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ピラティス2種類を詳しく解説!資格が取れるおすすめスクールもご紹介

2021/05/17 2021/09/16
ピラティス2種類を詳しく解説!資格が取れるおすすめスクールもご紹介

最近ではダイエットや美容、健康を目的に、ピラティスを始める方が増えています。ピラティスは初心者でも始めやすく、運動が苦手という方や、気軽に運動不足を解消したい方にとって最適なエクササイズでしょう。しかし、実はピラティスは2種類に分かれており、それぞれで特徴や得られる効果が異なるということをご存知でしょうか。 今回の記事では、上記で述べたピラティス2種類について、その違いを詳しく解説していきます。また、ピラティスに関する資格や資格を取れるスクールについても紹介しますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。


目次


ピラティスとは

ピラティスとは、1920年代、ドイツ人の従軍看護師であったジョセフ・ピラティスが開発したエクササイズのこと。第一次世界大戦中に負傷した兵士のリハビリを目的に、負傷者でも行えるエクササイズとしてピラティスが考案されました。

インナーマッスルや体幹を中心に身体を鍛えることができ、現在ではダイエットや美容を目的としたレッスンが多く開講されています。 怪我をしていても無理なく運動できるよう、座ったり寝たりした姿勢でもエクササイズできるのがピラティスの特徴。実際、リハビリの一環として、理学療法士や作業療法士がピラティスを行うこともあるようです。また、胸式呼吸を意識してエクササイズを行うため交感神経が活発になり、頭がすっきりするという効果も得られます。


ピラティスは「マットピラティス」「マシンピラティス」の2種類

ピラティスは、大きく「マットピラティス」「マシンピラティス」の2種類に分けることができます。どちらも身体を鍛えられるエクササイズですが、やり方や効果にはやや違いが。それぞれの特徴について、以下で確認していきましょう。


マットピラティスの特徴

マットピラティスとは、その名の通りマットの上で行うピラティスのことを指します。ヨガマットを使い、呼吸を意識しながら流れるように様々なポーズをとるのが基本のエクササイズ。マットピラティスの効果や特徴について、以下で紹介していきます。


自宅でも気軽にできる

マットピラティスは、基本的にヨガマットのみを使用して行うエクササイズです。自分の体重を負荷とするため、特別な道具は必要ありません。そのため、自宅でも気軽に行えるのがマットピラティスの特徴と言えるでしょう。

もちろんレッスンを受けることもできますが、ヨガマットさえあればDVDやYouTubeの動画だけでもエクササイズを楽しめます。 また、マシンピラティスの場合はピラティス専用のマシンが必要となることから、ジムやフィットネスクラブに通う場合がほとんど。マットピラティスは自宅でも行えるため、マシンピラティスと比べてリーズナブルなのも魅力的です。


全身を鍛えられる

マットピラティスでは、全身をバランス良く鍛えることができます。インナーマッスルや体幹を中心に身体全体を鍛えることで、ボディラインが全体的に引き締まるでしょう。筋肉量がアップすることにより基礎代謝が向上して、痩せやすい身体にもなります。

また、流れるように様々なポーズをとっていくため、筋肉だけでなく骨格の柔軟性が高まるのも嬉しいポイント。筋力と柔軟性が高まることで、姿勢も自然と正され、血流や自律神経が整えられます。


器具を使ったエクササイズもある

基本的なエクササイズはヨガマットのみで行えますが、マットピラティスには以下のような器具を使ったエクササイズもあります。

・フォームローラー
・ゴムベルト
・ピラティスボール
・パワーサークル

こうした器具を使用し、部分的に鍛えたり、動作の支えとしたりすることで、よりエクササイズの効果を高めることができるでしょう。


マシンピラティスの特徴

マシンピラティスとは、その名の通りピラティス専用のマシンを使ったエクササイズのこと。具体的に、以下のようなマシンを使用してエクササイズを行います。

リフォーマー:ベッドが原型となっており、寝た状態で様々な動作を行うマシン
ペッドオープル:不安定な箇所に設置されたスプリングを引っ張るマシン
キャデラック:ベッドのような形状で、スプリングやバーを使いエクササイズを行うマシン
バレル:樽のような形をした部分を利用し、上半身の柔軟性を高めるマシン
チェアー:椅子が原型で、可動式のペダルを使いながら座位や立位、寝た状態でエクササイズを行うマシン

専用マシンを使用することから、自宅よりもジムやフィットネスクラブといった場所で行うのが主流。マシンピラティスの特徴や効果について、以下で紹介していきます。


部分的に鍛えられる

マットピラティスでは、全身をバランスよく鍛えられると紹介しました。一方、マシンピラティスでは、使用するマシンやマシンの使い方によって、狙った部分をピンポイントで鍛えることができます。

・チェアーに座りながら足をペダルで押すことで、下半身の筋肉を鍛える
・床に座りチェアーのペダルを手で押すことで、大胸筋を鍛える
・バレルを使って反り返るような姿勢をとることで、背筋を鍛える

このように、マシンピラティスといってもマシンの種類や使い方次第で鍛えられる部分は異なります。マシン選びやその使い方を工夫することで、鍛えたい部分を鍛えられるのがマシンピラティスのいいところでしょう。


インナーマッスルを鍛えることができる

マシンピラティスでは、マシンを使いながら様々な姿勢をとります。力を入れておかなければ保てない姿勢も多く、姿勢保持のためにインナーマッスルが鍛えられるでしょう。 インナーマッスルを鍛えることで姿勢が正されたり、基礎代謝が上がって痩せやすい身体になったりと、あらゆるメリットを得られます。


運動負荷を調整できる

マシンピラティスに使用するマシンのほとんどは、器具を調整することで運動負荷を変えることができます。負荷を軽くすることで、筋力がない高齢者や怪我人のリハビリとして活用できるでしょう。反対に負荷を大きくすることで、アスリートの本格的なトレーニングにもなります。

このように、一人一人の身体状態に適したエクササイズができるのはマシンピラティスならではでしょう。 また、マシンの負荷は、筋力が弱い方にとって動作のサポートとなります。そのため、ピラティス初心者でも簡単に正しいフォームをとれるでしょう。マットピラティスとマシンピラティスでは動作が似たエクササイズも多く、初心者であればマシンピラティスで先に正しいフォームを身につけるのがおすすめです。



ピラティスの資格

ピラティスにはインストラクターになるための資格がいくつかあり、大きく以下の3つに分類されます。


  • マットピラティスインストラクター:マットピラティスを指導できる資格
  • マシンピラティスインストラクター:マシンピラティスを指導できる資格
  • コンプリヘンシブインストラクター:マシンピラティス・マットピラティスの両方を指導できる資格

ピラティスインストラクターの資格は国家資格ではなく、いずれも民間の団体や機関による民間資格です。そのため様々な流派があり、流派によって資格の内容も異なるのが特徴的でしょう。資格を取得できる認定スクールに通って講座を受講し、スクールを卒業して資格を取得するというのが資格取得の流れです。また、基本的にマットピラティスのインストラクター資格を取得してからでないと、マシンピラティスのインストラクター資格は取得できません。


インストラクターになるため資格は必須?

実のところ、ピラティスを指導する上で資格は必須でないため、無資格でインストラクターになっても問題はありません。 しかし、無資格だと正しい方法論で指導できるという保証がなく、インストラクターとして信頼に欠けるというデメリットがあります。また、現在指導しているインストラクターのほとんどは有資格者のため、インストラクターとして就職するのは無資格だと難しいでしょう。インストラクターを目指すのであれば、資格取得はほぼ必須と言えます。



おすすめのスクール&資格6選

ここからは、ピラティスの資格を取得するのにおすすめなスクールをピックアップして紹介していきます。資格の内容はもちろん、取得するために必要な費用や時間もスクールによって様々。資格取得を考えているという方は、自分に合うものをぜひ見つけてみてください。


BASIピラティス

南カリフォルニアのニューポートビーチに本部を構え、世界30ヶ国で活動している世界最大規模の団体です。創始者のラエル・イサコウィッツはピラティス界で著名な人物であり、BASIピラティスは世界に通用する資格とも言われています。

日本では、東京・大阪・名古屋・岩手・北海道・仙台の6都市で養成コースを受講することが可能。学び続ける環境を大事にしており、資格取得後も定期的なワークショップに参加することができます。

資格の内容

BASIピラティスの特徴は、間を空けず流れるように動く「Flow」=「流れ」を重視していること。これはピラティスの考案者であるジョセフ、クララピラティス夫妻の考え方に基づいたもので、彼らに敬意を表している証です。

講義では、ピラティスのコンセプトから呼吸法、エクササイズの基礎・応用、解剖学など幅広く学べます。 業界の基準にもなるようなピラティスの知識を学びたい、という方におすすめでしょう。

取得に必要な費用・時間


PHI Pilates

本部をアメリカに構えている団体です。創始者であるルビィ氏は理学療法修士とNATA公認アスレチックトレーナーの資格を持っており、カリフォルニア大学にて20年以上ピラティスを研究してきました。 日本では大阪に本部を持ち、様々な都道府県にあるスクールでレッスンを開講しています。

資格の内容

PHI Pilatesの特徴は、姿勢改善をメインとしたメソッド。アスリートから高齢者まで、あらゆる方に合わせてアレンジできるプログラムとなっています。 インストラクターコースは8つの基本コースと、ユアバックと呼ばれる特別プログラムコースで構成。ユアバックインストラクターコースでは、背部痛に特化したエクササイズについて学ぶことができます。 姿勢改善において、学術的証明があるピラティスを学びたい方におすすめです。

取得に必要な費用・時間


JAPICA日本ピラティス指導者協会

国内外で活躍する各種ピラティスインストラクターや、スポーツドクター、理学療法士、医学博士などで構成された団体です。それぞれの専門知識を生かし、確かな技術と医科学的根拠に基づいたメソッドで、実践力のあるインストラクターを育成しています。 東京、群馬、北海道のスクールで受講できますが、資格によって受講スクールが異なるため、事前にホームページからご確認ください。

資格の内容

JAPICAのピラティスは、日本人の骨格に適したアプローチがメソッドとなっているのが特徴的。本来のピラティスをアレンジしたもので、ピラティスの中でも新しい部類となっています。

また、通常のインストラクターコースに加え、専門性を強化するためのゴルフピラティスコースがあるのもJAPICAならではでしょう。ゴルフピラティスコースでは、ゴルフスイング理論やスイングにおける身体の使い方、ゴルフに特化したエクササイズについて学びます。 日本人に合うピラティスを学びたい方におすすめです。

取得に必要な費用・時間


STOTT PILATES

カナダに本部を構え、ピラティス界の「アイビー・リーグ(名門校)」とも呼ばれる世界一のピラティスブランドです。様々な分野から高い関心を得ており、医療従事者向けのリハビリテーションコースを受講できる数少ないスクールの1つでもあります。日本各地の認定スクールにおいて、インストラクターコースが受講可能です。

資格の内容

ジョセフ・ピラティスの考えを尊重しつつ、解剖学や生体力学といった要素を取り入れて革新的な進化を続けているのが特徴のメソッド。STOTT PILATESの基本原則に従い、マット・リフォーマー・キャデラック・チェア・バレルを活用したピラティスについて段階的に学べる仕組みです。

運動に制限のある方や高齢者、アスリートなど、様々な方に対応できるようカリキュラムが組まれています。 ブランド力のあるピラティスを学びたい方におすすめでしょう。

取得に必要な費用・時間


FTP Japan

1991年、イギリスのロンドンでフィットネス教育組織であるFTPが誕生し、その後、2000年にFTP Japanが設立されました。他の団体・機関と比べて資格の取得機関が短く、費用もリーズナブルであるのが特徴的です。 日本各地にあるFTP Japanの認定スクールで、インストラクターの資格が取得できます。

資格の内容

FTP Japanの特徴は、マットピラティスに特化していること。まずは初心者向けのピラティスに基づいて基本技術や指導方法を習得したあと、さらに発展的な知識・技術を学びます。

また、ベーシックなマットピラティスの資格に加え、マタニティピラティスの資格が用意されているのも特徴的でしょう。妊娠中や出産後の女性に適したエクササイズを学んでいきます。 マットピラティスを極めたいという方や、マタニティピラティスを学んでみたい方におすすめです。

取得に必要な費用・時間


Peak Pilates

Peak Pilatesは、アメリカに数多く存在するピラティス団体の中でも中心的な存在です。業界の中でも高い評価を受けている教育機関で、最高品質のピラティスを提供することを目的にインストラクターを養成しています。

伝統を引き継ぎつつ現代のニーズを取り込み、常に進歩しているプログラムが特徴的。 なお、国内では、表参道・鎌倉にあるピラティスアライアンスのスクールでしかPeak Pilatesの資格を取得できません。

資格の内容

Peak Pilatesでは、基本的なマットピラティスとマシンピラティスについて学ぶことができます。3段階のステップを踏みながら、効率よくインストラクターとして必要な技術を習得できるのが特徴。

Peak Pilatesの5つの方程式から始まり、指導経験のない方にはわかりやすく、指導経験があるという方にも濃い内容となっています。 海外でも通用するような資格を取得したい方におすすめでしょう。

取得に必要な費用・時間


まとめ

いかがでしたか?ピラティスには「マシンピラティス」「マットピラティス」の2種類があり、それぞれで内容や効果は異なります。そのため、自身の目的に合わせてタイプを選択するのが良いでしょう。部分的に鍛えたり、負荷を調整したりして自分に合わせたエクササイズがしたい方はマシンピラティスを。一方、身体を全体的に鍛えたいという方はマットピラティスを選ぶのがおすすめです。

また、インストラクターとして指導したいという方は、スクールに通って資格を取得するのがベター。通いやすさや資格の内容、資格取得にかかる費用などを吟味して、自分らしく学べるスクールを選びましょう。



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