猫のトイレのしつけ方法!5つのステップで理解しよう
初めて猫を家族に迎え入れる際、楽しみな反面、いろんな不安もつきものですよね。
「部屋でおとなしくしているのかなぁ?」「トイレトレーニングがちゃんとできるかなぁ?」「いたるところに爪とぎしないかなぁ?」など、考え始めるときりがありません。
猫の習性を理解していくつかのポイントを押さえてしつけてあげると、飼い主にも猫にもストレスなく、これから家族となり一緒に楽しく生活することができます。
ここではトイレのしつけ方法をご紹介します。
トイレのしつけ前に飼い主が理解しておきたい4つのポイント
1.しつけを始める時期
猫の赤ちゃんはビー玉みたいなつぶらな瞳をしていて、とっても可愛いですよね。眠っていても、天使のようです。幼い頃に一緒に暮らしていた猫ちゃんと私が一緒に寝ている様子の写真を持っており、今も大切に保存しています。
猫の赤ちゃんを飼う場合は、生後3週間くらいを過ぎた時期からトイレトレーニングを教え始めましょう。
ゲージの中にトイレを入れておきトイレを覚えたら、トイレをゲージから出します。その時は、臭いがついた砂を新しいトイレに混ぜてあげるとその場所でするのだと思い出し、安心して理解してくれます。
2.猫にとっての理想のトイレの条件
トイレの種類は、箱型・砂落とし型・ドーム型・ハーフドーム型と様々ありますが、どの形を気に入るかはわかりません。飼い主がそれぞれのメリットやデメリットを理解して購入してください。
何匹か飼おうと思っている場合は、猫一匹に対し、トイレも一個用意をしてあげると混乱しません。猫は自分以外の糞尿のあとをとても嫌がります。同じ場所のトイレを使わず、違う場所で粗相をしてしまう場合がありますよ。
3.成猫へのしつけ直しもできる
猫を飼う際、知り合いから譲っていただいたりすることもありますよね。我が家に迎え入れる前の知り合いの家ではきちんとトイレが出来ていたけれど、自分の家に来てからはうまくできず粗相ばかり・・なんてこともあるかもしれません。
すぐには慣れることができず全てが新しくなってしまって、猫ちゃんもストレスが溜まっているのかもしれません。場所を見直して、人が頻繁に通らない静かな場所や換気がきちんとできる場所を選んで、トイレを設置してみてください。
人間にも和式洋式の好みがあるように、猫に砂の好みがある、なんてこともありますよ。今まで使っていた砂やトイレと同じものを購入すると良いですね。
4.失敗した場合の対処方法
猫にトイレのしつけをしても、必ず何度かは失敗すると思います。人間も同じです。失敗しながらもだんだんと経験を積んで覚えていきますので、飼い主さんも根気強く見守ってあげましょう。
トイレの失敗はあるものだと見越して、猫が家に来る日までには部屋を片付けましょう。
汚されては困るもの、傷つけられたら困るものは猫の届かない場所に移動します。フカフカのカーペットなどは、粗相をして汚されてしまう可能性が高いと思っていてください。
もし猫がトイレに失敗したときでも、頭や身体を叩いたり、頭をおしっこに押し付けて怒ったりすることは絶対に禁物です。飼い主さんのイライラを猫にそのままぶつけてはいけません。猫が「おしっこをしたこと自体を怒られた」と勘違いして、おしっこを我慢して病気になったり、飼い主が見ていない場所を選んでするようになってしまいますよ。
猫のトイレのしつけ方法を5つのステップで理解しよう
1.トイレを置く場所
置く場所を決めるだけでも結構悩みの種ですよね。洗面・居間・台所など、どこに設置すればいいでしょうか。
猫はあまり人目が少ない場所を好みます。洗濯機の音など大きな音がする場所も嫌がります。わたしたちでも、トイレ中に見られるなんて困りますよね。猫も人間と同じように考えます。「自分が猫ちゃんだったらこの場所なら良いかも?」という風に猫の目線で考えてあげましょう。
また知っておいてほしいのは、猫のおしっこの臭いの強烈さです。風通しの良い場所に設置すると気になりません。猫の寝る場所からはあまり離れ過ぎないように設置し、一度決めたらそこからなるべく違う場所には移動しないようにします。
2.砂選び
トイレの砂もたくさんの種類が売られています。大き目の砂、小さめの砂、重たいものや軽いもの。
最近は、砂ではないものもあります。シリカゲル・ベントナイト・ゼオライト・木粉・パルプ・おから・コーヒー豆の出がらし・お茶がらなどです。人間のトイレに流せるタイプのものや、土に返すもの、不燃ごみに出すものなど様々分かれています。
猫が、用意したトイレをあまり気に入ってくれないときは、砂の種類を変えてみるのも一つの手です。安心して用を足せるお気に入りのトイレになると良いですね。
3.掃除をする
猫は糞をしたら砂をかけて隠しますが、次にまたトイレに来たとき、前にした時の糞がトイレにあると嫌がります。少なくとも一日に一回は砂を取り換えてあげてください。そうすることで、毎日の体調や健康状態を知ることができます。
トイレ場所の容器やトレーは、一か月に一度を目安に水洗いしてあげると清潔さを保てます。
4.褒めて伸ばす
褒められて伸びるタイプ、なんてよく聞きますよね。
誰だってけなされたり叱られたりすると驚いて、やる気も出なくなりますよね。猫へもちゃんとトイレが出来たら褒めてあげてください。大げさなくらいがちょうどいいです。「よくできたね!」とたくさん撫でてあげましょう。
ご飯をちゃんときれいに食べれたとき、行ってらっしゃいの挨拶、お帰りの挨拶が出来たときにも、愛情を込めてたくさん褒めてあげましょう。またできるように、またしてくれるようになりますよ。
5.トイレではないところで粗相をしたときのしつけ
猫のおしっこはとても臭いがきついです。犬とは比べ物にならない強烈な臭いが独特です。トイレではないところでおしっこをされてしまうと、怒らないようにはしてあげたいものの、こちらも頭を抱えてしまいます。
トイレではないところで粗相をしてしまったときの掃除は、住宅用の洗剤水拭きをした後に、乾拭きもしてください。
一度おしっこをした場所には、またそこでしてしまう可能性があります。猫が嫌がる臭いの柑橘系のスプレーをかける、消臭剤を置くなどの対策をしておきましょう。
最後に
トイレのしつけ方法はわかりましたか?
猫は猫でも、色々な性格の猫がいます。過去に猫と一緒に生活をしたことがあっても、トイレのしつけやしつけ方法も猫によります。基本のしつけ方法を知っておき、猫の性格や様子を見ながら合わせてあげましょう。
猫は愛情をかけたら愛情を返してくれます。あまりこちら側からしつこくすると嫌がってしまいます。
甘えてきたときにはたくさん可愛がってあげながら、しつけなければいけないところはしっかりと教えてあげてくださいね。
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