犬の散歩における5つのポイントと、散歩時のマナー5つ
近年のペットブームで犬を飼う方はとても多くなっています。愛犬の散歩はお散歩のしつけはきちんとできていますか?愛犬のお散歩のしつけをきちんとしないことで愛犬にも飼い主にも、近隣の住民の方にも迷惑をかけてしまうことになってしまう可能性があります。散歩のマナー、しつけにはどんなものがあるか見てみましょう。
参照元情報: 犬の散歩をするときのルール – 東京都福祉保健局
犬の散歩におけるポイント
1.散歩のしつけをしていこう
リーダーウォークとは
リーダーウォークとは簡単に言うと「飼い主が主導権を持った歩き」のことです。散歩中に行き先、歩くペースを決め、飼い主が止まったら犬も止まるなどの飼い主のペースで散歩をさせることです。散歩くらい自由にさせてあげたいという人も多くいますが、この考えはあまりよくありません。
犬にとっての危険
犬にとっても危険がある散歩。いったいどんな危険があるんでしょう?
・誤飲
犬が自由に散歩している場合、多くの犬が地面に鼻を近づけて匂いを嗅いでいます。そんな時にコンビニの袋についたいい香りを嗅いでしまうと袋を食べてしまう危険性が出てきてしまいます。
・首への影響
強くリードを引っ張る犬の場合、首への負担が大きくなってしまいます。それによって首への障害が発生する場合もあります
・脱走の危険
何かを見つけて突進してしまうような犬だとそのまま脱走して事故にあってしまうことがあります。
飼い主の危険
・飼い主の怪我
強く引っ張られた際に飼い主が転倒して怪我をしてしまうケースもあります。
他人への危険
・通行人の怪我
通行人に飛びついてしまったり、噛んでしまったりという事故が起きてしまった場合に通行人が怪我をしてしまいます。
2.嫌がる場合もしっかり対応しよう
犬の散歩中に犬が言うことを聞かなかったり、座り込んでしまうことがあります。これはリードが長すぎることで犬に自由にしていいという合図を送ってしまっていて、そのため余計な動きをさせてしまい疲れて動かなくなったり散歩を嫌がってしまいます。
嫌がる犬はかたくなに動かなかったり、暴れたりすることが多くなり、リードが抜けてしまう危険性があります。しっかりとしたリーダーウォークを身につけましょう。
3.時間や回数に注意しよう
散歩の時間や回数は犬の大きさや年齢によって変わってきます。
成犬
・小型犬: 朝夕2回、10〜20分程度
・中型犬: 朝夕2回、30〜40分程度
・大型犬: 朝夕2回、40〜50分程度
仔犬、高齢犬
・仔犬
生後半年ほどは家の中や庭先程度で遊ばせ、少しずつ散歩に慣れさせましょう。
・高齢犬
体調次第ですが、1日1回程度のお散歩をしましょう。体調が悪い時には無理に行かないほうが良いです。
4.排泄はさせない?
散歩=トイレと考えている飼い主は多いんではないのでしょうか?散歩中にたまたま排泄した場合には仕方ないのできちんと処理すればいいのですが、トイレは屋内で躾けるようにし、散歩の前に用を足してから出かけるようにしましょう。
5.不用意に近づけない
犬の散歩をしていると、向かいからくる犬を見て近づいて行っていませんか?これは危険な行為になる可能性があります。見知った相手ならいいですが、初めて会う犬に対していきなり近づき、犬同士が喧嘩でもしたら怪我の原因にもなってしまいます。必ず飼い主に許可を得て犬同士の様子を伺いながら近づけるようにしましょう。
犬の散歩におけるルールやマナー
1.必ずリードでつないで散歩する
たまに見かけるノーリードでの散歩はやめましょう。ノーリードを行う飼い主のほとんどは「逃げないから」と安心しています。
しかしこれでは犬の安全は守れません。たとえ犬が逃げなくてもちょっと飼い主から離れた途端に車にひかれてしまったり、犬の興味の引くものを追いかけてそのまま迷子になってしまったり、人を見て興奮して飛びかかって怪我をさせてしまうなど、多くの危険を伴う行為です。たとえ逃げない大人しい犬でも必ずリードの着用を行いましょう。
2.おしっこは水で流す
おしっこの場合には取り除くのは無理なので最低限の気配りとして水で流すようにしましょう。民家の塀などにかけてしまった場合に放置してしまうと家の前が臭くなってしまうのは不愉快です。相手のことを思いやる散歩を心がけましょう。
3.フンは持ち帰る
排便の際には必ずビニール袋で取り、家まで持ち帰りましょう。放置していくととても不衛生ですし、他のワンコが臭いを嗅いだり食べてしまって不愉快な思いをされてしまいます。
また袋で糞を取ったにもかかわらず公園のゴミ箱などに捨てていく姿も見受けられますが、袋で縛っていてもゴミ箱から臭いがしてしまいます。必ず持ち帰るようにしましょう。
4.人を噛んだ場合は24時間以内に事故発生を届け出よう
保健所の決まりで犬が人を噛むという事故が起きた際には必ず24時間以内に届出をすることが義務づけられています。犬が好きな人が噛まれてしまった際には届け出を行うことで犬が殺処分になってしまうのではと心配されて届出を出さない場合もあるようですが、届出=殺処分というわけではありません。
その際に被害者側の届出も必要になるので、被害者と協力するようにしましょう。
5.人を噛んだ場合は48時間以内に獣医のもとへ犬をつれていく
人を噛んだのに犬を動物病院に連れていくことに疑問を感じる人もいるかもしれませんが、これは「狂犬病」に罹患していないかを検査するためです。現代の日本ではあまり狂犬病に罹患している犬はいないとされていますが、哺乳類全般に罹患してしまう恐ろしい病気です。コウモリなどを介して罹患している可能性もあります。必ず48時間以内に動物病院に連れて行きましょう。
最後に
近年のペットブームにより動物を飼う飼い主が多くなっています。しかしごく一部のマナーを守らない飼い主のせいで迷惑を感じているご近所さんが増えてしまっているのも現状です。
犬嫌いは犬好きが作ると言う人がいます。これは犬好きな人が起こす迷惑行為によって犬自体を嫌いになってしまう人が出てくるということなんです。きちんと躾を行い、飼い主もマナーを守ることで近隣の人たちと良い関係でペット飼育ができるように心がけましょう。
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