05/06/2017

猫の結膜炎は人にもうつる!原因と対処法4つ

猫の飼育には、さまざまな病気との闘いがつきものです。なかでも結膜炎は、多くの飼い主を悩ませる病気の1つだといえるでしょう。しっかりとした知識と対処法を熟知して、いざというときに備えておくようにしてください。

(参照元情報:本郷動物病院ひらの動物病院ひだまり動物病院吉祥寺とうごう動物病院アステール動物病院、2017年5月現時点情報。医療に関する判断は必ず専門の医師の判断を仰ぐようにしてください。)

愛猫の目の様子が?猫の結膜炎の症状3つ

猫 結膜炎 原因 対処法

1.赤く充血している

猫の白目の部分が赤く充血しているときは、結膜炎を疑ってみる必要があります。まぶたの内側を覆っている部分が炎症するため、普通にしているだけでは発見が遅れることがあります。定期的に目をチェックして、早期発見に努めましょう。

2.目の周りがぶよぶよと腫れてきている

目の周りが炎症によって腫れると、ぶよぶよとした感触を受けることがあります。目の周囲が赤かったり、猫がかゆそうに目を気にしていたりするときは、結膜炎の症状が出始めているのかもしれません。

3.涙目で目が開いていない

涙目や目ヤニなどの汚れが出て目が開かなくなっているのは、結膜炎が原因として考えられます。痛みを伴うこともあるため、猫が目を気にして痛そうにしているのを見つけたら、早急に対策を施すようにしましょう。

どうして結膜炎になるの?猫の結膜炎の原因4つ

1.猫のカゼ

猫のカゼと称される猫ヘルペスウィルスは、結膜炎を引き起こす主な原因の1つです。症状が続くと細菌がさらに体の中で広がっていく可能性があります。くしゃみなどの飛沫感染をしますので多頭飼いだと他の猫にうつる可能性もあります。

2.カリシウイルス

強い感染力と生存力を兼ね備えたカリシウイルスも、猫の結膜炎の主原因となりえます。特に免疫力が弱まっている猫や子猫は注意を要し、慢性的に疾患を抱えてしまう恐れがあります。

3.クラミジア

結膜炎や鼻炎などを引き起こす細菌として、クラミジアにも注意を向けましょう。猫の目の周囲に目ヤニが慢性的に出る場合は、クラミジアに感染している可能性を考えてみましょう。またクラミジアは人獣共通感染症の1つなので、飼い主自身も感染に注意することを忘れないでください。

4.マイコプラズマ

目の腫れや結膜が充血するといった症状は、マイコプラズマ性の感染が疑われます。涙が出ることもあるので、猫の目から気になる涙を発見したら即病院へ行きましょう。自然に完治せず慢性的に症状を引き起こす可能性もあるため、早めの対応がカギとなります。

結膜炎になった場合の対処法4つ

1.目を洗う

結膜炎の対処法として最初にあげられるのが、目の洗浄です。目の周囲を清潔に保つことができれば、結膜炎を引き起こす原因を排除することができるでしょう。また洗浄の際にホウ酸と精製水を混ぜたものを使用すれば、洗浄力はさらに高まります。ホウ酸は薬局やネットで200円ちょっとで購入できるので、いざというときは買い求めるといいでしょう。

2.薬を使う

猫の結膜炎には、さまざまな市販薬が立派な対処法として機能します。点鼻薬や目薬、軟膏などを利用すれば、結膜炎の改善に役立つでしょう。使用の際には薬の説明をよく読み、できれば猫に詳しい人や獣医に相談してみてください。ただし人間用の薬や目薬を飼い主の自己判断で使うことは絶対に行わないようにして、獣医師などの判断・処方の薬を使いましょう。

3.エリザベスカラーを巻く

猫がこすったりかいたりすることで、結膜炎の症状は悪化してしまう可能性があります。猫が目を気にしているようなら、エリザベスカラーを使用して猫の手が目に触れないような配慮をしましょう。ただしエリザベスカラーは結膜炎の治療にはなりません。あくまで薬や洗浄による対処のサポートとして考えましょう。

4.動物病院に連れて行く

猫の結膜炎に求められる最善の対処法は、やはり動物病院につれていくことです。専門家である獣医師の助言を求め、必要であれば処方薬や手術による対処を行いましょう。自分自身で勝手な判断をしないことは、猫を飼育するうえで重要な心構えとなります。

猫の結膜炎はどのくらいの期間で治るの?

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症状の重さによってさまざまですが、軽いものであれば数日、目ヤニなどの症状を伴うものは1週間程度を要します。治ってからも再発の可能性があるため、これまで以上に猫の目に注意を向けることは忘れないようにしましょう。

猫の結膜炎は人間にうつるの?

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結膜炎の症状そのものが、猫から人間にうつる可能性は低いといえます。ただし人獣共通感染症の細菌やウイルスが原因であれば危険を伴うため、免疫力の低い人や子どもは注意しておくにこしたことはないでしょう。

猫が失明・視力低下のリスクはあるの?

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結膜炎などを放置し続ければ、失明や視力低下のリスクも考えられるため、軽いものだからといって決して油断はしないようにしましょう。特に猫の目が開かないまで悪化している時は日常生活に支障が出るので対処してあげます。

猫の結膜炎は繰り返すの?

飼育環境や猫の体質によっては、結膜炎などの症状が繰り返されることがあります。完治したと思ったらまた再発したという話は多いので、原因となったものを完全に排除できるまでは決して安心することのないようにしましょう。部屋の中を清潔に保つ、目に入り込みやすいものを取り除くなど、飼い主ができることはやってあげて結膜炎が繰り返さないように努力してください。

最後に

猫 結膜炎 原因 対処法

猫の結膜炎は、飼い主が早く気付き、適切な対処ができるかでその後の経過が変わってきます。愛猫が結膜炎に苦しむことのないように、定期的に目の中や周囲をチェックすることをオススメします。もし結膜炎の症状が見られたら、たとえ軽微でもそのままにせず、自分がいまできることのなかから最善を尽くすようにしましょう。

 

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