05/10/2017

猫が毛を吐くときに知っておくべきポイント4つ

猫を飼っているのなら、1度は猫がなにかを吐き出している瞬間に立ち会ったことがあるかもしれません。「具合が悪いのかな?」と思わず身構えてしまいますが、それは毛玉を吐くという猫の生理現象の1つです。

猫の種類や体質によっては、毛玉を吐き出す様子を頻繁に目撃することになるでしょう。そのまま放っておくと室内を汚してしまうので、飼い主は猫の毛玉吐きをしっかりと対策しておかなければなりません。また、猫の毛玉は毛球症などの原因にもなるため、きちんと対応しないと猫の体に負担となる可能性もあります。

(参照元情報:マスナガ動物病院綾部動物病院たちかわ動物病院おおむら動物病院まるつか動物病院ひがしやま動物病院レイクサイド動物病院、2017年5月現時点情報。医療に関する判断は必ず専門の医師の判断を仰ぐようにしてください。)

1.猫はどうして毛玉を吐き出すのか

猫は自分の体を毛づくろいする際に、舌で舐めとった毛を飲みこんでしまいます。少量であれば普段のトイレで排泄されますが、ある程度まとまった量になると口から吐き出す傾向が見られるのです。

長毛種や換毛期など、毛が抜けやすい状態の猫は必然的に飲みこむ毛の量が多くなり、結果として吐き出すしかなくなってしまいます。普段から猫の毛づくろいを観察して、どれくらい毛を飲みこんでいるのか1度チェックしてみるといいでしょう。

猫は自分の体を守るために毛づくろいをします。その結果として毛玉を吐き出すことになるので、飼い主は決して吐き出したことを叱らず、冷静な対応をしてあげるようにしましょう。吐き出した毛はボールのように丸くなったものや、唾液や胃液で形が崩れたものとさまざまです。吐き出す毛玉の状態は猫の体調を知るヒントにもなるので、ときどきはこまかく観察しておくことをオススメします。

2.どのくらいの頻度で吐き出すのか

猫 毛玉 吐く 原因 対処法

猫の毛の長さやエサなどの環境によって大きく変わりますが、週に数回程度であれば正常だと判断できます。なかには1日に数回吐き出す猫もいますが、長毛や換毛期などの原因が重なったときはありえないことではありません。ただ、繰り返し毛玉を吐き出していると胃や腸にダメージとなる可能性もあります。あまりにも頻繁であるなら、なにか対策を考えてあげましょう。

いままで1度も吐いたことがなかった猫が、突然嘔吐を繰り返すようになったときは、その後の頻度に特別注目しましょう。毛玉が原因なのかそうでないのかを見極め、猫の健康な生活に支障がでないようにしてくださいね。

3.猫が急に毛玉を吐き出さなくなった

飼い主が注意を向けるべきなのは、猫が定期的に毛玉を吐いているときではなく、急に毛玉を吐き出さなくなったときです。長いこと毛玉が吐けないでいると、胃腸の状態が悪くなる毛球症などの病気も考えられるため、日々の観察を怠らないようにしましょう。

ポイントは、猫が毛玉を吐かないのか、吐けないのかのちがいです。食欲の低下なども同時に見られるのなら、動物病院で獣医師に見てもらった方が安心できますね。専門家の意見を聞いていっしょに今後の対応を考えれば、猫にとって最善の結果を導き出せるでしょう。

4.猫の毛玉対策をしてあげる

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毛玉対応のフードを与える

ペットショップには、猫の毛玉ケア用の専門フードが売られています。消化を促したり、毛玉の排出を助けたりといった効果が期待できるので、日常的な毛玉対策としてオススメです。ただしいきなり通常のエサから毛玉対応のフードに変えると猫が食べてくれないことがあるので、まずは少量を混ぜて少しずつ割合を増やしていくようにしましょう。

老年の猫などにも優しいので、時期を見て毛玉対応フードへの移行を考えてみてください。積極的な水分補給などと合わせれば、食による毛玉対策は万全となるでしょう。

猫草をあげてみる

飲みこんでしまった毛を吐き出させるには、猫草の利用も手段の1つです。猫草は胃腸を刺激してくれるので、自然と毛玉を吐き出しやすい状態を作ってくれるでしょう。

しかし猫によっては効果が表れないことがあったり、そもそも食べてくれなかったりといったことがあるので、過度の期待は禁物です。あくまで補助として捉え、猫の毛玉ケアを猫草だけにまかせるようなことはしないようにしてください。

ブラッシングをする

ブラッシングも頻繁に毛を飲み込む・吐き出すことへの対策になります。ブラッシングの仕方はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ定期的にブラッシングをして猫の抜け毛対策をしてあげてくださいね。

最後に

猫を飼育していれば、毛玉との戦いは避けられません。毛玉を吐き出す猫が少しでも楽になるように、上記を参考にしていろいろ対策を練ってみましょう。猫によって必要な準備や心構えは変わります。自分の愛猫がどのような環境と対応を求めているのかを見極める力は、飼い主として身につけるべき能力であるといえるでしょう。

猫と毛玉。飼い主はこの2つの関係をきちんと理解して、正しい状態を保ってあげられるように努力していってください。特にこれから猫を飼いたいと思っている人は、しっかりと毛玉について学んで適切な対応ができるように準備しておきましょう。

猫が吐き出してしまった毛玉を掃除したり、毛玉ケアのためにエサやブラッシングの準備をしたりと、飼い主がやるべきことはたくさんあります。それらを怠ってしまうと、最悪病気などの非常事態を引き起こす可能性があるのです。飼い主の努力は、猫の未来の健康を守ることにつながります。しっかりとした知識を学んで、猫と毛玉の関係を良好に保つことを目指しましょう。

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