02/10/2019

窓の防音・遮音対策、「5つ」のポイント

引っ越した時は大丈夫だったのに、周辺環境の変化で騒音が気になるようになってしまったという方。もしくは家で音の出ることをしたいけれど、外への音漏れが気になってできないという方。音に関する悩みは人それぞれ抱えてる方が多いと思います。

今回はその音を防ぐ「防音・遮音」について、6つのポイントをお届けします。

<INDEX>

※各項目のクリックでその章へ飛ぶことが可能です。
1:騒音についてイメージしてみる
2:騒音の原因は何か
3:防音・遮音の対策
4:ワンタッチ防音ボードを使ってみては?
5:選ばない方が良い防音シートとは?
6:まとめ

1:騒音についてイメージしてみる

まずは騒音にはどのようなものがあるかを考えてみます。

まず多いのが楽器の音漏れ、大音量で音楽やテレビをかけている音漏れ、そして大人数で騒いでいて起こる騒音です。これらは、その場で人が発生させている騒音であるため、注意をすることですぐに収めることもできます。ただし、人と人とのコミュニケーションによるものなので、場合によってはトラブルにもなりかねません。

マンション等の集合住宅の場合、両隣の壁から騒音が聞こえてしまう場合が出てきます。マンションの場合は管理人や管理組合、オーナーがいることが大半ですので、直接のやり取りではなく、そういった責任者へのクレームを行うことで対応が可能となります。

騒音として次に多いのが、周辺環境による騒音。つまり車や電車などの騒音です。これらは「やめてくれ」と言って収まるものではありません。また同じマンションでない場所において(周辺において)人が発する騒音も、直接の注意がしにくく簡単に収められるものではありません。

そういった時は、窓の防音・遮音を施して対策をすることから始める必要があり、それによって防音・遮音は可能なことです。一軒家(壁伝いで別世帯がいない)場合は、この防音・遮音によって自らの家での楽器演奏なども可能となります。

その対応策を次の章から記していきます。

2:騒音の原因は?

まずは騒音の原因について究明します。音の伝わりには二種類あります。

(1)建物を伝わる音

建物を伝わる音とは、大型車の走行振動、近所の道路工事の振動の地面を伝わる振動等。ですので、住宅ごと振動してしまい各戸レベルでの抜本的な対策方法はありません。

(2)空気の振動で伝わる音

空気の振動で伝わる音とは、建物を伝わる音以外のほとんどの音です。 人間が不快に感じる騒音のほとんどは「空気を伝わる音」であり、適切な方法によってはかなりのレベルまで音を防音・遮音する事ができます。

この空気の振動で伝わる音は、各戸レベルで防音・遮音対策が可能です。その防音・遮音対策で最も重要なのは窓です。

壁や屋根、あるいは地面からも騒音は侵入します。それでも音の出入りは断然窓からが多いのです。そのため、防音・遮音対策をしようと思ったらまずは窓の対策を行います。

ただし、以下のような事を行いたい場合は注意が必要です。

・とにかく1日中ピアノを弾きたい

・室内でドラムを叩きたい

・外の騒音を完全に排除して静寂を作りたい

このように自らのパーソナルスペースにおいて完全なる防音・遮音を行いたい場合は、窓の対策では不可能であり近所迷惑となる恐れがあります。このような場合は、室内に簡易的な防音・遮音ルームを作るか、窓以外にも、床や壁までしっかり防音・遮音対策する必要があります。

3:防音・遮音の対策

続いて、防音・遮音の具体的な対策を記していきます。

(1)サッシの隙間対策をする

窓の防音・遮音の対策においてはガラスそのものよりもサッシの隙間を埋める対策が最優先となります。どんなにガラスを分厚くしてもサッシに隙間があれば音は侵入してしまうからです。

サッシの交換は、外壁の中までサッシ枠が入り込んでいるので容易ではなく費用と手間がかかります。2-3日の期間がかかり、費用は業者によります。またマンションの管理規約でサッシの交換が不可能な場合もありますので確認が必要です。

(2)二重窓にする

サッシの交換難易度が高いため、次点の対策としてはサッシをそのままに二重窓を施す方法です。今あるサッシはそのままに、その内側に後付けタイプの二重窓を設置する方法になります。

この方法は1-2時間の簡単な工事となります。また付け加える工事のため費用も比較的安価で済ませることが可能です。

ここで疑問となるのが、サッシの隙間対策です。新たに窓を取り付ける際に気密性の高い窓を使用します。それによって入り込む音を軽減させることができます。またサッシと家の壁との間にも、サッシはそのままに隙間を埋める工事を施せばかなりの音を防音・遮音することができるようになります。

4:ワンタッチ防音ボードの勧め

ワンタッチ防音ボードとは、窓枠の内側に取り付ける開閉式の防音ボードのことです。窓自体を塞いでしまうため、かなりの防音・遮音効果があります。

ワンタッチ防音ボードは簡単に取り付けることができます。

業者の必要はなく、届いたその日にすぐ防音・遮音を行うことができます。また、窓枠にはめるだけなので、サッシや窓ガラス、壁を傷つけません。

まら以外が効果としては、密閉性を高めるため冷暖房の効きが良くなります。結露防止のために、背面に調湿ボードが付いているものもありラインナップも様々です。

なお、ワンタッチ防音ボードには、内部材料としてグラスウール(ガラス繊維)を使用していることが多いです。細かい繊維ではありますが、体内に入っても吸収されずそのまま排出されるため有害な物質ではありません。しかし、皮膚に付着した場合には赤くなったり痒みを感じる事があります。

搬入、設置時の衝撃、叩く事などにより内部材料がクロスの細かな網目部分より飛び出る事があるため、肌が敏感な人や、アレルギーがある人は注意が必要となります。

なお、相当の防音・遮音効果はありますが環境によってその効果は異なります。前述のピアノ演奏やドラム演奏をされたい方は室内の簡易的な防音・遮音ルームをお勧めします。

5:選ばない方が良い防音・遮音の商品

防音・遮音の効果があまり見込めない商品も当然存在します。ただし、これら商品において「防音・遮音効果が低い」というだけであり、その商品自体が売りとしている他の効用を否定するものではありません。

プチプチシート

緩衝剤に利用されるプチプチシートは、質量が極めて軽く、断熱材としての効果が見込めます。しかし、防音・遮音には効果がありません。

なお、プチプチシートは紫外線に弱く見栄えも良くありません。断熱材としても見える部分への使用はお勧めができません。たさい、見えない部分への使用に関してはその効果もありお勧めすることができます。

飛散防止ガラスフィルム

厚さが1mmに満たない飛散防止ガラスフィルムは、防音・遮音効果はほとんどありません。

ガラスが割れた際の危険防止効果、紫外線カット効果、断熱効果が効用になります。

特定の遮音シート

遮音シートは当然遮音効果を発揮しますが、特定の商品は別の理由でお勧めしません。

それは、2.0kg/㎡の遮音シートです。遮音効果はとても高いですが、不透明であるため、窓からの採光や眺望が完全に無くなってしまいます。

この遮音シートは通常、単体ではなく石膏ボードと組み合わせて遮音材として使用される建材です。したがって壁の防音・遮音対策にはある程度有効でありながらも、窓には使用すべきではないのです。

6:まとめ

このように、窓の防音・遮音対策は「外から音が入ってこないようにする」という事に集約することができます。

そのために、サッシの隙間を埋めたり、窓ガラスを強化したり、窓ガラスを塞いだりという対策を施すことになります。

防音工事・窓ガラスフィルム施工・窓まわりリフォームなど様々なプロがおります。ぜひプロの力を借りて防音・遮音対策を行ってみてください。

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