  • カビや藻が発生しにくい
  • 耐候性に優れている

本章では、シリコン塗料が持つ特徴に関する情報も解説しているので、屋根塗装に使用する塗料を決めるうえでの参考にしてください。

低汚染性で塗膜表面に汚れが付きにくい

シリコン塗料は、低汚染性なため、塗膜表面に汚れがつきにくい魅力があります。塗料の中に塗膜が水に馴染みやすい特性(親水性)をもつ「シロキサン結合」が含まれているからです。

シリコン塗料以外の塗料は親水性が高くないため、雨水や砂埃などの汚れが流れにくいと言われています。

しかし、シリコン塗料の場合は、シロキサン結合によって汚れと塗膜の間に水が入り込むため、汚れを洗浄するセルフクリーニング効果を期待できます。

カビや藻が発生しにくい

シリコン塗料で屋根塗装すると、屋根のカビや藻の発生を抑制できます。シリコン塗料の成分には、防カビや防藻剤が配合されています。

また、付着した汚れが落ちやすい性質を持つため、カビや藻の栄養の原因と言われている汚れの蓄積を防ぐことが可能です。さらに紫外線による塗膜の劣化を防ぐ効果もあるため、カビや藻の発生を抑える効果を期待できます。

耐候性に優れている

シリコン塗料は、酸性雨や強風雨、紫外線などに耐えられる性質の「耐候性」に優れている特徴があります。そのため、屋根塗装の劣化を最小限に抑え続けることが可能です。

また、雨水の汚れが溜まりにくく、塗膜が硬いため、撥水性の効果を期待できます。さらに耐熱性も高いため、直射日光を制御するだけでなく、600度までの温度であれば耐えることが可能です。

屋根塗装でシリコン塗料を使うデメリット

メッセージボードにデメリットとペグ人形

屋根塗装でシリコン塗料を使用するのにはメリットだけでなく、デメリットもあります。主に下記の項目が当てはまります。

  • ひび割れしやすい
  • 重ね塗りできない
  • DIYは難易度が高い

1つずつ詳しくみていきましょう。

ひび割れしやすい

シリコン塗料はほかの塗料に比べて、耐久性が低いため、ひび割れしやすいといった特徴があります。

シリコン塗料の中でも耐久性に優れたものがありますが、乾燥後の塗膜がほかの塗料と比べて硬いため、ひび割れやすい塗料といえます。そのため、温度・水分で伸縮する素材への塗装には適していません。

また、線路の近くや道路沿いなどの振動の多い立地にある住まいの屋根にも、向いていないといえます。屋根塗装を依頼する立地の状況や環境などを踏まえ、シリコン塗料の使用有無を検討しましょう。

重ね塗りできない

シリコン塗料は屋根塗装において重ね塗りできません。撥水性が高く、表面が硬いことから、重ね塗りをしてしまうと下記のリスクが発生してしまいます。

  • 下地の塗膜と新しい塗膜がしっかりと密着しない
  • 塗膜にストレスがかかる
  • ムラや凹凸が気になる

重ね塗りする場合は、上塗り塗料と下地の密着度を高めるシーラーやプライマーなどの下塗り材で適切な下処理を行う必要があります。

既存屋根に塗られている塗料の状況によっては、重ね塗りではなく塗り替えの方が綺麗に仕上がるケースがあるため、屋根の状況に合わせた塗装方法を選択しましょう。

DIYは難易度が高い

シリコン塗料で屋根塗装のDIYをするのは、難易度が高いといえます。綺麗に仕上げるには、適切な下地処理や塗り方などの知識や特殊な技術が必要なためです。初心者がDIYをしてしまうと、ムラになってしまったり、厚塗りになったりするなどの仕上がりに大きく影響してしまうでしょう。

また、高い場所での作業となるため、転落やケガなどのリスクを伴います。高所作業は足場を組んだり、安全帯を着用したりするなどの準備が必要なため、安全に作業対応してもらえるプロに任せることがおすすめです。

屋根塗装に使用できるシリコン塗料の種類

屋根 塗装

屋根塗装に使用できるシリコン塗料は下記のグレードがあります。

  • 水性1液型シリコン塗料
  • 溶剤1液型シリコン塗料
  • 溶剤2液型シリコン塗料

それぞれ特徴や性能が異なるため、理想の屋根塗装を叶えるために特徴を比較していきましょう。

水性1液型シリコン塗料

水性1液型シリコン塗料は、水で希釈して使用するシリコン塗料です。溶剤を使用していないため、2液型シリコン塗料に比べて臭いが少なく、高い安全性を誇ります。小さなお子様がいるご家庭や、臭いに敏感に反応してしまう方向けです。

また、乾燥時間が短いため、短時間で塗装してもらいたい方に向いています。

溶剤1液型シリコン塗料

溶剤1液型シリコン塗料は、シンナーで希釈して使用するシリコン塗料です。金属製の屋根にも塗布できるほど密着性に優れています。また、安価な塗料のため、屋根塗装のコストを抑えることが可能です。

しかし、臭いが強く、VOC(揮発性有機化合物)が発生してしまうため、アレルギーやシックハウス症候群などの健康被害のリスクがあります。近年では、VOCの発生リスクを抑えるためにVOC含有量の少ない塗料が販売されています。しかし健康的にリスクが伴うため、できる限り専門業者に塗装をお願いしましょう。

溶剤2液型シリコン塗料

溶剤2液型シリコン塗料は、主剤と硬化剤を混ぜて使用するシリコン塗料です。耐久性や密着性に優れているため、セメント瓦や金属製の屋根に塗装したい方や長持ちする塗装を求めている方におすすめです。また、表面が滑らかで高品質な仕上がりを叶えられます。

しかし、1液型のシリコン塗料と比べると高額で臭いが強い特徴があります。

シリコン塗料を選ぶうえで把握しておくべきポイント

ポイント

シリコン塗料を選ぶうえでは、以下2つのポイントを事前に把握しておく必要があります。

  • シリコン含有率の規定がない
  • ウレタン塗料との違いを理解しておく

ここでは、シリコン塗料による屋根塗装を実施する前に、必ず把握しておくべきポイントについて解説します。シリコン塗料とほかの塗料で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

また、屋根塗装の費用相場について気になる方は、以下の関連記事をご覧ください。

関連記事:屋根塗装の費用相場

シリコン含有率の規定がない

アクリルとシリコンが混合されているシリコン塗料には、シリコンの含有率に関する規定ありません。一般的なシリコン塗料では、低いもので20%以下、高いもので40%から60%台とされています。

シリコンの含有率は塗料の性能に関連する数値で、含有率が高いほど防汚性・耐久性などが高くなる傾向です。性能が高くなると同時に高額な費用がかかることも覚えておきましょう。

しかし、メーカーの公式サイトやカタログには含有率が記載されていない場合も多くあります。シリコン塗料での施工を考えている場合は、事業者に直接シリコンの含有率を確認するのがおすすめです。

ウレタン塗料との違いを理解しておく

シリコン塗料は、ウレタン塗料と比較されることの多い塗料です。ウレタン塗料は、シリコン塗料のデメリットである伸縮性に優れており、ひび割れしやすい素材への塗装に適しています。さらに光沢を出せるため、高級感の演出にも適していますが、紫外線に弱いのも特徴です。

しかし、シリコン塗料よりも耐久性が低いため、コストパフォーマンスの面でもシリコン塗料に劣ります。とはいえ、比較的安価で導入できるため、スポットで発生する費用を重視したい場合はウレタン塗料を検討すると良いでしょう。

おすすめのメーカーのシリコン塗料製品5選

ペンキ 缶

屋根塗装にも使用されることが多い代表的なシリコン塗料には、さまざまな種類があります。

塗料名・メーカー特徴
シリコンフレックスⅡ(株式会社アステックペイント)●耐候性・低汚染性に優れている
●費用も比較的安いためコストパフォーマンスを重視したい場合におすすめ
超低汚染リファイン1000Si-IR(株式会社アステックペイント)●低汚染性に突出した塗料
●耐用年数が15年ほどと長い
●遮熱性能もある
●費用が高くなる
ナノコンポジットW(水谷ペイント株式会社)●低汚染性・耐候性・防カビ性・防藻性に優れている
●カビや汚れの発生を防ぎたい方に適している
● 速乾性に優れている
クリーンマイルドシリコン(エスケー化研)●独自開発したセラミックシリコン樹脂を配合
●弱溶剤タイプの2液型シリコン塗料
● 素材を問わず上塗り塗装しやすい
● 独自のセラミック複合技術により汚れがつきにくく、光沢感が持続しやすい
日本ペイントサーモアイSi ● 弱溶剤タイプの2液型シリコン塗料
● 耐久性に優れている
● カラー展開が豊富なため理想の屋根を叶えられる
● 耐候性だけでなく、光沢保持性に優れている

実際にシリコン塗料で屋根塗装を施す際は、メーカーごとの特徴なども踏まえて最適なものを選んでください。

シリコン塗料で塗装を依頼する場合に気を付けるポイント

Point

シリコン塗料を使用して屋根塗装を施す際は、以下の点を押さえたうえで最適な業者への依頼をしましょう。

  • 理想の性能を伝える
  • 予算を業者に伝える
  • 塗料の種類を専門業者に相談して決める
  • 悪徳業者を見極め優良業者に依頼する

どのように注意すると良いのか詳しくみていきましょう。

理想の性能を伝える

塗装業者に依頼する場合は、目的用途や理想イメージの性能を明確に伝えることで希望通りの機能を実現できます。例えば、下記の項目から重要視しているものを優先順位をつけて伝えることがポイントです。

  • 耐久性:長期間機能性を維持し続ける性能
  • 耐候性:雨や風などの自然に対して耐えられる性能
  • 遮熱性:屋内へ熱の侵入を防ぐ性能
  • 防汚性:汚れがつきにくくなる性能

また、それぞれの性能だけでなく、色や艶、質感などの外観に関する希望を追加で伝えておくことで、理想通りの外壁に近づけることが可能です。性能の有無によってシリコン塗料の金額が異なるため、予算と相談しながらベストな屋根塗装を叶えましょう。

予算を業者に伝える

業者に無料見積もりをとってもらう際に、具体的な予算を伝えておくことが重要です。事前に予算を伝えておくことで下記のメリットがあります。

  • 予算に応じた見積もりを提案してもらえる
  • 複数の業者で比較検討しやすくなる
  • 高額な請求を事前に防げる

塗装したい面積や理想の用途に合わせて提案をしてもらえるため、予算内で希望にあう屋根を叶えましょう。

シリコン塗料の種類を相談して決める

シリコン塗料にはさまざまな種類があるため、どの特徴の塗料にするのか相談して決めることがポイントです。既存の建物の状態に合わせたり、理想の耐用年数や機能性に優れた種類を選んだりできます。

また、理想のイメージを伝えることで、塗装業者に豊富な知識や経験に基づいて最適な種類のシリコン塗料を提案してもらえます。塗装の依頼前に、シリコン塗料に関する疑問点や不安点がある場合は、その都度相談で解消しておきましょう。

悪徳業者を見極め優良業者に依頼する

現地見積もりで悪徳業者を見極め、優良業者にお願いすることが重要です。施工業者によっては悪徳業者も多いため、以下の特徴に当てはまる業者には依頼しないようにしてください。

  • 不自然な値引きを提案してくる
  • 現地見積もり時に屋根の状態をチェックしていない
  • 見積書の内容が曖昧で詳細な項目が記載されていない
  • 塗装技能士の資格や建設業の許可を有していない
  • 質問への回答が遅く連絡もつきにくい

万が一悪徳業者に気付けず依頼してしまった場合は、国民生活センターや消費生活センターなどの団体に相談しましょう。

高額な工事のため、安心して依頼するには、十分な情報収集と慎重な判断が求められます。業者のホームページや電話で実績を確認したり、施工事例や保有されている資格を提示してもらったりするなどで優良業社かを見極めて依頼しましょう。

ゼヒトモで屋根塗装のプロを探す

今回は、屋根塗装に使用されることの多いシリコン塗料について解説しました。屋根塗装に使用する塗料は、今回紹介したシリコン塗料のように、特徴や耐用年数、価格相場などをしっかり把握しておく必要があります。

  • 自宅の屋根にシリコン塗料が適しているのか事前に知りたい
  • シリコン塗料で塗装した場合の費用や、耐用年数の目安も事前に教えて欲しい

そんな方は、ゼヒトモで屋根塗装のプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。外壁塗装工事を検討している方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。

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