外壁塗装でツートンカラーにする時のコツ3選
今回は外壁塗装でツートンカラーを行う際に失敗しない色の選び方や色分けの方法、人気の組み合わせ、ツートンカラーを行う際の注意点を解説します。
外壁塗装で建物の色をツートンカラーにしようとお考えの方は是非ご覧ください。
失敗しない色の選び方
外壁塗装でツートンカラーを行う際に失敗しない色の選び方をまとめました。ツートンカラーの選び方に不安な方は是非参考にしてください。
同系色を選ぶ
同系色を選ぶことで、相性のよくない色同士を選ぶリスクを減らすことができます。同系色は色相環で隣り合う色や近くの色を指します。(例:青や緑、黄やオレンジ)同系色を選択することでバランスのとれた印象をもたせることができます。

セパレーションカラーを入れる
ツートンカラーにまとまりをもたせるために、2色の間に単色を挟む方法もあります。セパレーションカラーで使用する色は、白・灰色・黒などの無彩色や、ダークベージュやダークグリーンなどの色の鮮やかさが抑えられた低彩度色がおすすめです。
付帯部(サッシ・雨樋)などの外壁と分かれている部分にセパレーションカラーをいれることで、建物全体を引き締めるようにみせる効果があります。
使う色は3色までに抑える
外壁塗装で使用する色を3色までに抑えることで、まとまった印象を作り出すことができます。3色を選ぶ際はベースカラー・アクセントカラー・アソートカラーに分けて考えましょう。
以下にベースカラー・アクセントカラー・アソートカラーの特徴・使用する割合(%)をまとめました。
名称 | 特徴 | 使用する割合(%) |
ベースカラー | 土台の色。背景色としての役割があるため、黄色や赤などの彩度が高い原色は向いていない。 | 約60~70% |
アクセントカラー | 視覚にアクセントをつけたり、まとまった印象を作る。 | 約5% |
アソートカラー | 色の明度や彩度を揃える役割をもつ。 | 約20~30% |
ベースカラー・アクセントカラー・アソートカラーは使用するとバランスよく見える比率が決まっています。3つの特徴を抑えながら色を選びましょう。
色分けの方法
外壁塗装で建物をツートンカラーにする際は、色同士の組み合わせだけでなく、どのように色分けを行うかも重要です。塗装を行う際は住まいの構造にあった色分けを行いましょう。
以下に色分けの方法をまとめました。
1階と2階で色分けする
建物の1階部分と2階部分で色を分ける方法です。
1階の色を2階よりも濃い色を使用することで、安定感が生まれ落ち着いた印象を作り出すことができます。
建物の構造を活かし、縦向きに塗装する
建物の構造を活かして、垂直方向に塗り分ける方法です。
建物の構造によっては難しい場合もありますが、縦向きに色分けすることによりスタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
ベランダやバルコニーの部分だけ色を変える
ベランダやバルコニーなどの凹凸した箇所をワンポイントで塗り替える方法です。建物の一部分のみ色を変えることで、建物に立体感が生まれます。
カラーシミュレーションを活用しよう
カラーシミュレーションは住宅の塗装前に、シミュレーションソフトを使って外壁や屋根の色を確認する方法です。建物の配色を事前に確認したい方は、カラーシミュレーションを活用しましょう。
あくまでもシミュレーションの為、実際に塗装した場合と比べて見え方が変わる可能性があることを考慮しておきましょう。
カラーシミュレーションの種類
カラーシミュレーションは、既に用意されている写真の中から、自分の家に合った建物の写真を選択して配色を確認する方法と、自宅の建物の写真をパソコン等で読み込み、配色を確認する方法の二つがあります。
以下にカラーシミュレーションの無料ソフトをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
①「住宅塗り替えシミュレーション」エスケー化研
ホームページ上に載っている20枚ほどの建物写真の中から、自分の家に合った建物を選択してシミュレーションを行うことができます。
外壁・幕板・屋根・天井・樋・付帯部・玄関ドアなどの配色を確認することが可能です。建物によっては、1階・2階にわけて配色を確認できます。
参照:住宅塗り替えシミュレーション | エスケー化研株式会社 – 建築用塗料・建築仕上材の総合メーカー (sk-kaken.co.jp)
②「塗装カラーシミュレーション」ホームテック株式会社
1トーン・2トーン・2階のみ・陸屋根の建物の写真の中から、自分の家に合った建物を選択してシミュレーションを行うことができます。
外壁・屋根・付帯部分の配色を確認することが可能です。建物によっては1階と2階にわけて配色を確認できます。
参照:塗装カラーシミュレーションー洋風のお住まい | ホームテック株式会社 (hometec-inc.com)
③「i Color Paint」スズカファイン株式会社
iPad専用のアプリです。iPadで撮影した建物の写真を読み込み、外壁・屋根・天井・雨樋・金属・外壁など、色を変えたい箇所を指先でタップして配色を確認できます。
建物の背景も自由に変更でき、色の微調整も可能です。
参照:iPad専用アプリ | スズカファイン株式会社 (suzukafine.co.jp)
人気の組み合わせ
ツートンカラーで人気の組み合わせを紹介します。定番の組み合わせを知りたい、配色に悩んでいる方は是非参考にしてください。
ホワイトとブラック
ホワイトとブラックは無彩色同士の組み合わせのため、クールでモダンな雰囲気を作り出すことができます。スタイリッシュで現代的な配色を選びたい方にオススメです。
ホワイトとネイビー
ホワイトとネイビーは同系色同士の組み合わせのため、全体的に落ち着いた印象を作り出すことができます。外観に穏やかな印象を持たせたい方にオススメです。
ホワイトとグリーン
ホワイトとグリーンを使用することにより、爽やかな印象を作り出すことができます。清潔感のある外観に仕上げたいとお考えの方にオススメです。

ベージュとブラウン
ベージュとブラウンを使用することで、上品かつあたたかい雰囲気を演出します。あたたかみのある外観に仕上げたいとお考えの方にオススメです。


ツートンカラーを行う際の注意点
ここでは外壁塗装でツートンカラーを行う際の注意点について解説をします。
周囲の景観と色を合わせる
外壁塗装でツートンカラーを行う際は、周囲の景観に溶け込む色を選びましょう。
自然が多い場所であればグレー、黒、緑などの落ち着いた色を、住宅街であれば白やベージュなどの明るい色、というように周りの環境に合わせて配色を行うことで調和が生まれ、周囲の景観から浮くのを避けることができます。
また、景観形成重点地区に定められている地域では、使用可能な色の範囲が定められている場合があります。建物の塗装を行う地域が景観形成重点地区内かどうかは各自治体に確認を行いましょう。
色見本はA4サイズ以上を用意する
色彩は、面積が大きくなればなるほど、明るく鮮やかにみえる特徴があります。
外壁塗装のリフォームは、建物全面に色を塗るため、色見本で配色を確認した時と比べ、彩度や明度が明るく鮮やかに感じるかもしれません。
色見本で配色を確認する際は工事業者にお願いするか、自身でA4サイズ以上の色見本を用意しましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の施工でツートンカラーを行う際に失敗しない色の選び方や配色方法、人気の組み合わせをまとめました。
外壁塗装でツートンカラーの配色を検討する際は、カラーシミュレーションや色見本を使って、自身が考えている配色が適切かどうか確認を行いましょう。
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