猫が飼いたい!一人暮らしでも猫と暮らせる6つの方法
一人暮らしをしているけど、猫が飼いたい!でも、日中家にいないし、飼えないかな?と猫を飼うことに不安を持っている方はいませんか。猫は一人暮らしで飼うペットとして、とても優秀です。お留守番もできますし、トイレなどのしつけもしっかり覚えられます。
ここでは一人暮らしでペットと暮らすためのポイントを6つご紹介します。一人暮らしにおすすめの種類やかかる経費についてなどまとめていますので、猫を飼いたいとお悩みの方はぜひ一度目を通してみてください。
(参照元情報:東京都福祉保健局、NPO法人東京キャットガーディアン、アイペット損害保険株式会社、アン動物病院、西京の森動物病院、ひびき動物病院、プリモ動物病院相模原中央、2017年11月現時点情報。医療に関する判断は必ず専門の医師の判断を仰ぐようにしてください。)
一人暮らしで猫と暮らすための6つのポイント
1.生後何ヶ月なら大丈夫なのか注意する
一人暮らしで猫を飼う場合は、生後2~6ヵ月ぐらいの猫にしましょう。
生後2ヶ月未満の子猫は突発的な病気やけがで死んでしまう危険性が高いため、一人でお留守番させるのはまだ難しいですし、生後半年を超えてくると新しい環境に馴染むのが難しくなるからです。
2.一人暮らしに向いている猫の種類を知る
一人暮らしに向いている猫は、比較的おとなしく毛の手入れが楽な品種です。
例えば「スコティッシュフォールド」です。
比較的温厚な性格の子が多く、短毛であればお手入れも楽です。猫の中でも人になつきやすく、飼い主に忠実な一面もあります。鳴き声が小さめで運動量もそれほど多くないので一人暮らしのマンションでも迷惑になりにくい品種です。
もう1つおすすめは「マンチカン」です。
おとなしい性格の子が多いうえに、一人でのお留守番が得意なタイプで、日中仕事や学校などで家を空けていても一人で上手に遊べる猫です。ですが甘えん坊な面もあり、飼い主がいる時には構って欲しがる子が多いので、家にいる時には猫としっかり遊びたいという方に向いています。お手入れも楽ですし、運動も1日15分から30分程度で大丈夫です。
猫を保健所から引き取りたいという方もいらっしゃるかと思いますが、一人暮らしの場合は保健所から猫を引き取ることができるかどうかは、保健所の判断とあなたの経済や住まいの状態によるようです。
例えば、Zehitomo が拠点を置いている東京都は、東京都福祉保健局 東京都動物愛護相談センターが管轄です。こちらのホームページでは、一人暮らしの方は引き取り手になれないとは明記されていません。
しかし保健所にいる猫たちは人に捨てられた元飼い猫であったり、虐待を受けていた猫など心に傷のある猫も多いです。新たな飼い主となるためには気にかけてあげて、多くの時間を共に過ごし愛情を注いであげられる人が望ましいでしょう。
保健所ではなく里親募集の掲示板などから探すときは、依頼主とよく話して、実際に猫を見て、飼えるかどうか判断しましょう。タダだから、安いからと安易にもらうことだけはやめましょう。
捨て猫は、病気や栄養失調の症状があるかもしれません。まずは必ず病院に連れていき検査を受けさせましょう。
3.猫を迎えるための準備をする
猫を迎えると決めたら、猫が暮らせるための部屋作りをしましょう。最低限必要なものはこちらです。
- エサ
- トイレとトイレの砂(消臭機能付きのものがおすすめ)
- エサと水飲み用の食器
- キャリーバッグ
- ゲージ
ゲージは猫が小さい時には段ボールなどでも対応可能ですが、成長とともにあると便利なので買っておいたほうが良いでしょう。
4.部屋のレイアウト・環境を考える
一人暮らしだとワンルーム、多くて2部屋ぐらいの狭小住宅にお住いの方が多いと考えられますが、その間取りで猫を飼う際は、家具のレイアウトを考えましょう。
家具の高低差を利用して、猫の上下運動ができるレイアウトにするとキャットタワーを購入しなくても猫が運動できます。テレビ台、たんす、カラーボックスなどをうまく組み合わせて、人と猫がどちらも過ごしやすい環境を作りましょう。ただし猫が飛び乗る、飛び降りる際の弾みがついても倒れないよう固定してください。
猫を飼い始めたら近隣(左右と上下の部屋)にあいさつに行きましょう。たとえペット可の物件であったとしても、どういったペットを飼っているのか事前に話をしておくとクレームがくるリスクも変わります。
部屋の騒音対策は、マットやじゅうたんを敷くなどの対応をしましょう。猫の動きをどうにかしようとするのではなく、猫が動くことによって発生する音(例えばフローリングの床など)に対策をすることが重要です。
5.動物病院の場所を把握する
かかりつけの病院を見つけておきましょう。
病気やけが以外に、ワクチン接種や寄生虫対策など、猫を病院に連れて行くケースは多々あります。特に飼い始めと老齢になってからは、環境の変化によるストレスや老化で体調を崩しやすくなる猫が多いため、かかりつけの病院を持つことは大切です。近所の動物病院を調べておきましょう。
仕事の休みや時間帯と動物病院の診察時間が噛み合うかどうかも重要な判断ポイントです。
6.かかる費用を理解しておく
猫を飼う時に必要な経費は、月々の4~5,000円程度です。主にエサ代とトイレの砂代です。商品により値段の幅はありますが、ネットやホームセンターなどでまとめ買いがお得です。
エサは缶詰タイプは開けてしまうと残っても保存がきかないので、カリカリタイプのものの方が経済的です。
その他、予防接種や年に1回のワクチン接種がそれぞれ10,000円前後かかります。
月々の費用はトイレとエサ代だけなのでさほどかかりませんが、病気になって病院にかかると一気に数万円単位での出費になることもありますので、万が一に備えて猫用の貯金をしておくかペット保険に加入することをおすすめします。ペット保険は現在多くの保険会社から出ており、月々1,000円未満の掛け金のものもあります。
猫も病気になりやすい品種、丈夫な品種がいます。品種だけではなく生育状況でも体力は変わります。自分が飼う猫が健康優良児なのか病気がちなのかなど、猫の特性を観察しましょう。
一人暮らしで猫と暮らす5つの方法
1.家を空ける時間に配慮する
猫は、3日間程度であれば一人で留守番できます。その際にはトイレとエサと水を多めに用意して、部屋は静かな状態にしておきましょう。不意な騒音は猫にとってストレスです。
また、WEBカメラやリモート機能で出先から猫に話しかけるのもあまり良くありません。近くにいないのに見えたり聞こえたりする状態は猫にとっては意味不明でストレスです。
旅行などで長期に家を空けるときには身内や友人に預けるかペットホテルを利用しましょう。事前に1泊ほどお試し利用して、猫が問題なく過ごせそうか確認すると安心です。
2.しつけをする
トイレトレーニングは、まずトイレが快適な場所であると思わせましょう。猫はもともと排泄は砂の上でするという考えが脳にあるようで、快適にしてさえおけば場所は簡単に覚えてくれます。
次に爪とぎですが、これは専用の爪とぎ場所を作っておくことをおすすめします。ロープ、段ボール、カーペットなど猫が爪をとぎやすそうな素材のものを置いておき、爪とぎはここでするのだと繰り返し教えると徐々に覚えます。
どうにもこうにも言うことを聞かない猫はペットシッターにしつけをお願いするというのも一つの手段です。プロに任せればしつけをしてもらえるので、手に負えない時には検討してみるのも良いでしょう。
3.部屋の温度に気をつける
夏は、気温30度くらいまでなら問題なく過ごせますがそれ以上気温が上がる場合はエアコンを付けておきましょう。室温は28度設定が猫にとって快適です。暑さによる脱水症状が起きないよう注意してください。
冬は毛布や布団など、入って暖をとれるものがあればエアコンは常時付けておく必要はありません。また、外の景色を眺められて、日中日が入り猫が日光浴できる場所を用意してあげましょう。猫は外を見ながらの日向ぼっこが大好きです。
4.雄猫は去勢・雌猫は避妊手術を検討する
一人暮らしの場合は手術を検討しましょう。病気防止や、発情期の夜泣きなどの行動を無くすことができます。生後半年~1歳ぐらいまでの発情期を避けた時期が望ましいです。
若い方が傷の治りが早いのでこの時期がおすすめです。費用は病院にもよりますが2~30,000円程度で行えます。術後は入院がない場合がほとんどです。
5.スキンシップを忘れない
一人暮らしで猫にお留守番をさせている時間が長いからこそ、一緒にいる時には十分スキンシップを取りましょう。構って欲しくてまとわりついてきたり、視界から外れてわざと見えない位置から鳴いて呼ぶなどして甘えてきます。可愛いですね。
疲れているときでも相手をしてあげて、たっぷり甘えさせてあげてください。
最後に
猫は一人暮らしで飼うペットとしては飼いやすく、おすすめです。
病気にさえかからなければ月々の費用もさほど掛かりませんし、最低限のしつけも覚え、賢いです。一緒にいる時には甘えてくれて癒しをくれる存在になるでしょう。
ただし、猫の平均寿命は約15年です。飼いはじめてから亡くなるまで、様々な病気もあるかもしれません。長い猫の人生を一生添い遂げてあげる覚悟をもって飼いましょう。
お役立ち情報をLINEで受け取る
ブログをSNSでシェアする
関連タグ
この記事を書いた人
ペットのお世話関連の最新記事
ペットがOKなマンションやアパートでも、いざペットを飼いたいと考えても「近所迷惑にならないか」とよぎりますよね。その時、犬と違って猫は吠えないから大丈夫と考える人はいらっしゃるでしょう。 でも猫も鳴くときは鳴くのです。ず […]
犬が甘えてくると、かわいくて嫌なこともつい忘れてしまいますよね。飼い主であれば、なんとなく仕草を見ると「甘えているな」とわかると思いますが、自分にどうして欲しいのだろう、と思ったことはありませんか? ここでは、犬が甘える […]