02/11/2019

冷蔵庫の効きが悪くなった時にするべき「6つ」のこと

冷蔵庫を使用していて、使えなくなったわけではないけれど明らかに効きが悪くなったなと思ったことがある方もいらっしゃると思います。今回はそんな人向けに、必要な知識を6つに分けて紹介していきます。

<INDEX>

※各項目のクリックでその章へ飛ぶことが可能です。
1:冷蔵庫の原理を考える
2:冷蔵庫が冷えない原因を考える
3:冷蔵庫が冷えない場合にチェックするポイント
4:冷蔵庫が冷えない場合の対処法
5:日々の冷蔵庫ケアと買い替え時期

1:冷蔵庫の原理を考える

冷蔵庫の冷却力を低下させないために、まずは冷蔵庫の仕組みを知っていきましょう。

冷蔵庫は、気化熱によって冷却されます。気化熱とは、液体が気体に変化するときに周囲から吸収する熱のことです。夏の時期に地面に水をまくことで周りの温度を下げる打ち水と原理は同じです。

冷やすための流れは以下のようになります。

(1)圧縮機で低温の冷媒(気体)に高い圧力をかけて高温にする 
※「冷媒」とは熱エネルギーを運ぶための物質である冷媒

(2)高温になった冷媒(気体)は、冷蔵庫の背面(または側面)にある放熱器を通る間に温度が下がり、常温の液体に変化する

(3)さらに温度が下がった冷媒(液体)は、冷蔵庫内に戻る際、チューブの中で圧力を下げられて気体に変化

(4)低温の気体に変化した冷媒が冷蔵庫内の熱を吸収して冷気を発生させ、冷気の噴き出し口を通って冷蔵庫内を冷やす

(5)低温の冷媒(気体)が圧縮機に送られる

この5つのサイクルを繰り返すことで、冷蔵庫の中は一定の冷たさを保つことができます。

そのため、この冷却サイクルを邪魔する何かが起きると冷蔵庫の効きが悪くなってしまうのです。

2:冷蔵庫が冷えない原因を考える

続いて冷蔵庫が冷えない原因の事例を見ていきます。

(1)放熱できないために冷却できなくなっている

冷蔵庫は吸い取った熱を背面や側面から排出しています。壁にぴったりくっついていると、排熱がうまくいかず冷気が出にくくなってしまいます。

(2)食べ物の詰め込みすぎ

冷蔵庫内に食品をびっしりと詰め込んでしまうと冷気の流れが悪くなり、冷却効果が低下します。また冷気の吹き出口付近に食品が重なっていると、それ以上冷気が循環しなくなります。

(3)水をこぼす

冷蔵庫や冷凍庫の排水口に水をこぼしてしまうと、こぼした水が排水構内で凍結してしまい排水溝の出口を塞いでしまいます。それによって冷却機能が低下したり、全く冷えなくなったりします。

(3)霜が付いて冷却できない

冷風口に霜が付くと冷気の通り道をふさいで、冷却効果を低下させてしまいます。少ないうちはヘラなどで簡単に取り除くことが出来ますが、大量に付くと冷蔵庫の電源を落として溶かさなくてはいけなくなります。

(4)冷蔵庫の扉の閉め忘れ

冷蔵庫や冷凍庫の扉が長時間閉まってなかったら、外気が入り込んでしまうと冷却能力が低下してしまいます。

(5)ガス漏れしている

冷蔵庫が正常に動作している時は、冷蔵庫の側面に耳を当てると水が流れている音が聞こえます。もし水の音が聞こえなかった時は、冷蔵庫を冷やす為に必要な冷媒ガスが漏れてしまっている可能性があります。

(6)ドアの開閉が多く、ゴムパッキンが変形している

ドアの開閉が多い場合、ドアのゴムパッキンが変形し、ドアにすき間ができてしまうことがあります。その場合、ドアの開閉と同様に、冷気が逃げ、暖かい空気が入り込むことに繋がります。

(7)冷却装置の故障

冷却する機械自体が故障してしまった場合、当然冷やすことができなくなります。様々な原因が考えられますが、多いのが寿命による故障です。どの道、冷却装置の故障の場合は修理が必要となります。

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3:冷蔵庫が冷えない場合にチェックするポイント

続いて冷蔵庫が冷えない場合のチェックポイントをお伝えします。「2:冷蔵庫が冷えない原因を考える」で記載した内容と連動します。

(1)冷蔵庫内の電気が付くか確認する

(2)冷蔵庫内にモーター音がするか確認する

(3)コンセントが入っているか確認する

(4)冷蔵庫が壁にくっつき過ぎてないか確認する

(5)冷蔵庫の中がパンパンに詰まってないか確認する

(6)冷風吹き出し口に物を置いていないか確認する

(7)水漏れが発生していないか確認する

(8)霜が大量にできていないか確認する

(9)ガズ漏れがないか確認する

(10)ドアのパッキンが緩んでいないか確認する

この10点を必ず確認し、当てはまっているものが無いかをチェックするようにしましょう。

4:冷蔵庫が冷えない場合の対処法

続いて「3:冷蔵庫が冷えない場合にチェックするポイント」のそれぞれへの対処法をお伝えします。

(1)冷蔵庫内の電気が付くかない

何を試しても電源が付かない場合は、どこかしらがショートしていたり配線が切れていたりする可能性があります。自力での修理は難しいため、業者に修理の依頼することになります。保証期間内であれば無料または優遇の料金で修理ができますので、メーカーや購入したお店に問い合わせをするようにしてください。そうでない場合、どうしたら良いかわからない場合は修理専門業者を探すようにしましょう。

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(2)冷蔵庫内にモーター音がしない

モーター音がしない場合は、冷却装置が起動していない可能性があります。電源コンセントに抜き差しなどを試してみて、それでも起動しない場合は修理の依頼が必要になります。

(3)コンセントが入っていない

人為的ミスでコンセントが抜けてしまっている場合は差し直せば完了です。ただし、害虫やネズミなどの要因でコンセントが抜けてしまっていたり、切られてしまっていたりする場合はそれらへの対応が必要となってきます。

(4)冷蔵庫が壁にくっつき過ぎている

この場合は熱が逃げるように壁から数十センチ余裕を持たせるようにしましょう。

(5)冷蔵庫の中がパンパンに詰まっている

冷風が通るようにいらない物を処分し、整理整頓を行いましょう。

(6)冷風吹き出し口に物を置いてあった

冷風吹き出し口から冷風が通るようにいらない物を処分し、整理整頓を行いましょう。

(7)水漏れが発生している

水漏れ箇所を特定し、自身で対処できるか検討しましょう。難しい場合は修理が必要になります。

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(8)霜が大量にできていた

霜を取り除きましょう。ただし、冷蔵庫内を傷つけないように、冷蔵庫の電源を抜いて霜を溶かすようにしましょう。

(9)ガズ漏れがあった

実質冷蔵庫の故障となるため、修理が必要になります。

(10)ドアのパッキンが緩んでいた

パッキンの交換が必要です。取扱説明書をよく読み、自力で交換可能か確認しましょう。難しい場合は修理依頼が必要になります。

5:日々の冷蔵庫ケアと買い替え時期

冷蔵庫の効きを持続させるには何よりも日々のケアが重要です。埃を取り除いたり、整理整頓をできる限り心掛けたりを定期的に行いましょう。

なお、冷蔵庫の外に埃が溜まると、その埃から発火して火事の原因ともなります。掃除や整理整頓を1-2週間に1度は行うように心掛けましょう。

また、冷蔵庫は10年程度で寿命になります。故障と思った際は購入時期を確認して、修理か新規購入かの選択を考えましょう。修理の場合は、メーカーサポートの保証期間内かを合わせて確認。そうでない場合や、どうしたら良いかわからない場合は修理専門業者を探すようにしましょう。

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