1. ゼヒトモ
  2. 住宅
  3. 大規模工事
  4. 塗装
  5. 外壁塗装業者
  6. サイディングに塗装は必要なの?塗り替え方法や注意点、費用相場をチェック

サイディングに塗装は必要なの?塗り替え方法や注意点、費用相場をチェック

2022/11/10 2022/12/08
外壁塗装
FacebookTwitter

近年、サイディングが外壁の主流となっています。施工が簡単で短時間で完成することから、新築時やリフォーム時にサイディングを選ぶ方は少なくありません。しかし、サイディングは時間が経過することで、表面がはげてきたりひび割れが生じたりすることがあります。塗装をするほうが良いのではと感じることも多いのではないでしょうか。

この記事では、サイディングの塗装を検討している方に向けて、必要な情報を詳しく紹介しています。塗装の必要性や塗替えのタイミングを見分ける方法、注意点、費用相場なども説明しているので、ぜひチェックしてみてください。

この記事を監修したプロ
鴨下 秀幸 さん

有限会社カモシタ創建

サイディングに塗装は必要?

原則として、サイディングも定期的に塗装することが必要です。

例えば、サイディングの中でもシェアが高い窯業系サイディングはセメントを原料としています。セメントは吸水しやすいという特徴があるため、防水性のある塗料を塗って雨や湿気から壁を守らなくてはいけません。また、金属系サイディングは錆びやすいので、窯業系サイディングと同じく防水性のある塗料を塗り、雨や湿気から壁を守ることが必要です。

塗料は時間が経つと剥がれてきます。定期的に塗装し直し、機能を維持できるようにすることが必要です。塗膜の剥がれを放置すると、壁にサビやカビが生じるだけでなく、建物内部にも影響が及び、雨漏りの原因となることもあります。

外壁の表面に触れると白い粉がつくチョーキング現象が見られたときや、ひび割れが生じたときは、メンテナンスのタイミングです。早めに塗装をして、外壁を良好な状態に保つようにしましょう。

サイディングの外壁を塗装する時期とは

サイディングの塗装をし直す最適な時期は10年とされていますが、塗料の種類によっても異なります。主な塗料の種類と塗装時期の目安は以下の通りです。シリコン塗料とフッ素塗料は比較的耐用年数が長く、手間をかけずに外壁を美しく維持できます。

塗料の種類塗装の目安
アクリル塗料3年~8年
ウレタン塗料5年~10年
シリコン塗料8年~15年
フッ素塗料12年~20年

塗替えが必要な劣化のサインを見逃さないで!

外壁塗装の塗替え時期は、約10年が目安です。築10年になったら、外壁全体を塗り替えましょう。ただし、耐用年数が長いシリコン塗料やフッ素塗料であれば、15年に1回程度の塗替えが最適とされています。

環境や塗装の技術によっては、塗替えが必要なタイミングが早くなることがあります。塗装状態の劣化具合を判断するサインについて見ていきましょう。

チョーキング現象

チョーキング現象とは、壁を触ると白い粉がつく現象のことです。塗膜は劣化すると粉状になり、剥がれ落ちてしまいます。

チョーキング現象が見られたときは、すでに塗装の効果がなくなっていると考えられます。防水効果のある塗料を塗っていた場合でも、壁に水分が染み込みやすくなっているので、カビや雨漏りが生じるかもしれません。

塗料によっては防水効果だけでなく、耐久性や断熱性などさまざまな効果があります。効果を十分に発揮するためにも、チョーキング現象が見られたときは早めに塗装し直しましょう。

コーキングのひび割れ

コーキング(シーリング材)とは、サイディングボードとサイディングボードの間を埋めるペースト状の材料です。コーキングをサイディングボードの隙間に充填することで、雨水などが住宅内部に入り込まないようにします。

経年劣化などによりコーキングにひび割れが生じると、塗装をし直すタイミングと判断できます。放置すると雨水などが下地や断熱材などに入り込み、カビや雨漏りの原因となるので、早めに塗装とコーキングをし直しましょう。

外壁のひび割れ

外壁の表面にひび割れが生じているときも、塗装し直すタイミングと考えられます。ひび割れ部分はすでに塗膜がなく、壁材が露出した状態になっているため、放置すると雨水が下地や断熱材まで入り込んでしまう恐れがあります。

カビが生えるだけでなく、金属系サイディングであればサビが生じるかもしれません。さらなる劣化を防ぐためにも、早めに塗装し直しましょう。

塗膜の剥がれ

塗膜の剥がれが見えたときは、塗装が劣化したサインです。水分に弱い窯業系サイディングや金属系サイディングに直接雨水が当たらないように、早めに塗装し直すようにしましょう。

なお、サイディングボードと塗料の色が同じときは、塗膜の剥がれにすぐには気付かないかもしれません。こまめに外壁をチェックする習慣を身につけ、塗膜の剥がれなどの劣化サインに早く気付けるようにしておきましょう。

塗装の色褪せ

塗装が全体的に色褪せて見えるときは、塗膜が薄くなり、劣化していると考えられます。早めに塗装し直すようにしましょう。

また、光沢のある塗料を塗ったにも関わらずくすんで見えるときも、塗装が剥がれ始めていると考えられます。再塗装して、外壁を守りましょう。

カビや藻の発生

外壁にカビや藻が発生することがあります。特に梅雨などの湿気の多い時期には、生えやすくなるでしょう。また、放置すると増殖するため、見た目も悪くなってしまいます。

カビや藻が発生したときも、塗装し直すタイミングです。高圧洗浄機などで丁寧に外壁についたカビや藻、汚れなどを落としてもらい、防水効果のある塗料を塗りましょう。

シーリングの劣化

シーリング材が劣化して縮んだり、浮きが生じたりすることがあります。ひび割れしたときと同様、隙間ができて雨水などが入り込みやすくなるので、早めにシーリング材を充填し、塗装をし直すようにしましょう。

上記サインが出たら、塗装タイミング

紹介したように次のサインが出たときは、塗装のタイミングです。

  • チョーキング現象
  • コーキングのひび割れ
  • 外壁のひび割れ
  • 塗膜の剥がれ
  • 塗装の色褪せ
  • カビや藻の発生
  • シーリングの劣化

上記のサインが出ているのに塗装をし直さないで放置すると、雨水が外壁や下地、住宅内部まで入り込み、雨漏りの原因となることがあります。また、腐食やカビなどが住宅内部に広がり、住宅の寿命が短くなることもあるので注意が必要です。

【あわせて読みたい】

建物の寿命が延びる!?外壁工事の種類とは>>>

サイディング塗装におすすめの時期がある?

サイディングの塗装は、塗装のサインが見られるよりも早めにすることをおすすめします。塗装のサインは、塗膜の剥がれが生じているサインです。外壁全体ではなくても一部が露出した形になっているため、外壁の劣化が進みやすく、住宅の劣化も早める可能性があります。

サインが見られるよりも早く塗装をするのであれば、ある程度は自由に時期を選ぶことが可能です。特に急ぐ必要がないときは、春か秋に塗装するようにしましょう。

雨の日は塗装はできないので、梅雨や台風が来る時期は避けるほうがよいでしょう。また、冬場は雪が降る可能性があるだけでなく、寒いので作業しにくいという問題があります。そのため、塗装に最適な時期は春か秋とされています。ただし、春か秋は業者が混み合うこともあるので、早めに依頼をしておくことが必要です。

サイディング塗替え時の注意点

サイディングボードの取り付けには、通気工法と直張り工法の2つの方法があります。

通気工法とは、間柱外部の上に防水紙を張り、その上に通気層を設けてサイディングボードを張る工法です。通気層があることで温度差により結露などが発生しても乾燥しやすく、湿気を外に排出しやすいというメリットがあります。

一方、直張り工法とは、間柱外部の上に防水紙を張り、その上に直接サイディングボードを張る工法です。通気層がないため、結露などが乾燥しにくく、湿気が壁の内部にこもりやすくなります。そのため、サイディングボードが内部から腐ることもあるので注意が必要です。

サイディングボードの取り付け方法によって、適している塗料が変わります。通気工法で取り付けたときには塗料は水性でも油性(溶剤)でも問題ありませんが、直張り工法では通気層がなく、水分が中にこもる可能性があるため、水性塗料は使用できません。塗替えをするときは、どちらの工法でサイディングボードが取り付けられたか確認する必要があります。

サイディングのデザインを保つならクリア塗装を

サイディングのデザインや色味を活かして塗装をするのであれば、「クリア塗装」を選びましょう。クリア塗装とは顔料が含まれていない透明な塗料を使って塗装することで、サイディングボード自体のデザインや色味をそのまま残すことが可能です。

外壁塗装には、顔料が含まれていないクリア塗装と顔料ありの「塗りつぶし塗装」があります。サイディングボードの色味が気に入らないときは塗りつぶし塗装をすることで、好みの色に変えられます。

サイディングボードのデザインや色味を活かすクリア塗装ですが、サイディング自体が劣化しているときや目立つ傷があるときは向きません。塗りつぶし塗装で、劣化した部分や傷をカバーするようにしましょう。

また、外壁に光触媒機能や親水性機能などの特殊な機能があるときも、クリア塗装は向きません。塗装をせずに、サイディングボード自体が持つ機能を活かせるようにしておきましょう。

他にも、金属系サイディングにもクリア塗装は向きません。顔料が入った塗料の中から、金属系サイディングに合うものを選びましょう。

サイディング外壁塗装にかかる費用相場

サイディングに対する塗装費用は、外壁面積によって変わります。建物の大きさ別に、どの程度の塗装費用がかかるのか相場を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ただし、建物が小さい場合でも、外壁に凹凸が多いときは外壁面積が大きくなり、その分、塗装費用も高額になることがあります。また、外壁面積が小さい場合でも、高機能で高額な塗料を選ぶときも塗装費用は高額になる点に注意しましょう。

【建物の大きさ別】費用相場簡単早見表

建坪ごとの塗装費用相場は以下の通りです。

建坪(1階の床面積)塗装費用相場
20坪(約65㎡)50万~60万円
30坪(約100㎡)70万~90万円
40坪(約130㎡)90万~120万円
50坪(約165㎡)120万~150万円
60坪(約200㎡)150万~180万円

アクリル塗料やウレタン塗料は比較的安価のため、上記の表の下限に近い費用で塗装をすることができます。しかし、アクリル塗料やウレタン塗料は耐用年数が短く、10年以内に1回を目安に塗り直しが必要になるので、長期的に見れば割高になる可能性があるでしょう。

一方、フッ素塗料やシリコン塗料は単価が高いため、上記の表の上限に近い費用がかかります。とはいえ、いずれも耐用年数が長いため、周囲の環境にもよりますが15年ほど持つこともあるので、長期的に見れば割安になるかもしれません。

また、シーリング材も素材による価格幅が大きいので注意が必要です。安価なシーリング材を使うと短期間で縮んでしまったり、ひび割れが入ったりするため、こまめにメンテナンスをしなくてはいけません。サイディングボードの材質に合い、なおかつ長持ちする高品質なシーリング材を選ぶようにしましょう。

環境に合った塗料やシーリング材を選ぶことも大切なポイントです。例えば、海風が当たる地域では塩害が予想されます。塩害に強い塗料やシーリング材を選ぶことで、サイディングを保護し、住宅を長持ちさせるようにしましょう。

なお、実際に塗装業者にサイディングの塗装を依頼するときは、見積書に塗装費用の合計額だけでなく、足場代や養生代、洗浄作業代などが詳細に記載されています。建坪30坪(1階床面積約100㎡)程度の事例を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【事例】30坪程度:戸建住宅を塗装した場合の費用内訳

建坪30坪程度の戸建住宅のサイディングを塗装したときの費用目安は、以下の通りです。

費用内訳費用目安
塗料代35万円前後
シーリング代8万~10万円
洗浄作業代3万~6万円
足場代15万円前後
養生代4万~8万円
飛散防止ネット代3万~4万円
その他、廃棄物処理代など2万円前後
合計額70万~80万円

建物が3階建て以上のときは、さらに塗装面積が増えるため、費用も高額になります。また、足場代も高額になるので注意しましょう。

建物の形状が複雑なときも、それに合わせて足場を組むため、足場の面積が増えて足場代が高額になります。また、足場の面積が増えると養生する面積も増えることがあるので、養生代や飛散防止ネット代も比例して高くなることがあるでしょう。

洗浄作業代は、主に高圧洗浄機による作業代のことです。丁寧に汚れを落としてから下地や塗料を塗ることで、塗料とサイディングの密着性が高まり、塗装の耐用年数が長くなります。少々費用はかかっても、丁寧に洗浄作業を行う業者を選ぶようにしましょう。

なお、上記の費用目安はシリコン塗料を選んだ場合のものです。塗料の種類によっても塗装費用の相場は変わります。建坪30坪の住宅における塗替え費用目安を紹介します。

塗料の種類1㎡あたりの価格建坪30坪あたりの塗料代
アクリル塗料1,000円~1,800円10万~18万円
ウレタン塗料1,500円~2,500円15万~25万円
シリコン塗料1,800円~3,500円18万~35万円
フッ素塗料3,000円~5,000円30万~50万円

サイディングの塗装はDIYできる?

サイディングの塗装を業者に依頼すると、塗料代やシーリング代などには材料費だけでなく作業費も含まれます。少しでも費用を抑えたいという方は、ホームセンターなどで塗料やシーリング材を購入してDIYをするという方法も検討できるでしょう。

とはいえ、塗装作業に慣れていないと、塗料がしっかりとサイディングに付着せず、早期に劣化して再塗装することにもなりかねません。慣れない方は、業者に依頼するほうがよいでしょう。

また、塗装作業に慣れているときであっても、足場をしっかりと組み、塗装しない部分に養生シートを張り、周辺の住宅には飛散防止ネットをかけて丁寧に実施することが必要です。いずれも少しでも手を抜くとケガをしたり、周辺の住宅を汚して損害賠償を請求されたりするため、かえって高額になる可能性があります。

塗装を長持ちさせるために、また、ケガや損害賠償のリスクを減らすためにも、信頼できる業者に依頼するほうが安心です。評判が良く実績のある業者に依頼し、外壁と住宅を美しく維持しましょう。

外壁塗装業者のプロを探す

サイディングを塗装し直すことで、外観が良くなるだけでなく、防汚効果や断熱効果などを高めてより美しく快適な暮らしを手に入れることが可能です。外壁が長持ちするだけでなく、住宅そのものも長持ちさせることができるでしょう。

  • 外壁塗装について相談したい
  • まとめてリフォーム工事の見積もりをとりたい

そんな方は、ゼヒトモからリフォーム工事のプロを探してみませんか?

いくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたにピッタリなプロが見つかります。

リフォーム工事でお困りの方は、ゼヒトモお気軽にご利用ください!

監修したプロのコメント

サイディングの特徴として、

・サイディングの外壁はパネルを張り合わせているため継ぎ目(目地)が多い。

・建物の揺れに対しパネルの動きで緩和させ、外壁のひび割れを防ぐ効果がある。

そのため、継ぎ目には柔らかい素材のコーキングが使用されています。しかし、経年により柔軟性を失い硬くなったコーキングでは、揺れに追従できず外壁のひび割れにつながります。

また、コーキングをすることで雨水の侵入を防ぐ効果もあります。その一方で、コーキングに頼りきっているという点から、容易に雨水の侵入を許してしまうこともあります。

サイディングよりもコーキングが先に劣化するケースが多く、外壁診断士や外装劣化診断士のいる信頼できる業者に5年に1度は定期的な診断を依頼することをおすすめします。

この記事を監修したプロ
鴨下 秀幸 さん

有限会社カモシタ創建

一般住宅からアパート、マンション、工場倉庫まで幅広く塗装施工しています。外壁診断士・埼玉県知事許可・産廃収集運搬業許可の資格・許可を持つ。塗料にはそれぞれ良さがあり、その良さを知り比較しながらお客様のご希望に添えるようにご提案いたします。塗装工事以外にも、屋上やバルコニーなどの防水工事・内外装工事・ガラス断熱・ハウスクリーニングなども対応可能。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連タグ

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

ブログをSNSでシェアする

FacebookTwitter

外壁塗装関連の最新記事

2022/12/21
サイディング外壁をおしゃれに仕上げる方法とは?人気のデザインと一緒に紹介。

一度はあこがれるおしゃれな外観の家。新築で家を建てたときだけでなく、外壁リフォームの時にも、住宅の外観をおしゃれにすることができます。 また、既存の外壁をおしゃれなサイディングにリフォームすれば、断熱性や防汚性などの機能を高めることも可能です。しかし、一から外壁の色を選ぶとなると、どんな外壁がおしゃれに見えるかわからないという方も多いのではないでしょうか。 この記事では、おしゃれな外壁リフォームを検討している方に向けて、人気のカラーやデザインについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。 サイディングとは サイディングとは、パネル状の外壁材のことです。また、サイディングを用いて外壁を仕上げる工法をサイディングと呼び、外壁材自体はサイディングボードと呼ぶこともあります。 近年はサイディングを使った外壁が増えてきました。サイディングは他の外壁材と比べて費用が安価で、施工期間が短いといったメリットがあります。また、工場でまとめて製造するため、品質が安定しやすい点もサイディングの特徴です。 モルタル(塗り壁)やタイル外壁との違いは? 1980年代頃までは、個人住宅の外壁としてはモルタル(塗り壁)が一般的でした。しかし、職人さんの腕によって塗装の仕上がりが左右されることや耐水性の低さ、費用が高めであることなどのデメリットが多く、モルタルを選択する住宅も徐々に減少しています。 タイル外壁も職人さんの腕に仕上がりが左右される素材です。タイルは耐久性に優れ、メンテナンスも簡単というメリットがあります。しかし、サイディングと比べると工事費用が高いので、外壁全体ではなく部分的に使われることも多いです。 サイディング外壁材の種類とは サイディング外壁材には、窯業系と金属系、木質系、樹脂系の4つの種類があります。もっとも高いシェアを誇るのは窯業系で、サイディングの約7割を占めるといわれています。耐久性や防火性、遮音性が高く、カラーやデザインのバリエーションが豊富な点も特徴です。 金属系サイディングも耐久性が高い外壁材です。また、断熱性に優れているため室温が外気の影響を受けにくく、光熱費の削減にもつながります。 木質系サイディングは木ならではの自然の風合いが特徴的な外壁材です。ただし、防水性が低いため、こまめにメンテナンスをしないとカビが発生したり腐ったりすることもあります。 樹脂系サイディングは耐久性が高い素材ですが、日本ではあまり使用されていないため、カラーやデザインのバリエーションが少なめです。また、遮音性が低いので、隣家との距離が近い場合にはおすすめできません。 おしゃれで人気の外壁のカラーとは おしゃれな印象を与える外壁のカラーとしては、ベージュとネイビー、ホワイト、グレーが挙げられます。ベージュは他のカラーと合わせやすく、屋根や門扉の色を問わずナチュラルにまとめることが可能です。また、砂ぼこりなどの汚れが目立ちにくいので、清潔感を維持しやすいのも特徴です。 ネイビーは一見、個性が強そうですが、住宅全体をシンプルなイメージに仕上げるため、意外と落ち着いた印象になります。ダークカラーの外壁材にしたい方は、都会的なネイビーを検討してみてはいかがでしょうか。 清潔感や落ち着きを重視したい方には、ホワイトも人気のカラーです。サイディングのデザインが引き立つカラーなので、塗り壁風やタイル風などのデザインを選びたいときもホワイトがよいでしょう。 グレーはクールで洗練された雰囲気に仕上がるカラーです。ブラックやダークグレー、グレーのモノトーンカラーの外壁材や門扉、塀を選ぶと、よりクールかつスタイリッシュに仕上がります。 おしゃれな外観デザインスタイルとは カラーだけでなくデザインや配色にこだわることは、より外壁をおしゃれなスタイルに仕上げるための重要なポイントです。おしゃれなスタイルを紹介するので、ぜひ好みやイメージに合わせてリフォームしてみてください。 モダン・シンプル ホワイトやグレー、ブラックの外壁を選ぶと、モダンな印象に仕上がります。外観に使用するカラーを2色以内に絞り込むと、さらにモダンかつシンプルなイメージになります。 モダン・シンプルな印象にするためには、住宅自体の形状にも注目してみましょう。庇のない箱型の住宅や片流れ屋根を選ぶと、モダンな印象になりやすいです。外壁のデザインも極力シンプルなものにすれば、よりすっきりとした住まいになります。 スタイリッシュ 洗練されたスタイリッシュなイメージに仕上げたいなら、外壁はグレーやブラック、ネイビーなどの濃い目のカラーを選びましょう。また、金属系のサイディングを選ぶと、素材の無機質さがよりスタイリッシュな印象を強めます。 外壁材のデザインは幾何学的なものかフラットなものがよいでしょう。装飾性を取り払うことで、外観の印象がさらにスタイリッシュになります。また、屋根と外壁、門扉を同じ色で揃えるのも人気です。 ナチュラル ナチュラルな雰囲気の住まいを目指すなら、木質系の自然素材を活かしたサイディングがおすすめです。アイボリーやブラウン、ベージュを選べば、よりナチュラルなスタイルに仕上がります。 彩度やツヤ感が低い外壁を選ぶと、ナチュラル感を強めることができます。ブラックなどの濃い色やツヤ感のある素材を使うときは、ワンポイントにとどめておきましょう。 北欧風・ヨーロピアン 北欧風やヨーロピアンスタイルの住まいを目指すなら、屋根の形状と外壁カラーの組み合わせに注目しましょう。 例えば、勾配のある屋根とホワイトを基調とした明るい外壁を組み合わせると、北欧風に仕上がります。一方、南欧風に仕上げたいときは、存在感を感じさせない程度のシンプルな屋根と、ライトイエローやグリーン、レッドなどの明るい色味の外壁の組み合わせがおすすめです。 和風 木目調のサイディングを選ぶと、和風な雰囲気の住宅に仕上がります。外壁や塀、門扉などを木質系の素材で揃えることで、より和風なイメージを強めることができます。 カラーはブラウン系がおすすめです。ベージュや濃すぎないブラウンにすれば、落ち着いた雰囲気になります。瓦屋根をセレクトすると、さらに和風の雰囲気を強めることができるでしょう。 サイディング外壁をおしゃれに仕上げるためのコツと注意点 サイディング外壁をさらにおしゃれに仕上げる方法を紹介します。ぜひ参考にして、理想の外観に仕上げてください。 ベースのテイストを決める まずはベースのテイストを決めましょう。例えばナチュラルを選ぶと、ブラウン系のカラーや自然を感じる素材、シンプルなデザインなど、選ぶべきサイディング外壁を簡単に絞り込めます。 ベースのテイストを決めるときは、家族と話し合って決めていきましょう。イメージや好みが具体的に決まっていないときは、周辺の住宅の外観や雰囲気を参考にすることもおすすめです。 カラーは2色以内にする 外壁に用いるカラーを2色以内に絞り込むと、よりおしゃれに仕上がります。例えば、外壁をベージュ1色にする、あるいはベージュとダークブラウンのみを使用すると、2色以内に収まり、すっきりとした印象の外観になります。 カラーの組み合わせも重要なポイントです。ブラウン系やグレー系などの特定の系統に属するカラーを選ぶと、よりおしゃれに見えるでしょう。 また、カラーのバランスにも注目してください。例えば、濃い色の配分が多いと個性的なイメージに、反対に薄い色の配分が多いとナチュラルな印象になります。 外構とテイストを揃える 外観全体をおしゃれにするためにも、サイディング外壁と屋根、玄関、門扉、塀は同じテイストで揃えるようにしましょう。 例えば、ネイビーの外壁でスタイリッシュなイメージにするなら、玄関や屋根もブラックやホワイトなどのカラーや金属系の素材を用いてスタイリッシュに統一することが必要です。玄関や門扉に木目調などを用いると、その部分だけナチュラルな印象になり、建物が浮いてしまうこともあります。 太陽光の下で大きめの実物サンプルで確認する サンプルは太陽光の下で確認するようにしましょう。外壁は屋外に設置するため、電気照明で見た色味や素材感とは異なる可能性があります。イメージやカラー、雰囲気を正確に把握するためにも、必ず屋外でチェックしましょう。 また、大きめのサンプルで確認することも重要なポイントです。明るい色は面積が広いほど明るく、暗い色は面積が広いほど暗く見える傾向にあるため、サンプルが小さいと実物の明るさ・暗さを把握できない恐れがあります。 周囲の家との調和を意識する 落ち着いた日本家屋が並ぶ住宅地に、アーバンかつスタイリッシュな外壁の住宅は調和しません。反対に洋風の住宅ばかりの町並みには、純和風の家屋はマッチしない恐れがあります。周囲の住宅との調和を意識して、イメージやカラー、素材を選ぶようにしましょう。 また、調和することも重要ですが、あまりにも個性がないのも寂しい印象になるかもしれません。サイディングのデザインや素材感、色の組み合わせなどを工夫して、家族の個性を演出しましょう。 サイディング外壁の施工費用相場 […]

2022/12/19
ALCパネルはどんな外壁材?種類や特徴、メンテナンス方法をチェック

一般的なコンクリートと比べて圧倒的に軽量なALCパネルは、断熱性・耐火性に優れた外壁材として広く利用されています。機能性が高い分、ほかの素材と比べて多少高価ではありますが、快適な住まいづくりを実現するために検討の価値があるでしょう。 本記事ではALCパネルの特徴やほかの外壁材との違い、必要となるメンテナンス、リフォーム費用の相場などをご紹介します。理想の住宅を完成させるために、ALCパネルに関する知識を付けておきましょう。 ALCパネルとは ALCとは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略語です。珪石・セメント・発泡剤・石灰などを原料としたコンクリートの1種で、軽量気泡コンクリートとも呼ばれます。 一般的なコンクリートよりも圧倒的に軽量であるのが特徴で、断熱性と耐久性に優れた素材です。ALCパネルは高い機能性を活かして、一般家庭の住宅から高層ビルまで、さまざまな建物の外壁材として利用されています。 他の外壁材との比較 外壁材として利用されている素材は豊富にあるため、それぞれの特徴を詳しく比較して選択することが大事です。今回はALCと、そのほかの3種類の外壁材を項目ごとにまとめました。 外壁材 原料 メンテナンス周期 特徴 ALC セメント・ケイ石・生石灰 10~15年程度 断熱性が高い耐火性が高いコンクリートと比べて軽量 窯業系サイディング セメント・繊維質 10年程度 施工性が高い耐火性が高いデザインが豊富 金属系サイディング アルミ・スチール 10~15年程度 断熱性が高い耐震性が高い モルタル セメント・砂 10年程度 高級感があるコーキングが不要 素材の特徴によって、メンテナンスの周期も異なります。 ALCパネルの特徴とは ALCパネルは、以下のような特徴をもった外壁材です。 耐久性に優れている 軽量で耐震性が高い 断熱性が高い 耐火性・防火性に優れている 遮音性が高い 調湿性に優れている ほかの外壁材と比べる際には、機能性とコストのバランスを確認するようにしましょう。 耐久性に優れている ALCパネルは鉄筋やスチール金網といった成分が含まれるため、耐久性が高いのが特徴的です。外壁材の耐久性に影響を与えるパルプ材や木繊維を使用しておらず、ひび割れの心配もないでしょう。 定期的なメンテナンスを欠かさなければ、50年以上の長い期間もつとされています。自宅の寿命を考えた場合には、ALCパネルはおすすめの外壁材です。 軽量で耐震性が高い ALCパネルは軽量でありながら、優れた耐震性を誇る外壁材です。一般的なコンクリートとは違い、直径0.05~0.1ミクロンの気泡が含まれています。 地震被害の多い日本において、耐震性を考慮した外壁材を選ぶことも重要です。ALCパネルであれば、軽量かつ衝撃に強いため、耐震性の面でも安心して利用できるでしょう。 断熱性が高い ALCパネルは断熱性が高い外壁材で、室内を冬は暖かく夏は涼しく保つことができます。温度変化の影響を受けにくいのは、気泡部分が空気の層を作っているためです。 一般的なコンクリートと比べると、ALCパネルの熱伝導率は10分の1程度であるとされています。断熱性の高い外壁材を選ぶことで、1年を通して快適に過ごせる環境を確保できるでしょう。 また、暖房や冷房器具の利用を減らす良いきっかけとなり、光熱費の節約につながります。 耐火性・防火性に優れている 無機質のセメントやケイ石を原料とするALCパネルは、耐火性・防火性に優れています。燃えにくいだけではなく、万が一火が燃え移った場合も有害物質が発生しません。 一般的な住宅に多く用いられているサイディングボードの2倍程度の厚みがあるため、防火性の面でも安心できるでしょう。いざという時に備えて、耐火性・防火性の高い外壁材を検討することは重要です。 遮音性が高い ALCパネルの特徴ともいえる気泡の層は、遮音性を高める効果ももっています。空気の層によって音が伝わりにくくなるため、快適な室内空間を実現できるでしょう。 […]