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ピアノが上手くなる6つの方法。初心者のためのコツとは?

2021/03/15 2021/09/16
ピアノが上手くなる6つの方法。初心者のためのコツとは?

目次


ピアノが上手くなる6つの方法

1. 楽譜をより速く正確に読めるようにする

楽譜には、五線譜や音符、強弱記号、反復記号、速度記号など様々な要素が記されています。これらをスピーディーかつ正確に読めるようになることで、ピアノの上達も早くなるでしょう。

音符をただ弾くのではなく、楽譜に記されている強弱記号や速度記号も正しく表現することで、その曲本来の表情が見えてくるものです。

以下では、楽譜を読むコツについていくつか紹介していきます。なかなか楽譜が読めずに困っているという方は、これらのコツを意識して練習してみてください。

音程よりもリズムから練習する

初心者が間違えてしまいがちなのは、音階よりもリズムです。リズムは音符と休符で成り立つもの。音符は全音符や2分音符、4分音符、付点などの種類があり、休符も同様に全休符や2分休符、4分休符などがあります。

これらが複雑に混ざり合う楽譜だと、スムーズにメロディーを理解するのは困難でしょう。 そのため、リズムから練習することで、正確にメロディーを捉えることができます。 おすすめなのは、手でリズムを叩いてみるという練習法。音符の部分は叩いて休符では休む、という練習をすることで、リズムが掴みやすくなるでしょう。

すぐに弾こうとせず口に出して歌ってみる

楽譜を最初に見て、すぐにピアノで弾いてみようとする方は多いでしょう。しかし、それだとかえって時間がかかってしまうことも。 初心者の場合、ピアノで弾く前に、楽譜に書かれているメロディーを口に出して歌ってみるという方法がおすすめです。

ピアノを弾くときは、「鍵盤」「指使い」の両方を意識しなければいけません。初心者のうちは慣れないため、これらを意識するだけでもいっぱいいっぱい。それに加えて楽譜を読むというのはかなりの難題でしょう。 メロディーを口に出すのであれば、譜面だけを意識すれば良いため簡単です。音痴でも構いません。メロディーを口に出すことでイメージしやすくなり、楽譜読みもスムーズになります。

譜面に直接書き込む

また、どうしても楽譜に慣れない場合、楽譜に音階や記号の意味を直接書き込んでいくのも一つの手。 ピアノに慣れないうちは、楽譜を読みながらスラスラ弾くというのは難しいでしょう。言葉でわかるように書き込むことで、練習がしやすくなります。練習を繰り返しピアノに慣れていくことで、自然と楽譜を読むスピードも上がるでしょう。


2. ピアノの指運びを正確で滑らかにする

ピアノの指運びを正確かつ滑らかにする、というのも、ピアノが上手くなるには大切なポイント。 上手に指を動かすには、まず基本の運指を練習することが大切です。運指とは、ピアノを演奏する上で基本となる指の運び方のこと。 「ドレミファソラシド」が運指における基本の形であり、まずはこの形を両手でマスターしましょう。

また、スムーズに演奏するためには指のストレッチも欠かせません。 まずはテーブルの上でピアノを弾くように手を置き、親指から順番に1本ずつ指を上げていきます。慣れてきたら隣り合った指と2本ずつ、次に1本飛ばしの指と2本ずつ、という形で徐々に難易度をアップ。 こうしたストレッチによって、指がほぐれやすくなります。 また、ストレッチを兼ねて練習曲を弾くのもおすすめ。特に「ハノン」の教本は、指の動きを鍛えるのに最適なため、ぜひ練習してみてください。


3. 曲の練習は右手と左手で分けて行う

初心者がいきなり両手で弾く、というのはなかなか難しいことです。そのため、曲を練習するときは右手と左手で分けるようにしましょう。 まずは右手でメロディーを弾けるように練習し、曲全体の流れやフレーズを掴んだあと、左手の伴奏を練習。 その後、両手で合わせて弾くという練習に移ります。 時には右手が伴奏で左手がメロディーであったり、一方の手でメロディーと伴奏の一部を弾いたりという形もあるでしょう。そのような形であっても、片手ずつ練習することには変わりありません。 右手と左手を分けて練習することで、スムーズに練習が進むようになります。


4. 複雑な部分は1拍単位で練習する

曲を練習していくうちに、難しいフレーズが出てきて苦戦してしまうことも。そんなときは、苦手なフレーズや1小節の中身を、1拍単位で練習してみると良いでしょう。 特に、「32分音符」「32分休符」といった細かい音符や、「8分の9拍子」「シンコペーション」のような複雑なリズムを苦手とする方は多くいます。 こういった部分を演奏するときも、1拍ごとに細かく練習するのが大切。遅いテンポでも、まずは1拍の中身を正確なリズムと音で弾けるようにすることで、少しずつ感覚が掴めてくるでしょう。


5. メトロノームをフル活用する

初心者が陥りがちなのが、自分のペースで練習することでテンポが乱れてしまうということです。 テンポが乱れると、流れるような演奏にはなりません。また、自分のペースで演奏していると、音符や休符の長さをうまく取れず、間違ったリズムになってしまうことも。そうならないよう、最初のうちからメトロノームをフルに使って練習するのがおすすめ。 始めは譜面通りではなく、遅めのテンポで構いません。ゆっくりでも、一定のテンポで演奏することが重要となってきます。 最初はゆっくりとしたテンポで、徐々にテンポを上げても弾けるようにしていきましょう。

テンポの乱れが分からないときは録音してみる

どの部分でテンポが乱れるかわからない方は、自分の演奏を録音してみるのも効果的。 録音した演奏を客観的に聴くことで、どの部分でテンポが乱れやすいのかがわかります。 また、テンポが乱れやすいのは、自分が苦手としているフレーズや小節であることがほとんど。 その部分を重点的に練習することで、全体を通して滑らかに演奏できるようになるでしょう。


6. 毎日練習を続ける

上達するには、毎日少しでも続けることが大切です。1日10分でもいいので、ピアノの練習を継続していきましょう。 モチベーションがなかなか上がらない時は、自分が目標としている曲をピアニストが弾いている姿を見て「自分もこんな風になりたい」と奮い立たせる、という方法もあります。 好きな曲をかっこよく弾きたいから、という理由でピアノを始めた方は多いのではないでしょうか。 ピアニストの演奏を見ることで、初心を思い出し、改めて練習を頑張ろうという気持ちになれます。



電子ピアノで練習する時の注意点

一般的なピアノは価格が高く、場所もとるため、代わりに電子ピアノで練習するという方は多くいます。 しかし、電子ピアノで練習するときにはいくつかの注意点が。 ひとつは、音の表現力に欠けるという点。一般的なピアノだと、鍵盤を叩くときのちょっとした強弱やタッチの違いが、音として表現されます。 しかし、多くの電子ピアノではそのような表現をつけることができません。音の強弱がつくタイプであっても、生のピアノに音の余韻では敵わないでしょう。 また、鍵盤を叩いたときの感触も、一般的なピアノと電子ピアノとでは異なります。一般的なピアノの方がやや重たく感じるため、電子ピアノのみで練習している方がそうしたピアノで演奏しようとすると、違和感を覚えることも。弾きにくい、と感じてしまう方もいるかもしれません。 ピアノ教室の中には、教室の空き時間にピアノ部屋を貸し出しているところもあります。発表会や演奏会などを控えているのであれば、そうしたサービスを利用し、生のピアノに慣れておくようにしましょう。


ピアノ教室に通うという選択肢も

独学でピアノをスタートする、という方は少なくありません。 しかし、独学でピアノの練習を続けていると、なかなか上手くいかずに途中で行き詰まってしまうことが。 「自分の練習方法が正しいのか不安」 「独学で練習しているけど、なかなか上達しない」 「やっぱり一人だと長く続かない」 そういった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか? そんな時は、ピアノ教室に通ってみることも一つの手です。 ピアノ教室に通って先生の指導を受けることにより、大きく3つのメリットが得られます。 どのようなものがあるか、以下で詳しく見ていきましょう。


ピアノ教室に通うメリット

正しい弾き方を教えてもらえる

教室に通う一番のメリットは、正しいピアノの弾き方を教えてもらえることです。 独学で練習していると、手や指の形、指の使い方などが「正しい弾き方」ではなく「楽な弾き方」になってしまいがち。基礎が身につかないまま楽な弾き方を続けていても、あまり美しい演奏にはならないでしょう。しかも、一度癖がついてしまうと、なかなか元に戻せません。 ピアノ教室では、ピアノの弾き方を基礎から教えてもらえます。 手の形や指の形といった基本的なフォームから、正しい姿勢、椅子の座り方などを指導してもらうことで、正しい弾き方が身につくでしょう。 正しい弾き方だと、美しく演奏できるだけでなく、変な力が入らないため疲れにくいというメリットもあります。

自分の演奏を評価してもらえる

ピアノ教室では、自分の演奏について先生から評価やアドバイスをもらえます。これも大きなメリットと言えるでしょう。 自分だけで練習していても、どこが悪いのかいまいち分からないものです。なんとなく演奏に違和感があっても、どう改善したら良いかはなかなか思い浮かびません。 ピアノ教室であれば、自分の演奏に対して「ここは弾けている」「ここが弾けていない」と評価をもらえます。また、どうしたら良くなるのかという具体的な指導もしてもらえるでしょう。 そのため、自分一人で練習するよりも、効率よくピアノが上達します。 また、練習を重ねて上手に演奏できたときは、先生から褒めてもらえることも。 自分の演奏を褒めてもらえることで、モチベーションアップにもつながるでしょう。

練習するきっかけになる

ピアノ教室に通うことで、練習のきっかけになるというメリットもあります。 一人で練習していると、気分が乗らないというときが出てくるでしょう。「今日はやめて明日にしよう」と、練習を後回しにしてしまうことも。 しかし、そのように練習をしないでいると、次第にサボり癖がついてきてしまいます。それでは、なかなかピアノが上達しません。 ピアノ教室では、その場でのレッスンに加え、「次回までにこの部分を弾けるようにしましょう」と宿題を出されます。 そのため、次のレッスンまでに練習をしなければならないという状況に。先生の目があることで、サボらず練習しようという気持ちになるでしょう。


オンラインのピアノ教室も

最近では、オンラインのスタイルをとるピアノ教室も増えています。育児や介護などでなかなか外に出られないという方や、近くにピアノ教室がないという方は、オンラインでピアノレッスンを受けるのもおすすめでしょう。 オンラインレッスンでは、主にZoomやSkypeといったアプリを使用。自分の演奏をリモートで聴いてもらった後、先生からのアドバイスや、お手本を見せてもらうという流れです。 また、中にはレッスン外の時間にYouTubeやLINEを活用した動画添削を行う教室も。 教室に通うのは足が重いという方でも、オンラインであれば気軽にレッスンを受けられるのではないでしょうか。


まとめ

今回の記事では、ピアノが上手くなる方法について詳しく説明してきました。いかがでしたか? これらのポイントを押さえて練習することで、ただやみくもに練習するよりも、上達のスピードが早くなるでしょう。 腕が上がると、ピアノを弾くのがもっと楽しくなります。 もし一人で練習するのが難しいと感じたら、ピアノ教室に通うというのも一つのやり方。 自分に合ったスタイルで、ピアノの楽しさを存分に味わってみてください。


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