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シュロチクの育て方は?育てる5つのポイントも

2017/08/07 2021/07/02
シュロチクの育て方は?育てる5つのポイントも

シュロチクは観葉植物の中で人気のある植物です。和洋どんなシーンにもあうので旅館やホテル、料亭やアジアンダイニングのエントランスなど、様々な場所で飾ってあります。

シュロチクは漢字で棕櫚竹と書きますが、竹の仲間ではなくヤシの仲間です。細い幹は竹をイメージさせ、スッと伸びている葉が同じヤシ科のシュロ(棕櫚)に似ていることからシュロチクと名づけられました。

シュロチクの原産地は?

原産地は中国南部から南西部、東南アジアです。江戸時代から日本に伝えられ、親しまれてきた古典園芸植物です。丈夫で育てやすく耐陰性もあります。

シュロチクの品種の種類とその特徴

最近では品種改良がすすみ、ウンナンシュロチク(雲南棕櫚竹)のように細い葉幅を強調した種類もあります。

シュロチクの年間スケジュールは?

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1.苗の購入

5〜10月が植え付けの適期。種は市販されてなく、大きくなるまでに時間がかかるので苗から育てます。観葉植物専門店や大型園芸店で販売されています。 通信販売でも購入することができます。

2.育苗

地植えよりも鉢植えで育てるほうが多いです。日陰で強い風が当たらない場所であれば、地植えで育てることができます。

3.最も生育が活発な時期

5〜9月が生育期です。たっぷり水を与えて、肥料も使用します。

シュロチクの栽培におけるポイント5つ

1. 日当たりや場所

基本的に半日陰を好みます。直射日光に当たると葉が焼けて枯れてしまいます。また、強い風に当たると葉が裂けてしまいます。

2. 水やり

4月〜10月の生育期は土の表面が乾いてきたらたっぷり水をあげ、11月〜3月の休眠期は乾かし気味にします。

冷暖房がかかっている場所では、霧吹きで葉っぱに水をかけてあげる(葉水)と色つやがよくなります。また、病害虫の予防にもなるので生育期には特に葉水の回数を増やします。

シュロチクは水を好む植物ですが、水のやりすぎは禁物です。根腐れをおこします。受け皿の水は必ず捨てましょう。

3. 肥料

室内の場合は、生育期に2ヶ月に1回を目安に緩効性肥料を置き肥するか、10〜15日に1回液体肥料を与えます。冬は肥料は与えません。屋外の場合は冬から春にかけて有機肥料を併用しましょう。

4. 用土

シュロチクで使われる用土は、赤玉土、鹿沼土や日向土、川砂など水はけのよい植え込み材です。赤玉土(小粒)4:赤玉土(中粒)3:腐葉土3、または、日向土3:鹿沼土3:桐生土4の割合で混ぜた土がおすすめです。

初めての方は市販の観葉植物用土を使ってもいいでしょう。簡単にできます。

5. 病気や害虫

ハダニ

葉の裏に寄生して栄養を吸い取ります。水に弱いので定期的に葉に水をかけて予防します。発生したら、早めに薬剤を散布しましょう。

カイガラムシ

成虫になると薬剤が効きにくくなります。幼虫を見つけたらすぐに薬剤を散布しましょう。成虫はブラシなどでこすり落とします。

シュロチクの栽培ステップ

1. 苗・木を購入する

葉の色つやがよく生き生きとしているもの、形のバランスがいいものを選びましょう。

2. 日々のお手入れ

日当たり・置き場所:直射日光が当たる場所はさけてください。レースのカーテン越しの日光をあてるようにします。水やりは、土の表面が乾いたら水をあげます。水枯れには注意します。肥料は、生育期の春から秋は緩効性肥料を置き肥します。病害虫の予防・駆除には、葉に水を吹きかけることで予防します。カイガラムシは茎にくっつくので観察しましょう。

シュロチクの葉や枝がのびてしまうと、見栄えが悪くなります。葉や枝がのびてきたら剪定します。風通しを良くして病害虫を予防する効果もあります。まずは傷んだ葉や重なり合った葉から剪定します。のびすぎて下の方に葉がほとんどない幹も切りましょう。

3. 水やりと追肥

土が乾いたら水をあげますが、水やりが頻繁だと根腐れするため、葉っぱに水を吹きかけて水分を与えます。冬は生育が鈍くなるので水やりや葉水は控えます。

購入した観葉植物はすぐに育てられるように肥料が混ぜ込まれた土を使います。これを元肥(もとごえ)といい、時間がたつと肥料の効果がなくなるため肥料を追加します。これを追肥(ついひ、おいごえ)といいます。追肥には、春に固形肥料をあげます。また、春から秋にかけて観葉植物用の液肥をあげます。

植え替えについて

頻度

シュロチクの成長に合わせて、2〜3年に一度植え替えをします。タイミングは3つ、シュロチクを購入して植え替えをしないまま1年以上経過している、水やりをしてもうまく水がしみこまない、鉢底から根が飛び出ている、いずれかです。シュロチクの植え替えは、成長期の5〜6月中旬までに済ませると良いでしょう。

植え替えの手順

  1. 鉢からシュロチクを抜いて根をほぐしながら土を落とします。
  2. 傷んだ根や長い根を切ります。
  3. ひとまわり大きな鉢を用意して、鉢底石を敷いて少し土を入れます。
  4. 鉢の真ん中にシュロチクを植えます。
  5. 上から土を足して土と鉢の隙間を埋めます。手でしっかり押さえます。
  6. 最後に水をたっぷりかけます。

植え替えた後は日陰で様子を見ます。

シュロチクに花は咲くの?

夏になると淡い黄色の細い花を咲かせます。

シュロチクの冬の手入れについて

耐寒性があります。霜や雪を避けて気温が0℃を下回らなけば屋外でも冬を越すことができますが、鉢植え栽培であれば屋内に入れてあげた方がいいでしょう。水を控え、肥料も与えませんが葉水は与えます。

シュロチクの増やし方は?

シュロチクを繁殖させる方法は株分けです。親株から出ている子株を切り分けて植えます。株分けの時期は植え替えと同じです。鉢からシュロチクを抜いて古い土を落として子株を切り分けます。切り分けたら植え替えと同じ手順で植えます。

最後に

シュロチクの育て方は、それほど難しくありません。丈夫で育てやすいので環境と水やりの頻度に気をつけていれば育てられます。

観葉植物を置くことで毎日の生活に癒しや安らぎをもたらします。なかでもシュロチクは「緑の宝石」という別名で親しまれ、心をなごませてくれます。上手に育てながら緑のある生活を楽しみましょう。

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