12/09/2019

リフォームローンを活用する方法。賢く使って家や部屋をリフォームしよう

リフォームに関する相談件数は年々増加しています。

公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが発表した調査結果によると、リフォームに関する相談件数が2000年から2017年まで毎年増加し続けています。それだけ、住宅リフォームを検討している人が増えたということです。

住宅のリフォームで重要視すべきは、予算や施工の金額です。リフォームは数千円、数万円でできないような大掛かりな工事がほとんどです。金額も数百万円程度かかります。

ここではローンでリフォームを検討している方に、検討しておくべきこと、知っておくべきことを紹介します。

リフォームローンの流れ

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リフォームローンを申し込むと、審査が入ります。まず仮の審査が入り、結果が通知されます。結果に応じて正式審査に申し込み、通過したら審査結果に応じた契約を行うことができます。契約後、融資を受けることになります。

住宅金融支援機構によるローン、財形住宅融資

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かつて存在した「住宅金融公庫」を引き継いだ機関によるローンです。住宅金融公庫は国土交通省・財務省所管の特殊法人・政策金融機関でした。 2007年3月31日に廃止され、現在は独立行政法人として機能しており、名称は住宅金融支援機構です。

住宅金融支援機構は「財形住宅融資」です。財形貯蓄を1年以上続けていて、残高が50万円以上ある人が融資を受けることができるため、これをリフォーム資金として利用することができます。

金利は5年ごとに見直される固定金利制、融資限度額は残高の10倍以内、工事費用の80%まで、上限は4000万円までです。リフォーム後の床面積の条件などもあります。

民間リフォームローンの特徴9つ

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民間リフォームローンの特徴は、住宅金融支援機構による財形住宅融資と比較すると手続きが簡単な点です。各行の特徴も紹介します。調査時点、2019年11月の内容です。最新の情報はご自身でお調べください。

1.イオン銀行

金利は固定で2.45%、来店不要で最大500万円の借り入れができる点が特徴です。

イオン銀行:https://www.aeonbank.co.jp/loan/reform_loan/index.html

2.三井住友銀行

最高1000万円まで無担保で融資を受けることができる点が特徴です。指定の団体信用生命保険に加入するなどの条件があります。

三井住友銀行:https://www.smbc.co.jp/kojin/jutaku_loan/shinki/shouhin/reform/

3.三菱UFJ銀行

事前審査の結果は最短で翌日、WEBでも完結できる点が特徴です。

三菱UFJ銀行:https://www.bk.mufg.jp/kariru/reform/index.html

4.みずほ銀行

最大500万円、最長15年まで利用可能な点が特徴です。

みずほ銀行:https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/loan/reform/index.html

5.中央労働金庫

最高2000万円、無担保型で、リフォーム・増改築資金から購入資金にも利用できる点が特徴です。

中央労働金庫:http://chuo.rokin.com/loan/reform_loan/

6.JAバンク

インターネットで24時間365日、気軽に仮申込みができる点が特徴です。所定の審査があります。

JAバンク:https://www.jabank.org/loan/sonota/

7.埼玉りそな銀行

変動金利で最大1000万円、最長15年で組むことのできる点が特徴です。

埼玉りそな銀行:https://www.saitamaresona.co.jp/kojin/reform/

8.横浜銀行

最大1000万円、リフォーム内容が決まる前でも申し込むことができる点が特徴です。

横浜銀行:https://www.boy.co.jp/kojin/loan/reformloan/

9.千葉銀行

他行と比較しても条件が良い点が特徴です。金利は1%台から、借り入れ最大金額は1500万円、最長で20年の借入期間延長ができる点が特徴です。

千葉銀行:https://www.chibabank.co.jp/kojin/loan/reform/

融資・補助金・住宅ローン減税を活用する

リフォームは耐震や災害対策の観点から、ほぼ全ての自治体で何らかの補助策がとられています。木造住宅の耐震制度に対する融資や、介護・省エネ性能を高めるためのリフォームなどです。お住まいの自治体がどのような対応を行なっているのか、詳しく調べてみましょう。受けられる融資や補助金は、受けるべきです。確定申告などは少々手間ですが、税務署で相談すればそこまで難しくもなく解決することができます。

50代を過ぎてからのリフォームで考えるべき2つのポイント

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1.自己資金の範囲で行う

定年後にローンの返済がない状態にすることは鉄則です。年金もいくらもらえるのかわからない現代、50代以上でローンを借り入れてまでリフォームを検討することは現実的な判断ではありません。

2.住宅金融支援機構の高齢者向け返済特例

満60歳以上で利息のみを支払い続けて、借入金の元金は申込人(連帯債務者と含む)全員が亡くなったときに相続人の方から、融資住宅および敷地の売却・自己資金などにより一括して返済する特例融資です。

住宅部分の工事費または1,000万円のいずれか低い額が限度額となる他、条件がいくつかあります。

ホームページ:https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/saigai_reformbf_revmo/index.html

最後に

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ローンを組むことに抵抗を持つ方も多いですが、計画的に借り入れながら必要に応じて行うローンは、現在のあなたや家族を助けることになります。例えば介護リフォーム。高齢の家族が車椅子を使っているとします。出かけるたびに車椅子に座った家族を外に連れ出し、帰宅するたびに車椅子に座った家族を家の中に迎えるのは大変な動作です。冬でも汗だくになります。

玄関にスロープがあったらどんなに楽でしょう。玄関や部屋に段差がなければ、どんなに生活が簡単になるでしょう。

計画的な返済を行なうことを前提に借り入れてリフォームをすると、お世話をする家族の日々の体の負担も軽減します。

段差などがある中で車椅子や家族を抱えて、転びでもしたら?もし腰や肩が悪くなってしまったら?介護している側が体を壊しては、共倒れしてしまいます。

ただし、リフォームローンは家計に対して十数年近く重みを持ち続けるものです。決して簡単な気持ちで利用するべきものではありません。

家族で話し合って計画を立てて、健全に必要なローンやリフォームを検討して、より良い暮らしを送ることのできる方法を模索しましょう。

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