子供に行かせておくべき習い事20選
子供の意欲や興味を伸ばし、健やかな成長への効果が期待される習い事。最近では集団生活を学んだり、体力をつけたりと、いわゆるお勉強ではない習い事も人気です。
ここでは、習い事が子供に与える影響と、主な習い事をまとめました。お子さまの教育の参考にしてみてくださいね。
習い事をするメリットや効果6つ
1.礼儀が身につく
集団生活を通じて規範や礼儀を学ぶ機会を得られます。時間に遅れない・ルールを守るといった基本的なことから、違う学年の子供たちと接することで敬ったり面倒を見たりという内面の成長にもつながります。
2.好きなことにのびのびと打ち込める
運動や芸術など、子どもが興味を持っていることに打ち込める機会を用意してあげることができます。
専用の設備や道具が必用であったり、家庭教育では環境作りが難しい場合は、教室やクラブ通いが最適です。同じ興味を持った子供たちとの触れ合いを通じて、更なる成長も期待できます。
3.体力がつく
運動系の習い事では体力の有り余った子供たちのいい運動の機会です。体への負荷が小さい水泳は病気やけがに負けない強い体づくりに向いています。
近年では遊び場が減っていることもあり、子どもたちの体力低下が懸念されているので、体育の時間だけでは足りない運動の機会を与えてあげられると人気です。
4.友達が増える
習い事を通じて、学校や地域以外の友達が増えます。多くの友人と触れ合うことで、交友関係も広がりますし、気の合った仲間に出会う可能性も増えます。
5.学校や家庭では出来ない体験が得られる
専門的な技術や指導が必用な芸術や英語は、身近な大人では教えてあげることができません。専門のノウハウを持つプロの講師の元で学べる習い事は、子どもにとっても貴重な場所になります。
6.大人になってからの趣味につながる
子どもの時からの習い事がきっかけに、大人になってからも同じものに親しむ方も多いです。スポーツや芸術を通じた集まりでは交友関係も広がりますし、仕事の息抜きにもなります。
また、好きなものに長く接することで、趣味ではなく仕事として関わる方もいます。子供の習い事で終わらず、生涯楽しめるきっかけになるのは素敵なことですね。
男の子におすすめの習い事10選
1.水泳
毎年夏には体育の授業で行われたり、オリンピックでも盛り上がりを見せている身近なスポーツです。喘息などで呼吸器が弱いお子様でも取り組めるのでとても人気があります。
天候に左右されないこと・道具が少なくてすむこと・泳ぎの習得によってクラス分けがはっきりしているので、取り組み方がわかりやすいことなど、習い事を続けやすい条件が整っています。
2.サッカー
体力がつくのはもちろん、全体の動きを把握して瞬時の判断が求められるサッカーは判断力や俯瞰的な思考も身に付きます。
全国にクラブチームも増え、世界で活躍する選手も増えてきたことから、子どもたちに夢を与えるスポーツとしても人気が高まってきています。
3.野球
高校野球をはじめ、日本のプロスポーツでは一番の規模を誇る野球。長年日本人に親しまれてきただけあり、世代を超えて家族で楽しめるスポーツです。
父子の手軽なコミュニケーションとしてキャッチボールは定番ですね。1本のホームランで大逆転劇が起こる野球は、そのドラマ性が人気の秘密です。一球一球の勝負では集中力も養われます。
4.武道・武術
古くから日本に伝わる武道を通じて、礼儀や作法だけでなく、強さとは何かという哲学も学びます。剣道や柔道が比較的メジャーでしたが、2020年の東京オリンピックでは空手が正式種目として採用されることが決まっているので、今後ますます注目されるでしょう。
空手では相手と戦わずに型を競う種目もあるので、体の小さい小学生からでも安心して始められます。
5.ボクシング
オリンピックでの金メダルや世界タイトルを獲る日本人が多く、メジャーなスポーツです。
ファイトマネーも高額で夢がありますね。サンドバックに向かい、自分の体を鍛えることでストレスの解消にもなります。子供の習い事としては、お子さんの個性との相性が大事になってきます。
6.テニス
世界大会での日本人選手の活躍も増えてきました。一見単純なラリーの繰り返しに見えますが、戦略や技術など高い頭脳力が要求される高度なスポーツです。
また、メンタルコンディションにも左右されやすいスポーツなので、精神力が養われます。
7.ピアノ
音感が養われるだけでなく、左右で違う複雑な動きが必用なピアノでは指を動かすことによる脳への刺激も期待できます。ピアノは認知症の予防にも効果があると言われているくらいなので、成長期の子供への効果も期待できますね。手本やプロの演奏を聴くことで体へのリラックス効果もあります。
8.プログラミング
2020年から小学校での必修化に向けて議論が進んでいます。
必修化の背景にはIT系の人材が不足していることもありますが、身近な生活の中にあるテクノロジー機器に親しむことで、モノづくりの楽しさや創意工夫を学ぶことができます。
9.英会話・英語学習
ネットの発達やグローバル化が進み、英語が必用な場面が増えています。言葉はコミュニケーションなので、英語が出来ることで、多くの人と仲良くなれたり自分の視野も広がります。
学校での教科書教育だけでは実用的な英語力は付きにくいことから、生きた英語に触れられる英会話教室の人気は高まってきています。ネットを使ったオンライン英会話では場所や時間に融通が利きやすいです。
10.学習塾
基礎学力も大切な知識です。受験対策のイメージがありますが、学校の授業だけではわかりにくい部分もマンツーマンで教えてもらえる個別指導の学習塾も人気です。
女の子におすすめの習い事10選
1.水泳
小さいうちから手軽に始められる習い事として人気です。水に親しむことから始まり、単元や泳法の習得ごとに級が上がっていくので、成果や頑張りが目に見えやすいので、目標をもって取り組む力がつきます。
2.体操
柔軟な身体と表現力が磨かれます。瞬発力や強い体幹も養われるので、人気があります。採点競技なので、見せることへの意識が高まり、姿勢が良くなるという効果もあります。
また、集団演技を通じて仲間との協調性も身に付きます。
3.ダンス(バレエなど)
ダンスは小学校の体育でも行われるようになりました。リズム感や音楽への教養などが身に付き、表現力が鍛えられます。集団でのパフォーマンス発表会にむけての練習で協調性や、ひとつの作品を作り上げる達成感を得る経験も積めます。
4.チアリーディング
海外で人気のチアリーディングですが、日本の学生が全米のチアコンテストで4年連続優勝をするなど話題になっています。欧米の方とは違った体格を生かした繊細で美しい集団演技を通じて団結力が身に付きます。
5.ピアノなど音楽系
芸術への素養が深まる音楽系の習い事は根強い人気があります。体で覚える音楽系のスキルは大人になっても衰えにくいので、生涯役に立つスキルとも言えます。
6.英会話・英語学習
小学校での必修化も予定されているので、保護者の方の中でも特に関心度の高い習い事です。一人一人のレベルに合わせたマンツーマンレッスンや、仲間と楽しく英語に触れられる少人数でのグループレッスンなど、カリキュラムも豊富です。苦手意識を持つ前の幼いうちに習わせたいと考える保護者が多く、乳幼児からのクラスを解説しているスクールも多いです。
7.習字
デジタル化が進んでいますが、直筆の字を書く機会もまだまだあります。手書きだからこその味や価値が高く評価されていますね。字を美しく書くためにはバランスや美的センスも求められます。
8.プログラミング
2020年からの必修化に向けて議論が進んでいます。プログラミングは男女の差がなく一生使えるITスキルなので、女の子の習い事としても人気です。理系に進む女性も増えているので、女の子ならではの創意工夫やアイデアをどう生かすか楽しみですね。
9.学習塾
目的の達成のために課題に取り組む力や集中力がつきます。机に向かうためにはセルフマネジメント能力も養われるので、受験が終わっても自立・自律した大人になるためには必要な要素です。
10.芸術系(絵画・美術教室)
デジタル化が進み、誰もが手軽に絵を描いたり写真を撮って共有できるようになりました。どれだけツールが進化をしても、使う人間のアイデアやセンス次第。美しいものをたくさん見て、表現する力が養われます。
このような時はどうする?習い事に関するお悩み対処法
Q.子供が「習い事を辞めたい」と言う
まず、どうして辞めたいのか理由を子供に聞いてみましょう。
・お友達とトラブルになっている
・やる気がない
・他の習い事に興味が出てきた
など、理由によって対処法は変わってきます。やる気がない場合は少しの間、習い事をお休みするのも手です。しばらく離れることでモチベーションが復活することもあります。
一時の感情で辞めたいと言っている場合、その都度辞めていては継続力も付きません。
・年度末までは続ける
・進級試験に合格したらやめていい
など、わかりやすい目標を立てて取り組ませるなどの工夫をしてみてください。
Q.(お受験などの理由で)子供の習い事を辞めさせたい
教室側にとってもお受験などの理由は理解されやすく、比較的円満に辞めることができるでしょう。しかし、気を付けたいのは子供の意志です。
・大会や試合が控えている
・習い事へのモチベーションが上がってきている
・大切な仲間ができた
など、本人は辞めたくない場合もあります。未練を残したまま習い事を辞めても、受験に集中できなくなっては本末転倒なので、納得のいく方法を親子でしっかり話し合いましょう。この時、子供の意志を尊重してあげるのがポイントです。
最後に
こどもにかかる教育費は増え続けています。たくさんの経験をさせてあげたいと思うのが親心ですが、どんな習い事であっても、子どもが主体性をもって取り組まないとなかなか身に付きません。
子供の興味や意欲がわくものを基本にして、無理なく楽しく続けられるような習い事をすすめてみてくださいね。