06/01/2022

キッチンシンクのサビ取り方法!ーステンレスのサビ落としと掃除のポイントー

キッチンのステンレス製シンクにサビがつくのはよくあること。なかなか綺麗にサビが取れなくてお困りの方も多いのではないでしょうか。しかし、サビをそのまま放置してしまうとどんどん広がってしまいます!

そのため、できるだけ早いうちにサビを取るのがポイント。今回は、ステンレスシンクのサビを落とす方法とその予防策をいくつか紹介します!ぜひ参考にしてみてください。

ステンレスシンクのサビの原因

 

ひとえに「サビ」といっても原因は様々。今回は、ステンレスシンクにサビがついてしまう2つの主な原因を紹介します。

1.スチール缶などからのもらいサビ

スチール缶 サビ

ステンレスは鉄を主成分とし、クロムなどを含むサビにくい素材。しかし、空き缶などのサビやすいものをシンクの上に置きっぱなしにすることで、シンクにそのサビが移ってしまいます。

つまりスチールやステンレスが水分を含むことで鉄分がシンクに溶け出してサビが発生し、シンクに移ります。これを「もらいサビ」と言い、シンクのサビの原因のほとんどを占めています。

 

2.シンク掃除によってできた傷によるサビ

シンク 掃除

サビの主な原因としてもう一つ挙げられるのが、シンクにできた小さな傷。洗い物をしているときに食器や調理器具などがシンクにぶつかったり、金属タワシでシンクをこすったりすると、シンクの表面には細かな傷ができます。

通常、ステンレスシンクの表面には酸化皮膜と呼ばれる薄い保護皮膜 (不動態皮膜)があり、これがステンレスをサビにくくしています。しかし、繰り返し刺激を与えることで表面に傷がつくとその膜が剥がれてしまい、そこからサビがついてしまうのです。

(参照元情報:ステンレス協会、webサイト、2022年6月現時点情報。詳しくは直接サイトをお調べください。)

 

ステンレスシンクのサビ取り方法

サビの取り方にはいくつかの段階があります。より強力に落とせるものは、同時にステンレスの表面に傷をつける可能性が高いため、刺激が弱い方法から試すのがおすすめ。また、赤サビや黒サビといった種類に合わせた方法を使うことで効率的に落とすことができるでしょう。

サビ取りに必要な道具

・メラミンスポンジ(激落ちくん等)

・雑巾(キッチンペーパーで代用可)

・クエン酸(お酢)

・重曹

・クリームクレンザー

 

1. 水+メラミンスポンジ

メラミンスポンジ 激落ちくん

サビがついて時間があまり経っていない場合は、水を含ませたメラミンスポンジで擦るだけでサビが落ちることもあります。メラミンスポンジがない場合は、食器洗いに使用するスポンジでも大丈夫です。

しかし、ステンレスの表面を傷つけてしまうことがあるので、できるだけ低刺激なメラミンスポンジで擦りましょう。

 

2. クエン酸+雑巾

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サビが発生してから少し時間が経ち、赤サビになっている場合はクエン酸を使用するのがおすすめ。クエン酸がない場合には、お酢やレモン汁でも代用が可能です。

①クエン酸をぬるま湯に適量混ぜ、雑巾に含ませます

②サビの上から直接雑巾をかけ30分程度放置します

③雑巾を取って上から洗い流します

サビが完全にとれていない場合は、洗い流した後にメラミンスポンジで擦ると良いでしょう。

 

 

3. 重曹+メラミンスポンジ

重曹 クエン酸 掃除

黒サビができた場合、重曹、もしくは炭酸水素ナトリウムと表示されて販売されている粉末を使用しましょう。重曹は、弱アルカリ性で安全性が高いため、安心して作業できます。

①まず、水を含ませたメラミンスポンジでサビを擦る

②サビの上に直接重曹をかけ10分~15分程度放置します

③その後、雑巾またはメラミンスポンジで再度擦ります

 

4.クリームクレンザー+メラミンスポンジ

サビ クリームクレンザー

上記の方法でもサビがきれいに落ちない場合に使用したいのがクリームクレンザー。クレンザーには液体タイプなど様々な形状がありますが、クリームタイプのものが傷をつけにくくおすすめです。

スポンジにクリームクレンザーをつけてサビを中心にくるくると擦ります。あまり強く擦り過ぎないように気を付けましょう。

 

シンクの深刻化したサビ取り方法

軽いサビを長期間放置すると、サビは時間が経てば経つほど取りにくくなってしまいます。この状態になると、重曹やクレンザーでは簡単に落ちません。一番良いのはこうなる前にサビを落とすことですが、サビが広がってしまった場合はどうすれば良いでしょうか。

深刻化してしまったサビを取る方法を紹介していきます。

 

1.サビ取り専用の洗剤を使う

サビ取り専用の洗剤は、洗浄力に優れています。スポンジに洗剤をつけて擦ることでほとんどのサビを取ることができます。しかし一方で、研磨力が高くステンレス表面に傷がつきやすいという特徴があります。そのため、使用範囲はできる限り小さく留めるようにしましょう。

 

2.漂白剤を使う

実は、漂白剤もサビ取りに効果的です。こちらもスポンジにつけて擦ることで簡単にサビを取ることができます。ここで注意したいのが、塩素系漂白剤ではなく酸素系漂白剤を使用すること。塩素系漂白剤はステンレス表面の膜を剥がしてしまうため、一時的にはサビが取れてもサビがつきやすくなってしまいます。

 

3.業者に掃除をしてもらう

どうしてもサビが取れない場合には、ハウスクリーニング業者に掃除をお願いしましょう。経験豊富なプロに依頼することで、自分で掃除する時間や労力をかけることなく綺麗にしてもらえます。サビが深刻化する前に業者に掃除をしてもらうというのも一つの方法です。サビでお困りの方はぜひ検討してみてください。

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シンクのサビ取りで注意すること

1. 強く擦らない

サビを取るときにステンレスの表面を傷つけてしまっては本末転倒。刺激が少ないメラミンスポンジでも、強く擦ってしまうと傷がついてしまう可能性があります。あまり力を加えず優しく擦るように気を付けましょう。

 

2.漂白剤同士を混ぜない

漂白剤はその成分から、混ぜることで有毒なガスが発生します。サビがなかなか取れないからといって漂白剤を混ぜて使用することは危険ですのでしないようにしましょう。また、漂白剤を使用するときは必ず手袋を付けて掃除してください。

 

シンクにサビをつけないための予防方法

1.食器や金属製品をシンクに放置しない

食器洗い

シンクに食器や金属製品を放置すると、もらいサビの原因になります。また、シンクに面している箇所に水が溜まったり、傷がついたりすることによってサビが発生することも。そのため、シンクはできる限り何もない状態を心がけましょう。特に、コーヒーなどが入ったスチール缶やヘアピンはサビやすいためシンクには置かないようにすることが大切です。

 

2.油分や塩分はこまめに拭き取る

油汚れ

シンクに残った油分は、ステンレス表面の膜を破壊して新たなサビを招く原因になります。フライパンを洗う際などにシンクに付着した油分はこまめに拭き取ることを心がけましょう。

また、塩分もステンレスを酸化させてサビを招く原因の一つ。シンクに捨てた調味料などはしっかりと洗い流しましょう。

 

3.防錆材でコーティングする

シンク コーティング

サビは、ステンレスが何らかの刺激によって膜がはがれ酸化してしまうことで起こるもの。そのため、外からの刺激を遮断する防錆剤は非常に効果的な予防方法です。また、シンクのコーティングはプロに依頼することも可能です。徹底的にサビを予防したい方はプロに頼ってみるのも良いかもしれません。

 

最後に

今回は、様々なサビ取りの方法を紹介しました。毎日使うキッチンシンクだからこそ汚れは付き物。しかし、汚れを放置してしまうとサビが発生してさらに深刻化してしまいます。まずは、サビが発生しないように普段から予防するようにしましょう。

また、サビがどうしても取れない場合や、深刻化する前に定期的に掃除したい場合にはプロに依頼するのもおすすめです。ゼヒトモでは、依頼を出すとAIがあなたの希望条件に合わせて複数のプロを紹介します。経験豊富なプロが多く登録しているので、お困りの方はぜひ検討してみてください。

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