06/03/2017

【写真の著作権】わかりやすく解説!ネットやSNSの写真の著作権

今や一般人のみならず芸能人も企業も、こぞってInstagramやFacebookなどSNSでリアルタイムに情報発信する時代になっています。そのためネット上にはSNSに投稿された写真が溢れていますが、これらの著作権や肖像権はどうなっているのでしょう?

トラブルを避けるために覚えておきたい著作権などについて説明します。
(どこかで使っていただきたいKW:著作権表示、加工、撮影者、保護期間、マーク、建物、英語、商用可)

1.著作権とは

著作権とは、「自分の考えや気持ちを、創意工夫し文学・学術・美術・音楽などで表現した」著作物に対して発生する知的財産権です。

著作権には大きくふたつあり、ひとつが著作者を守る「著作者人格権」、もうひとつが作品の利用許可に際して使用料を請求できる「著作権(財産権)」です。著作権の保護期間は没後50年まで、それを過ぎると失効することになっています。

2.肖像権とは

肖像権とは、個人の人格的利益を保護するために日本国憲法第十三条「幸福追求権」の下に保護された権利です。自分の顔や姿を写真や映像・絵画などに無断で使用されることを拒否することができます。

肖像権自体が明文化された法律は存在しておりませんが、判例などで保証された知的財産権となっています。

3.SNSに投稿されている写真の肖像権について

FaceBook

Facebookの場合は、知的財産権の保護が明文化されており、違反した場合はアカウントの停止や削除が行われます。

もし自分の写真や作品が無断で使用されていたことが発覚した場合は、速やかに知的所有権侵害の申し立てをしてください。

Instagram

Instagramの場合は微妙なのですが、著作権を認めつつも投稿された写真については、「Instagram社に非独占的かつ無料で、譲渡可能かつ再許諾権付きの世界的使用許諾を付与するもの」とされています。つまり著作権はInstagram社に譲渡されるとなっているのです。もし利用を制限したいのであれば、共有範囲を自分で設定する必要があります。

Twitter

Twitterにも、Facebook同様の知的財産権の保護に関する規定があります。ただ厳密には見逃されているケースが多いようなので、もし不適切な使用を発見した場合はには速やかに知的所有権侵害の申し立てを行ってください。

平成28年9月「ツイッター上に娘が死亡したと嘘の書き込みをされた上、写真を無断で転用された」として肖像権侵害で訴えられた事件では、新潟地裁により「肖像権侵害で開示を命じる判決」が出されています。

インターネットは不特定多数が見ること忘れずに

インターネットは通信回線を通じて世界中と繋がっています。様々な情報が瞬時に検索できる便利なツールですが、自分が発信した情報も、同じように世界中どこからでも見られるということを忘れてはいけません。

撮影者に許可なく他人の投稿を無断で使用したり、被写体の許可なく撮影したものを投稿すると、場合によっては訴えられることもあるので気を付けてください。また有名観光地には建物によって著作権で保護されているものもあるので、撮影可能か確認が必要です。

4.著作権フリー・肖像権フリーの写真はあるの?

「著作権フリー」「肖像権フリー」は、一見すると権利放棄のように思いがちですが、これは「利用規約範囲内で断り無く使用できる」という意味です。権利放棄されているわけではないので、使用する際には利用範囲を確認する必要があります。サイトでよく見かける©はCopyrightの意味で著作権表示マークです。

高画質な画像提供サイト「Pixabay」は著作権フリーの画像を集めたサイトです。こちらに掲載されている画像は、商用、非商用を問わず、コピー、改変、再配布が可能です。他にも著作権フリーの画像・動画サイトはあるようですが、必ず利用規約で利用可能範囲を確認してから利用してください。中には商用可、加工不可などと記載されている場合もありますので要注意です。

URL:https://pixabay.com/

5.気になることがあればここで確認!

公益社団法人 日本写真家協会

「公益社団法人日本写真家協会」は昭和25年創立、写真家の創作活動を支援活動を行っている協会です。こちらの「写真著作権と肖像権」には著作権・肖像権について詳しく記載されているので、プロの写真を使用したい場合にはこちらを一読してください。

URL:http://www.jps.gr.jp

日本写真著作権協会

「日本写真著作権協会」は写真家の著作権を保護管理する目的で平成15年に設立されました。インターネットとSNSの急激な普及に伴って、著作物の保護を啓蒙・普及する活動を行っています。

URL:http://jpca.gr.jp

五常法律事務所のホームページ

「五常法律事務所」サイトにはInstagramに関する著作権についての詳しい内容が描かれています。もし気になることがあれば問い合わせてみるのも良いでしょう。

URL:http://www.gojo-partners.com/column-ps/881/

弁護士ドットコム

最近はインターネット上の著作権に関する質問も多いようです。気になることがあれば、こちらで質問を投稿すると弁護士の先生が答えてくれます。

URL:https://www.bengo4.com/houmu/17/1263/bbs/%E5%86%99%E7%9C%9F+%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9/

最後に

SNSなどの普及で写真やイラスト、動画など自分の作った作品を、多くの人に手軽に見てもらえる機会が増えました。その反面、自分が訪れた観光地やイベントを、公式サイト等から簡単にコピーして投稿する人も多く見かけます。

2016年には大手まとめサイトが著作権侵害で閉鎖に追い込まれたことも記憶に新しいですね。著作権や肖像権についてキチンと勉強して、違法にならないように楽しんでください。

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