05/04/2021

独学でドイツ語を習得するための勉強法!初心者向けの参考書もご紹介

ドイツ語と聞くと、なんとなく敷居が高く感じ、独学で学ぶのは難しそうだと思う方がいるかもしれません。しかし、意外なことに、ドイツ語は独学でも十分習得できます。その理由は、ドイツ語と英語は似た部分が多く、英語学習者であればドイツ語の理解がスムーズなためです。 今回の記事では、独学でドイツ語を習得するための勉強方法やおすすめの参考書などを紹介していきます。

目次


ドイツ語と英語の共通点

言語上の祖先が同じゲルマン語であることから、冒頭でも述べた通り、ドイツ語と英語には似た部分がいくつかあります。ひとつは、単語。

りんご:Der Apfel(ドイツ語):apple(英語)

良い:gut(ドイツ語):good(英語)

来る:kommen(ドイツ語):come(英語)

このように、ドイツ語と英語の単語は雰囲気が似たものが多いため、頭に入りやすいでしょう。また、形容詞と副詞の比較表現や、助動詞の用法、時制のルールなど、文法でもいくつかの共通点があります。

単語や文法が似ているとわかると、「ドイツ語をマスターするのは簡単」と思うかもしれません。しかし、言語をマスターするにはある程度の時間がかかります。そのため、粘り強く学習を続けることを大切に、ドイツ語学習へ取り組むようにしましょう。



ドイツ語を学ぶ前に意識すべきこと

以下では、ドイツ語の勉強をスタートする前に留意しておきたいポイントをいくつか紹介していきます。


バランスよく勉強する

ドイツ語の勉強を始めたばかりのときは、単語や文法など、基礎的な分野の勉強が中心となるでしょう。しかし、同じことの繰り返しではモチベーションが下がってしまうことも。

特に、インプット学習ばかりのうちは語学力が上がったという実感が湧きにくく、やる気が維持しにくいかもしれません。 モチベーションをキープするには、各分野をバランスよく勉強するのがポイントです。

・単語や文法の暗記に飽きたら会話表現の勉強に移る

・単語の勉強を30分行ったら、リピーティングやシャドーイングで発音練習をする

このように、ひとつの分野のみ集中して勉強するのではなく、各分野をバランスよく学ぶようにしましょう。


3割理解できたら次のステップに進む

「この文法を絶対にマスターする!」「このページの単語を間違いなく覚える!」というように、完璧主義スタイルで勉強する方も多いのではないでしょうか。

しかし、そのスタイルはあまり良くありません。一つ一つの内容を完璧に理解しようとすると時間がかかってしまい、結果的に勉強が進まない原因となってしまいます。 3割ほど理解できたら、次のステップへ進むという方法がおすすめでしょう。

十分理解できていないのに次の内容を勉強するのは不安かもしれませんが、繰り返し勉強するうちに自然と頭に入ってきます。学習ペースを上げることで、使える文法や単語は増えていくため、ドイツ語の上達が早くなるでしょう。


勉強をするときはメリハリをつける

勉強にありがちなのは、長時間ダラダラと続けるせいで集中力が切れてしまうこと。集中力がない状態で勉強を続けても、知識を効率よく頭に入れることができません。 勉強をする上で大切なのは、メリハリをつけることです。

「勉強をするときは勉強する、休むときは休む」とメリハリをつけることで、集中力を保ちながら勉強に取り組めるでしょう。具体的に、以下のような取り組みを行うのがおすすめです。

・タイマーや時計を使って勉強時間と休憩時間を区切る
・休憩に入るときはキリが良いところで勉強を切り上げる
・休憩時間では長時間かかってしまうことをしない
・1週間のうち、1日は勉強しない日を作る


目標を設定しよう

ドイツ語の基礎的な学習は地道なもの。そのため、途中で退屈と感じ、やる気を失ってしまうことがあるかもしれません。 そこで大切なのは、目標を設定すること。学習する上での目標を決めることにより、勉強をスタートした頃のようなやる気が再び出てくるでしょう。

「字幕なしでドイツ語の映画を見られるようになりたい」「ドイツ語で日常会話ができるようになりたい」というような目標があると、そこに向かって勉強を頑張ることができます。

また、より明確な目標として、ドイツ語技能検定試験の取得を目指してみるのもおすすめ。ドイツ語初心者であれば、4級に合格すると、ある程度ドイツ語を理解できたと言えます。まずは4級合格を目指し、より高みを目指したい方はどんどんレベルアップしていくと良いでしょう。



ドイツ語を独学で学ぶ場合の勉強の進め方

それでは、実際に独学でドイツ語を学ぶ場合、どのようなステップで勉強していけばいいかを一から紹介します。


文法を学ぶ

最初に勉強をスタートする分野は、文法です。ドイツ語の文法は複雑であり、参考書がなければなかなか理解できません。特に、4種類の格変化や単語における語尾の変化、名詞の性別といった点で、ドイツ語は難解と言われています。

そのため、まずは参考書を活用しながら理論的に文法を学んでいきましょう。 ポイントは、復習しながら学習を進めていくこと。新たな章を学習する前に前章の内容を振り返る、というように学習を進めていくことで、知識が定着しやすくなります。 最初はその複雑さから、文法を理解するのに苦戦するかもしれません。

しかし、規則性がわかってくると、楽しみながら勉強をすることができます。難しい分野ではありますが、根気よくコツコツと勉強を続けていきましょう。


単語を学ぶ

文法を学ぶのと同時に、単語の学習もスタートしましょう。文法を理解できても、単語がわからなければ文章の内容は理解できないからです。 単語を学習する上では、単語帳が必須。まずは一冊、初心者向けの単語帳を用意し、その単語帳に掲載されている単語をマスターしましょう。

おすすめなのは、隙間時間の活用です。会社の通勤時間や昼休み、寝る前など、ちょっとした合間に単語の暗記を進めていくのがポイント。単語学習は短時間でも可能なことが強みのため、隙間時間を利用しながら語彙を積み重ねていきましょう。

なお、様々な言語において、日常会話に必要な語数は2,000語と言われています。そのため、少しずつ学習を重ねていき、最終的には重要単語2,000語のマスターを目標にしてみてください。


発音の練習をする

ドイツ語で会話をするためには、正しい発音を身につけることが大切です。頑張ってドイツ語を話しているつもりでも、発音が間違っていると相手には伝わりません。特に、ウムラウトや二重母音といった独特な発音は難しく、しっかり練習する必要があります。

おすすめの練習方法は、シャドーイング。シャドーイングとは、流れている音声を聞き、同時にその音声を真似するようにして発音する練習方法を言います。1つの単語につき、300回を目安に繰り返しシャドーイングを行うことで、正しい発音を身につけられるでしょう。

また、音声をよく聞いて行うシャドーイングは、リスニング力を高めることにもつながります。ドイツ語の総合力を高めるためにも、積極的にシャドーイングを行いましょう。


ドイツ語を聞く

文法や単語がわかってきたら、次はドイツ語を聞き取るためのリスニング力を鍛えましょう。 おすすめなのは、参考書に付属しているCD教材でリスニングの練習をするという方法。多くの参考書には例文を収録したCD教材が付いており、まずは参考書の例文を聞き取れるように練習しましょう。

特に、数字やアルファベットの読み方、ウムラウトや二重母音などの独特な発音を意識して聞き取るのがポイントです。 また、よりレベルアップしたいという方は「Deutsche Welle」といったサイトを利用するのも良いでしょう。

こちらはドイツの公的報道機関が制作したドイツ語学習サイトで、様々な難易度の音声教材が用意されています。ぜひチェックしてみてください。


ドイツ語を声に出して読んでみる

スピーキング力を向上させるために、ドイツ語を声に出して読む練習をしましょう。実際に口を動かして文章を読むことで、ドイツ語で会話をする際、スムーズに言葉が出てきやすくなります。

スピーキングの練習としては、例文の音読やリピーティング、シャドーイングが有効。特に、ドイツ語のスピード感や抑揚の付け方を身につけるには、ネイティブの音声を真似するのが一番です。 参考書の例文や付属のCD教材、上記で挙げた「Deutsche Welle」のサイトにある音声教材などを活用し、とにかく読む練習を行いましょう。


日常的にドイツ語に触れるようにする

ここまでくると、ドイツ語の基礎能力はある程度身についたと言えます。よりドイツ語を使いこなすには、勉強の時間だけドイツ語に触れるのではなく、日常生活にドイツ語を取り入れるようにしましょう。

・言語学習アプリの「HelloTalk」を活用し、ドイツ人の方とやり取りをしてみる
・ドイツ語の映画を字幕あり・なしで見る
・ドイツ語の雑誌を購入して読んでみる
・YouTubeでドイツ語の動画を見る

このように、日本にいながらもドイツ語に触れる機会は多くあります。この中から、自分に合った手段を生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。



勉強の際に使える参考書5選

ここからは、ドイツ語を勉強する際に使えるおすすめの参考書を紹介していきます。


しっかり身につくドイツ語トレーニングブック CD BOOK【基礎】

発音から文法、基本の例文、頻出単語など、ドイツ語の基礎が詰まった一冊です。数多くの練習問題が収録されており、問題演習を積み重ねることでドイツ語が自然に身につくというシステム。

複雑な文法も丁寧に解説されているためわかりやすく、初心者でも理解しやすい内容となっています。 ドイツ語を学習し始めたばかりという方の入門書として、一冊持っておくと心強いでしょう。

税込価格:2,860円
出版社:ベレ出版
著者:森泉
出版年月日:2006/4/25


これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで【文法】

NHK語学講座の人気講師が、ドイツ語の文法について丁寧に解説している文法書です。文法の奥深くまで解説しており、初心者だけでなく上級者のドイツ語学習にも役立つ一冊。

文法の基本的な説明だけでなく、なぜその言葉が用いられるのかといった背景にも触れられているため、よりドイツ語への理解を深めることができます。 内容が非常に充実していることから、ドイツ語の文法を学習する際は、こちらの一冊があれば十分と言えるでしょう。

税込価格:3,300円
出版社:NHK出版
著者:鷲巣由美子
出版年月日:2016/2/17


独検対応 クラウン ドイツ語単語 1600 CD付き【単語】

ドイツ語技能検定試験の5〜3級に対応した単語帳です。1日1セクションをこなすことで、ドイツ語の単語をマスターしていくといったシステム。検定基準を基にした基礎単語1,600語に厳選されているため、初心者の学習に必要な単語のみを効率よく学習することができます。

また、例文の読み上げ音声を収録したCD教材が付属しており、リスニングや発音の練習ができるのも魅力的でしょう。 自然に反復学習を行える構成となっているため、着実に語彙を積み上げていくことができます。

税込価格:2,420円
出版社:三省堂
著者:信岡資生・荻原耕平
出版年月日:2012/3/20


新装版 DVD&CDで学ぶ ドイツ語発音マスター【発音】

こちらはCDとDVDの教材が付属されており、耳と目でドイツ語の発音を学ぶことができます。DVDの映像で口や舌の動かし方がわかるため、目で説明文を読んだり、ドイツ語音声を聞いたりするだけよりもコツを掴みやすいのが魅力的。

また、CDは2枚ついているため、十分すぎるくらいリスニング練習ができるのも嬉しいポイントです。 巻末にはドイツ語技能検定におけるリスニングの練習問題があり、リスニング力に自信がついてきたら腕試しをしてみると良いでしょう。

税込価格:2,640円
出版社:第三書房
著者:新倉真矢子
出版年月日:2014/9/25


日常ドイツ語会話ネイティブ表現【会話表現】

こちらには、ドイツ人が日常で使うようなフレーズが多数収録されています。「こんなときにこう言う表現」「言えそうで言えない表現」など、かゆいところに手が届くようなラインナップとなっており、基本的なフレーズはこの一冊で網羅できるでしょう。

また、難しい単語は日本語で意味が表記されているため、わざわざ調べなおさなくても良いのが嬉しいポイント。 CD教材が付属しており、発音やリスニングの練習にも最適な一冊です。

税込価格:2,090円
出版社:語研
著者:ヤン・ヒレスハイム・金子みゆき
出版年月日:2013/11/29



独学以外でドイツ語を学ぶ方法

上記では、独学でドイツ語を身につけるための勉強方法や参考書などを紹介してきました。 ここからは、独学以外でドイツ語を学ぶ方法について簡単に紹介していきます。


ドイツ語教室に通う

ドイツ語教室に通う最大のメリットは、正しいドイツ語を指導してもらえること。独学だと、発音や文法などが正しく理解できているか、なかなか判断できません。教室であれば、講師に自分のドイツ語をチェックしてもらえるため、正しいドイツ語を身につけることができるでしょう。

また、独学だと難しい会話の練習ができるのも、教室ならではのメリット。 レッスン形式はグループ、マンツーマン、オンラインの3種類があり、自分に合うスタイルを選ぶことができます。独学だけで学習するのは難しいと感じた方は、プロからドイツ語を教わるのもいいかもしれません。教室でレッスン(月4回)を受ける場合、月謝の相場は以下の通りです。

グループ:10,000〜15,000円
マンツーマン:10,000〜25,000円
オンライン:4,000〜23,000円



ドイツ留学に行く

現地で生きたドイツ語を習得したい場合、ドイツ留学に行くという手があります。具体的に、現地の語学学校に通うか、大学内にある語学コースへ通うという2通りの手段があるでしょう。

留学に行くことで、ドイツ語の学習ができるだけでなく、現地の文化や習慣なども肌で感じられるのが最大の魅力。 留学期間は1ヶ月〜1年のいずれかで、留学にかかる費用は1ヶ月で約200,000〜400,000円となっています。時間とお金に余裕があるという方は、留学も検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

Zehitomoには、信頼できるドイツ語のプロが多数登録しています。日常生活で役立つドイツ語から、ビジネスの場で使えるドイツ語など、対応できる内容は様々。興味がある方は、ぜひZehitomoからドイツ語レッスンを依頼してみてください。



今回の記事では、ドイツ語を独学で身につけるための勉強方法や、おすすめの参考書について紹介してきました。効率的な勉強方法を押さえることで、独学でもドイツ語をマスターすることは可能です。 また、よりドイツ語のレベルを高めたいという方は、ドイツ語教室に通うことや留学に行くのも一つの手。 それぞれに合ったスタイルで、ドイツ語の勉強をスタートしましょう。

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