04/27/2021

ヒップホップダンス初心者向け!6つの種類を詳しく解説

ストリートダンスの代表的なジャンルである、ヒップホップダンス。ヒップホップダンスの中でも、さらに細かく種類が分けられていることをご存知でしょうか。 ダンスの種類を理解する上で重要なのは、「ダンスで使われる音楽」「ダンススタイル」の2点です。今回の記事では、上記のポイントを踏まえながら、ヒップホップダンスの種類について詳しく解説していきます。


目次


ヒップホップダンスとは:歴史や音楽とともに進化するダンス

ヒップホップダンスは、ヒップホップミュージックに合わせて踊るダンスのことで、1980年代後半に誕生したスタイルです。ダンスで用いるヒップホップミュージックは、1970年代にアフリカ系アメリカ人が生み出し、その後ヒップホップダンスも広がりを見せていきました。

元々はリズムに合わせたアップ・ダウンの動きが中心でしたが、そのスタイルは時代や音楽と共に変化し続けているのが特徴。また、様々なダンスジャンルの要素が混ざっており、ダンスの定義付けが最も難しいジャンルとも言われています。同時に「型にとらわれないダンス」として、自己表現がしやすいのもヒップホップダンスならではでしょう。


時代ごとに異なるダンススタイル

ヒップホップダンスをはじめとするストリートダンスは、時代ごとにそのダンススタイルが大きく変容してきました。時代ごとに異なるダンススタイルを区別するカテゴリーとして、「オールドスクール」「ミドルスクール」「ニュースクール」と呼ばれるものがあります。ヒップホップダンスを理解する上で、どのような歴史を辿ってダンススタイルが変化してきたのかを知っておくことは大切でしょう。 以下では、それぞれのカテゴリーにおけるダンスの特徴を紹介していきます。



オールドスクール

1970年代から1980年代にかけて、「ストリートダンスの形成期」と言える時代に生まれたダンススタイルです。

・ブレイクダンス
・ポップダンス
・ロックダンス
・ソウルダンス
・ワッキングダンス

上記ジャンルの総称として使われることが多く、特に日本だとブレイクダンス・ポップダンス・ロックダンスの3つがオールドスクールと呼ばれています。

テンポが速いビートに合わせたダイナミックなステップが特徴で、現在のストリートダンスにも多大な影響を与えているスタイルです。 また、この時代におけるダンサーのファッションとして、大きなラジカセや派手な金属のネックレス、サングラスなどが特徴的でしょう。


ミドルスクール

ミドルスクールは、1980年代の後半から1990年代の前半にかけて流行したダンススタイルです。時期的にはオールドスクールとニュースクールの中間にあたるでしょう。ただ、この分類は日本独自のものであり、海外では「オールドスクール」「ニュースクール」のどちらかでしか分類されません。

・ビバップ
・ニュージャックスイング

ミドルスクールには上記2つのダンスジャンルが含まれており、ハイテンポな曲に合わせた軽快なステップが特徴。また、「ランニングマン」「ロボコップ」「ブルックリン」といったヒップホップダンスの定番ステップも、この時代に生まれたとされています。


ニュースクール

ニュースクールは、1990年代以降における現代的なダンススタイルのこと。時代ごとに流行のムーブが生まれ、新たな価値観を作っているスタイルとも言えるでしょう。

・ヒップホップダンス
・ハウスダンス
・クランプ

上記3つのダンスジャンルが含まれ、現代のヒップホップダンスもニュースクールに分類されています。シンプルなステップダンスが多く、ダウンの要素が中心に含まれているのが特徴。様々なジャンルのムーブが融合されており、今後も常に進化を遂げていくでしょう。



ヒップホップダンスの種類

ここからは、ヒップホップダンスにおける代表的な6つの種類を紹介していきます。それぞれで用いる音楽やダンススタイルなどの特徴を紹介していきますので、自分好みのダンスがないか、ぜひ探してみてください。


ミドルスクールヒップホップ

ミドルスクールヒップホップは、ニュージャックスイングに合わせたダンスのこと。ニュージャックスイングとは、1980年代後半、アーティスト兼プロデューサーとして人気が高かった「Teddy Riley」によって生み出された音楽を指します。この音楽で踊るダンスが、新たなダンスジャンルとして確立されていきました。

そのダンスの特徴は、軽めのステップを多用し、ノリやグルーヴ感を大事にした軽快なスタイル。ニュージャックスイングのスピード感がある曲調に合わせた、シンプルかつキレのある動きが特徴的です。 細やかな足さばきが求められるスタイルであり、アップテンポなダンスが好きという方におすすめでしょう。


代表的なアーティスト・ダンサー

国内のアーティストだと、「EXILE」や「J Soul Brothers」のダンススタイルが、ミドルスクールヒップホップと近いでしょう。いずれも、キレのあるダンスが特徴のアーティストです。また、1990年のダンス甲子園に出演し、絶大な人気を博した「L.L. Brothers」も有名。 海外のアーティストであれば、「BOBBY BROWN」や「MC HAMMER」といった人気アーティストが挙げられます。


アンダーグラウンドヒップホップ

アンダーグラウンドヒップホップとは、日本独特のジャンルであり、略して「アングラ」と呼ばれることも。ビートが重ためな楽曲を使用するのが、アングラ系ならではの持ち味です。

重低音に合うようなダンススタイルで、ビートに乗るように大きく身体を動かしたり、リズムを遅めに取って重たい雰囲気を出したりするのが特徴。「動きが大きい・重たい」がダンスのキーワードと言えるでしょう。

身体をねじるような動きや、力強く踏み込んでいく動作がダンス中に多く取り入れられています。 独特の曲調で、軽快なダンスよりも深みが強いダンスを踊りたいという方におすすめでしょう。


代表的なアーティスト・ダンサー

アンダーグラウンドヒップホップを代表するダンスチームとして、長きにわたり関西のヒップホップダンスを牽引してきた「HEX BEX」が有名。また、「screamgoodman」「S.A.S」といったチームもそれぞれのダンススタイルを確立し、高い評価を受けています。


LAスタイルヒップホップ

LAスタイルヒップホップダンスは、名前の通り、ロサンゼルスで生まれたダンスジャンルのこと。「スタイルヒップホップ」とも呼ばれています。

近年のヒップホップやR&Bの楽曲を使用して踊るのが特徴で、ヒップホップダンスの中では比較的新しいジャンルと言えるでしょう。MVの振り付けで使われることも多く、ロサンゼルスからそのスタイルが発信され、各メディアで広まっていったと言われています。

ダンスの特徴は、歌詞や曲のイメージを自身の感性で表現する「表現力重視」のスタイル。歌詞にある言葉やニュアンスを、そのまま振り付けとして加えます。なめらかな動きが多く、おしゃれで見栄えが良いダンスであることから、その人気は上昇中。 ダンサーの感性でオリジナルの振り付けを加えていくため、ダンスを通して自己表現がしたいという方におすすめでしょう。


代表的なアーティスト・ダンサー

国内であれば、「三浦大知」「s**t kings」といったアーティストやダンスチームが有名でしょう。どちらも独自のスタイルで、重力を感じさせないようなキレのあるダンスが特徴的。それぞれ、曲の世界観を細かい振り付けで表現しています。


ジャズヒップホップ

ジャズヒップホップとは、ジャズダンスとヒップホップダンスを融合させたダンスジャンルのこと。ヒップホップのテイストが強く、テンポ感が良い楽曲を使用することが多いでしょう。

MVのバックダンサーや、テレビCMの振り付けでも使われるジャンルです。 ダンススタイルは、ヒップホップの基礎であるグルーヴ感やパワーがある動きを含めつつ、ジャズのスタイリッシュな雰囲気も取り入れているのが特徴。

また、ダンサーによってジャズ・ヒップホップどちらの要素を強めるかは異なり、自由な表現ができるのもジャズヒップホップならではでしょう。ジャズのセクシーで色気を感じられる動きが加わっているのも、他のヒップホップダンスにはない特徴です。 ジャズの落ち着いたおしゃれな雰囲気が好き、という方におすすめのダンスジャンルでしょう。


代表的なアーティスト・ダンサー

国内では、「倖田來未」がジャズヒップホップに近いダンスを踊っています。音楽に乗りながら、腰やお尻を使った動きを振り付けに取り入れているのが特徴。女性ならではの色気が感じられるダンスでしょう。 また、海外だと「Janet Jackson」も艶やかなダンスが魅力的です。


ガールズヒップホップ

ガールズヒップホップは、女性らしさが特徴のダンスジャンル。主に女性が歌うヒップホップの楽曲を使用し、日本において特に人気を集めています。

露出が多い服装や、ヘソ出しの服装で踊ることが多いのもガールズヒップホップならではでしょう。 そのダンススタイルは、腰やお尻、胸を使ったセクシーでキュートな動きが中心で、ボディラインをアピールするような動作が多く取り入れられています。上記の「ジャズヒップホップ」よりも、さらにポップな女性らしさが強調されているとイメージすればわかりやすいでしょう。

また、ガールズヒップホップを踊るのは女性が多数ですが、最近では男性の割合も増えており、セクシーに踊りこなす方が見られます。 女性ならではのセクシー・キュートなヒップホップを踊りたい、という方におすすめのダンスジャンルでしょう。


代表的なアーティスト・ダンサー

ガールズヒップホップを踊る女性アーティストは多く、国内だと「AI」「E-girls」「安室奈美恵」などが挙げられます。いずれも自身の曲を歌いながら、女性らしいダンスを披露しているのが特徴的。 また、海外アーティストであれば「ビヨンセ」も、歌だけでなくセクシーなダンスがチャームポイントです。


R&Bヒップホップ

R&Bヒップホップは、R&Bの楽曲に合わせて踊るヒップホップダンスのこと。R&Bはジャズやブルースから発展し、ビートを効かせたリズムが特徴の音楽です。また、テンポは他の音楽と比べるとゆっくりめで、ラップが少ないのもR&Bならでは。MVのバックダンサーや、海外アーティストによって踊られることが多いジャンルです。

そのダンスの特徴は、楽曲の歌詞やメロディーに合わせたダイナミクスな振り付け。ミドルテンポな楽曲が多いぶん動作は大きく、かつ指先の繊細な動きを大事とするダンスです。また、男女のペアでストーリー性を持った踊る振り付けも、R&Bヒップホップ特有の持ち味でしょう。しっとりとした音楽に合わせ、曲の世界観を全身全霊で表現しながら踊ります。

曲を表現するといった観点では「LAスタイルヒップホップ」とも似ており、使われる音楽やテンポ感で好みを判断すると良いでしょう。 R&Bの音楽が好きという方におすすめのジャンルです。


代表的なアーティスト・ダンサー

LAスタイルヒップホップでも登場した「s**t kingz」が、R&Bヒップホップにおいても高い評価を受けています。特にキレのあるダンスを踊りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。


まとめ

今回の記事では、ダンス初心者の方に向けて、ヒップホップダンスの主な6種類について詳しく紹介してきました。いかがでしたか? これだけダンスの種類が派生していると、その違いを理解するのが大変に思えるかもしれません。しかし、冒頭でも述べた通り「ダンスで使う音楽」「ダンススタイル」の2点を押さえておくことで、各ダンスの違いが見えてくるでしょう。

それぞれの特徴を理解すると、「どのジャンルのヒップホップダンスを踊りたいか」という方向性が見えてきます。もちろん全てのジャンルを網羅するのも良いですが、どれか一つのジャンルを極めてみるのも面白いでしょう。 ぜひ自分好みのジャンルを見つけて、ヒップホップダンスにチャレンジしてみてください。




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