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韓国料理の特徴とは?おすすめの韓国料理15種類もご紹介

2022/03/16
韓国料理の特徴とは?おすすめの韓国料理15種類もご紹介

近年の日本では、K-POPや韓流ドラマの流行とともに、韓国料理が人気を博しています。特に、新大久保や赤坂といったエリアが韓国料理屋の激戦区として取り上げられることも多いでしょう。今回の記事では、韓国料理の特徴や、おすすめの韓国料理について紹介していきます。韓国の食文化や、話題の韓国料理について知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。


目次


韓国料理の特徴と食文化

まず、韓国料理の特徴と食文化について見ていきましょう。韓国は日本の隣の国ですが、食文化には違いがあります。誰でも思いつくのは唐辛子やキムチではないでしょうか?

以下では、韓国料理ならではの様々な特徴を紹介していきます。


韓国も主食は米

韓国料理の主食は、日本と同じく米です。白米だけでなく、キビやアワ、大麦などを混ぜた雑穀米や、野菜や豆を加えた炊き込みご飯も日常的に食べられています。

また、お粥にして食べることが多いのも韓国料理ならではの特徴でしょう。日本では、お粥と言うと体調が優れないときの食べ方とされますが、韓国では朝食としてお粥が食卓に上ります。 韓国ドラマでもよくお粥を食べるシーンがでてきますね。トッピングも様々なものがあり、韓国の日常食になっています。


韓国では唐辛子や薬味野菜が多用されている

辛味と彩りを加えるため、韓国料理に欠かせないのが唐辛子です。生のままか、乾燥させて粉状にしたものを使い、料理によって使い分けられます。

また、唐辛子だけでなく、にんにくや生姜、ネギといった薬味野菜も韓国料理で多く使われる食材です。これらの食材は身体を温める効果があり、マイナス20℃にもなる冬場の韓国で厳しい寒さをしのぎます。


韓国では発酵食品が多彩

韓国の発酵食品ではキムチが有名ですが、そのほかにも調味料やお酒において、発酵の手法が多く使われています。代表的な韓国の発酵調味料として、コチュジャンや韓国みそ、いわしエキスなどが挙げられるでしょう。韓国の代表的なお酒であるマッコリも、乳酸発酵させて作る発酵飲料です。

なお、こうした発酵食品は、美肌や健康づくり、腸内環境の改善に効果があるとされています。韓国人の肌が綺麗だと言われることが多い理由は、発酵食品を日常的に口にしているからかもしれません。 50代60代の女性でも肌がつやつやの方が多く、韓国旅行に行った人が驚いたという話もよく聞きますね。



韓国料理はスープの種類が豊富

韓国の食卓に欠かせないのが、スープです。クク、タン、チゲ、チョンゴルなど様々な種類があり、食事のはじめはスープや汁物から口をつけるのがマナーとされています。

また、スープにご飯を入れてクッパにするのも人気でしょう。日本では「ねこまんま」と呼ばれ、行儀が悪いとされることもありますが、韓国では主流の食べ方です。このように韓国料理でスープが欠かせないのは、寒く乾燥した気候によるものと言われています。


サム文化

韓国には、肉料理をサンチュやレタスなどの葉野菜で包んで食べる「サム文化」という食文化があります。キムチやタレ、味噌と一緒に巻いて食べるのが一般的なスタイルです。

サム文化があることで、脂っこい肉をさっぱり食べることができたり、野菜を多く食べられたりと健康的な食生活につながり、韓国の野菜摂取量は世界でもトップレベルと言われています。また、葉野菜のほかに韓国のりやわかめなどが使われることもあるようです。


韓国の合わせ調味料・ヤンニョム

韓国料理の美味しさを決めるカギとして、合わせ調味料のヤンニョムが多く使われます。ヤンニョムは調味料・香辛料・薬味野菜の総称であり、漢字では「薬念」と書かれ、「薬になるように念じる」という意味で名付けられたものです。

塩、砂糖、醤油、味噌、酢、コチュジャン、ごま油、粉唐辛子、にんにく、生姜、ネギなどを混ぜ合わせて作ります。ヤンニョムは料理に美味しさを加えるだけでなく、健康維持や、肉・魚の臭みを取って腐敗を防ぐ役割もあり、まさに万能調味料と言えるでしょう。


韓国では常備菜の種類が豊富

韓国の食卓では、メイン料理や主食、スープのほか、キムチをはじめとした多くの常備菜がおかずとして並びます。なお、韓国の料理屋では常備菜を無料でおかわりできるところが主流です。テーブルに出される常備菜は3種類、5種類、7種類と奇数なのが習慣で、基本的に材料や調理方法は重ならないようにします。

また、種類が多ければ多いほどご馳走であり、3・5種類は庶民階級、7種類・9種類は上流階級で、偶数が原則の宮中では12種類という考えがあるようです。


韓国料理は山菜・魚介類・海藻を使った料理が多い

韓国の国土全体で様々な野菜が作られていることや、海に囲まれ海産物が豊富なことから、韓国料理では山菜や魚介類、海藻が多く使われます。山菜を使った代表的な料理といえば、ナムルが挙げられるでしょう。

韓国では旬の食材を使った料理が好まれ、春ではヨモギ、せり、たけのこ、ふき、夏ではえごまの葉や韓国かぼちゃなどがナムルとして食卓を飾ります。 また、一般家庭において以前は肉料理よりも魚料理の方が主流だったほど、韓国料理に魚介類は欠かせません。

意外なところで言うと、キムチに魚介の塩辛が使われているというのをご存知でしょうか。わかめや海苔、ひじき、昆布といった海藻も、韓国料理では多く登場します。


韓国の食文化は薬食同源の考えが反映されている

韓国の食文化には、「薬食同源」の考え方が巧みに取り入れられています。薬食同源とは、薬と食べ物を同じものとみなし、普段から身体に良いものを食べて病気を予防したり、健康を増進させたりするという考えです。

例えば、夏バテの防止としてサムゲタンを食べたり、咳止めとして五味子茶を飲んだりと、体調が優れないときは食べ物で回復しようとする習慣があります。 また、上記で紹介した発酵食品やヤンニョムなども、薬食同源の考えが生かされているでしょう。韓国料理には薬食同源の考えを反映させたものが多いため、バランスよく食べれば病気を予防できると言われています。


特色あるおすすめの韓国料理15種類

ここからは、おすすめの韓国料理を15種類ピックアップして紹介していきます。日本でもメジャーなものが多く、気になるものがあれば、ぜひレシピを調べて作ってみてはいかがでしょうか。


キムチ

韓国を代表する漬物で、白菜や大根などの野菜を塩漬けにし、にんにく、粉唐辛子、魚介の塩辛などの調味料と合わせて発酵させたものです。おかずとして食卓に並ぶこともあれば、炒め物や煮物などの味付け・具材として使われることもあります。

昔の韓国では冬場に生鮮野菜が不足していたことから、キムチはビタミンを補給するための重要な食べ物として扱われていました。地域によって辛さや水分の多さ、味の濃さなどに違いがあります。


ビビンバ

ご飯にナムルや肉、卵など様々な具を入れ、コチュジャンを加えてからよく混ぜて食べる料理です。韓国では「ビビンパプ」と発音され、「ビビン」が「混ぜる」、「パプ」が「ご飯」という意味。しっかり混ぜ合わせることで、具やタレがよく馴染んで味が調和し、より美味しくなります。

色々な野菜を一度にたっぷりと摂ることができ、栄養バランスに優れた料理と言えるでしょう。箸ではご飯と具を均一に混ぜ合わせるのが難しく、韓国では「スッカラ」と呼ばれる平べったいスプーンを使って全体を切るように混ぜます。


プルコギ

牛肉と野菜でボリュームたっぷりの、「韓国版すき焼き」とも呼ばれる甘辛い炒め物です。水飴やにんにく、醤油などを混ぜたタレで、薄切り牛肉や春雨、長ネギ、にんじん、ピーマンなどの具材と一緒に炒めます。日本のすき焼きのようにタレにつけて食べるのではなく、スープとともに取り分けるのがプルコギの食べ方です。

なお、りんごや梨などの果物を下味に使うことが多く、自然な甘みが加わるほか、果物の酵素によって牛肉が柔らかくなるという効果もあります。


サムギョプサル

カリカリに焼いた豚肉を、サンチュやえごまの葉などの葉野菜で包んで食べる料理です。「サム」は「3」、「ギョプ」は「層」、「サル」は「肉」を意味し、日本で言う三枚肉(バラ肉)を表します。韓国で一番食べられている肉料理と言っても過言ではないでしょう。

豚肉と一緒に、キムチやニンニク、玉ねぎ、きのこなどを巻いて食べることもあります。食感をよりカリッとさせるには、両面を焼いた後に一度食べやすい大きさに切って、さらにさっと焼くのがポイントです。


トッポギ

「トック」と呼ばれるうるち米でできた棒状の餅を、甘辛く炒めた真っ赤な料理です。特に韓国屋台で人気のメニューで、小腹が空いたときにおやつとしてよく食べられます。トックと一緒に炒める具材はどんなものでも良く、冷蔵庫に余っている野菜や肉などを消費できるメニューとしても人気です。

甘みを加えたい場合はトマトケチャップを、辛さを加えたい場合はコチュジャンや赤唐辛子を加えると良いでしょう。なお、トックは日本の餅と比べて煮崩れしにくく、炒めたり煮込んだりする料理にぴったりの食材です。


チゲ

肉や魚、野菜などの材料にコチュジャンや味噌などの薬味を加えて煮たスープです。なお、韓国では「チゲ」という言葉そのものが鍋料理全般を意味します。

写真のようにキムチが加わったものは「キムチチゲ」、純豆腐(おぼろ豆腐)を入れたものは「スンドゥブチゲ」と呼ばれており、日本でも大人気。また、日本だと鍋料理は一つの大鍋に入れて出されますが、韓国では一人に一つの小鍋で出されるのが一般的です。


サムゲタン

内臓を取り出した鶏のお腹に、高麗人参、なつめ、栗などの薬膳素材やニンニク、生姜、もち米などを詰めて長時間煮込むスープです。韓国では、三伏(サンボク)と呼ばれる一年の中で最も暑い時期において、暑さに打ち勝つためサムゲタンを食べるのが習慣とされています。

栄養価が高く、カロリーもしっかり摂取することができるため、身体の内側からパワーがみなぎってくるでしょう。塩を丁寧に揉み込むことで鶏の生臭さが消え、肉質も締まってうまみが凝縮されます。


ユッケジャン

コクのある牛肉の出汁がベースとなった、濃厚な旨辛さがクセになるスープです。日本ではご飯を入れ、ユッケジャンクッパとして食べられることも多いでしょう。夏の暑気払いや、冬の厳しい寒さをしのぐため、汗をかきながら熱さと辛さを楽しみます。スタミナ満点で、体力がないときにもおすすめのスープです。

牛肉や長ネギなどの具材はしっかり下味をつけることで、素材のうまみが引き出された濃厚なスープに仕上がります。辛いものが苦手という方は、溶き卵を加えることでマイルドになり食べやすくなるでしょう。


タッカルビ

鶏肉と野菜を甘辛いタレで炒めた料理で、チーズを加えると、写真のようなチーズタッカルビになります。ボリュームたっぷりで、ご飯がどんどん進むでしょう。

韓国の学生街では、安く肉と野菜が食べられる料理として人気です。日本の鍋と同じく、締めは残った具やスープと一緒にご飯やうどん、ラーメンなどを加えて炒めると、二度美味しく食べられます。


キンパ

具をカットしてご飯と一緒に海苔で巻くだけの、サラダ感覚で食べられる韓国式海苔巻きです。たくあんやきゅうり、かまぼこ、カクテキなどの具材と一緒に韓国海苔で巻きます。

他にも、プルコギを巻く「プルコギキンパ」や、とろけるチーズを入れた「チーズキンパ」などが変わり種として人気でしょう。ごま油と塩でシンプルに味付けされたご飯が美味しく、一口サイズの食べやすさから、ピクニックや遠足などの定番メニューとなっています。


チヂミ

外はカリカリで、中はモチッとした韓国風お好み焼きです。えびやイカなどの海鮮を使ったものが人気で、プリプリとした海の幸の味わいは至福そのもの。

肉や魚介類、野菜などを溶いた小麦粉と合わせて焼くのみなため、家にある材料で簡単に作ることができます。なお、チヂミを焼くときの音が雨水の音に似ていることから、韓国には雨の日にチヂミを食べるという習慣があるようです。


カンジャンケジャン

生のワタリガニを醤油漬けして熟成させたもので、「カンジャン」は「醤油」、「ケ」は「カニ」、「ジャン」は「漬物」を意味します。

甘い醤油ダレに漬け込まれたカニはさらに旨みが増し、とろけるような食感を味わえるでしょう。生臭さはなく、韓国海苔やごま油で混ぜて食べると、より美味しくなってご飯が進みます。


チャジャンミョン

韓国で最も人気がある麺料理で、中国の「ジャオジアンミエン(ジャージャー麺)」という麺料理がルーツになっているものです。きゅうりや豚肉、玉ねぎなどをチュンジャン味噌で炒め、片栗粉でとろみをつけた甘いタレを茹でた麺にかけて食べます。

値段がリーズナブルなため、できるだけ安くご飯を食べたいときに食べる料理としても人気。また、毎年4月14日のブラックデーでは、バレンタインデー・ホワイトデーに縁がなかった者同士、黒い服を着てチャジャンミョンを食べる文化があるようです。


冷麺

茹でた麺を冷やし、卵やキムチ、梨などを乗せて冷たいスープをかけた料理です。韓国の冷麺はそば粉を使ったものが主流ですが、日本では小麦粉を使用した透明感のある冷麺が多く食べられています。

のどごしが良くあっさりとした味で、暑く食欲のない日でも食べやすいでしょう。さっぱりしていながらも、鶏ガラと牛肉でとったスープには深い旨みが感じられます。


韓国風フライドチキン

骨つきチキンをサラダ油で揚げたもので、揚げる前に甘辛いタレで下味をつけるのが特徴の唐揚げです。

なお、写真のように甘辛ダレを絡めたものは「ヤンニョムチキン」と呼ばれます。外はカリッと、中身はジューシーな味わいで、韓国ではビールや焼酎のおつまみとしても人気です。最近は日本でもメジャーになっている料理なので、スーパーのエスニック料理の棚を覗くと、手軽にヤニョムの素が手に入ります。


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