06/17/2019

手洗いと洗濯機の違いと、洋服別におすすめの洗濯方法を紹介【決定版】

手洗いと洗濯機での洗濯、そんなに違うのでしょうか?どう違うのでしょうか。ここでは、違いと、洋服別の洗濯方法を解説します。

手洗いと洗濯機の違い

1. 手洗いとは?(洗濯表示の手洗いマークとは?)

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衣類を家で洗濯するとき、ほとんどの人が洗濯機を使っていると思います。衣類の多くは洗濯機で洗っても大丈夫ですが、時々、洋服のタグの洗濯表示が「手洗いマーク」になっている場合があります。

手洗いマークとは、服の素材が繊細なものや、縮みやすいもの、洗濯機で洗うと破損するような飾りが付いたおしゃれ着などに多いです。

洗濯表示は2016年12月に国際規格と共通の内容を持ったものに改正され、現在はその衣類の制作時期によって旧マークと新マークの両方が出回っている状況です。

従来の手洗いマークには、桶のマークに「手洗イ」という日本語表示がありましたが、新しいマークでは桶の中に「手のひら」の絵が表示されています。このマークは、「液温は、40℃を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる」ということを意味しています。

2. 洗濯機のドライコースとは?

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家庭用の洗濯機には、メーカーによって表現は様々ですが、標準コースやお急ぎ(スピード)コース、念入りコース、手洗い(ドライ、ソフト)コース、毛布コースなどたくさんのコースがあります。このうち「ドライコース」はデリケートな衣類を洗うのに適しているコースです。

実際のドライクリーニングは、水を使わず専用の洗濯溶剤を用いて洗います。しかし洗濯機では水を使わずに洗うことはできないためドライコースでも通常通り水を使います。

ドライコースは、洗濯槽の遠心力を使って弱めの水流で洗剤液を浸透させたり、脱水の時間が短いなど、衣類への負荷が少ない洗い方の設定のことです。

3. 違い

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洗濯機のドライコースは手間をかけずにデリケートな衣類の洗濯ができてとても便利ですが、やはり手洗いの繊細さにはかないません。

クリーニングに出さずに家で洗濯する場合には、服のデリケートさの程度によって、ドライコースと手洗いのどっちにするかを決めていただければと思います。

洗濯機のドライコースは、手洗いをする手間暇が面倒だと感じる方や、洗剤で手荒れを起こしそうな方は、うまく活用するといいでしょう。

手洗いであれば、浸して、ゆすぐように水通しをするだけというような洗い方や、水通しはするけれど首回りや脇周りなど気になるところは素材の様子を見ながら少しこすり洗いをするというような洗い方など、臨機応変に対応できます。

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洋服別!おすすめの洗濯方法

手洗いで洗濯をしたほうがいい洋服

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タグの洗濯表示が手洗いマークの洋服のほか、縮みやすいウール素材やセーターなどのニット類、レースなど繊細なもの、汚れがひどいものなども手洗いが適しています。

洗濯機のドライコース・手洗いコースよりも優しく洗えて生地が傷みにくく、それぞれの汚れや服の特性に適した洗い方ができます。

洗濯機のドライコースで洗濯できる洋服

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洗濯表示として、桶のマークの下に1本又は2本のラインが入ったものは、洗濯機の弱い洗い方で洗濯できるものです。

ラインが1本のマークは「洗濯機で弱い洗濯処理ができる」、2本のマークは「洗濯機で非常に弱い洗濯処理ができる」、桶の中の「30」や「40」などの数字は液温の限度を表しています。

これらの表示の場合は、洗濯機のドライコースで洗った方が良いでしょう。

桶の下にラインがない場合は、通常の洗濯処理が可能なものです。手のマークがある手洗い表示のものは洗濯機で洗うことは想定されていないため、ドライコースで洗う場合は自己責任で、ということになります。

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洗濯機のドライコースを使う洗濯方法と干し方

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1.洗濯物をネットに入れる

シミや目立った汚れがないかよく確認し、ある場合はその部分に洗剤の原液をなじませておきます。そして、洗濯物はきちんと畳んでネットに入れます。

洗濯ネットの中で衣類が動くと繊維が傷んだり型崩れを起こしたりするため、畳んだ状態でちょうどいい大きさのネットを選びます。

もし余る場合は、ネットの余った部分をゴムなどで縛ったりして大きさの調整をします。

2.ドライコースを設定する

洗濯機のドライコースを選びます。

3.使う洗剤と洗剤の入れ方

デリケートな衣類を洗うために作られた、おしゃれ着洗い専用の液体洗剤を使います。ライオン株式会社のアクロン、花王株式会社のエマールなどが有名です。

洗剤に記載された説明をよく読み、適正な分量を洗濯機の液体洗剤専用の投入口に入れます。洗剤の入れ過ぎは衣類の繊維の奥に洗剤が残るなど衣類のトラブルを招く恐れもあるため、きちんと量って適量を入れましょう。

4.柔軟剤の使い方

おしゃれ着専用の洗剤は、通常の洗剤よりも洗い上がりも柔らかですが、より柔らかい仕上がりにしたい場合は柔軟剤も使うとよいでしょう。

柔軟剤も、ボトルに記載の適正量を洗濯機の柔軟剤専用の自動投入口に入れておきます。洗剤や柔軟剤を入れる場所やタイミングは洗濯機によって異なる場合もあるため、お使いの洗濯機の説明書をよく読んでから使いましょう。

5.干し方

洗い終わったら放置せずに早めに風通しの良いところで陰干しします。伸びやすいものは平干しがよいでしょう。

洗濯表示には干し方を示すものもあります、確認しましょう。旧マークでは洋服のマークに「平」の文字があります。新マークでは正方形の中に横棒の「-」の表示があります。

最近は平干しネットという便利グッズもありますし、ない場合でも、ピンチハンガーの上部の平らな面に広げて干すというやり方もできます。

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手洗いでの洗濯方法と干し方

1.使うのは水?お湯?

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手洗いマークの意味は既にご紹介したように「液温は、40℃を限度」とされています。冷たい水よりも温かい方が汚れは落ちやすいです。30℃~40℃未満のぬるま湯を使うのがおすすめです。

2.洗い方

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洗い方は洗濯物の素材や汚れによって適した方法を選びましょう。使うものは、洗濯物が入る大きめの洗面器や桶、洗面台のシンクなどを使ってもいいです。

洗剤は、汚れに応じて適した洗剤を選びます。デリケートなものを洗う場合は、おしゃれ着専用の洗剤がいいでしょう。

洗い方の基本は押し洗いです。セーターなど厚みのあるものも押し洗いがいいでしょう。水の量に対して適量の洗剤を溶かした洗剤液の中に、汚れた部分を外側にした状態できれいに畳んだ洗濯物を入れて20~30回優しく押し洗いをします。

薄手のブラウスなどは振り洗いが適しています。洗剤液の中に浸して、縫い目などの強度がある部分をもって振って洗います。

汚れの少ないセーターなどを洗う場合はつけ込み洗いをします。衣類を洗剤液につけたらそのままつけ込んで、押したりこすったりしません。

次にすすぎます。それぞれの洗い方で、洗った後の洗剤液を捨て、きれいな水で2回すすぎます。すすぎの際も、押し洗いの場合は押す、振り洗いの場合は振る、つけ込み洗いの場合はつけるようにして洗剤を落としていきます。

3.柔軟剤の使い方

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柔軟剤はすすぎの最後に入れましょう。最後のすすぎの際に、水に適量の柔軟剤をよく溶かしてから衣類を入れます。

4.脱水の仕方

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水を多く含んだままでは乾くのに時間がかかり過ぎ、重さで衣類が伸びてしまうこともあります。手洗いの場合でも脱水をした方が良いです。

厚みがあるものは洗濯機の脱水モードを使うとよいでしょう。デリケートな素材のものはきれいに畳んでからバスタオルに包み、さらに洗濯ネットに入れて洗濯機の脱水にかけます。時間は15秒から30秒程度にします。

薄手のものは洗濯機を使わずに脱水できます。バスタオルの上にしわにならないように広げて挟み、バスタオルに水分を移すように軽く押します。絞ったりするのは衣類が傷むため避けましょう。

5.干し方

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干し方は洗濯機ドライコースの場合と同じです。

最後に

デリケートな衣類の洗濯は、通常の洗濯方法に比べるともちろん手間もかかりますが、大事な洋服やお気に入りの洋服などは大切に洗いたいものです。お気に入りのTシャツも手洗いすることで長く大事に着続けることができます。

まずは一つからでもお気に入りの服を手洗いしてみてはいかがでしょうか。手洗いをすることで節約にもつながります。

大事な洋服や絶対に洗濯で縮んだり壊したくない洋服の場合は、洗濯のプロに頼むのも間違いがありません。洗濯業者や、家事代行のプロに洗濯を依頼してみましょう。

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