快適な日常生活を送る上で、定期的にしたいのがお掃除です。誰かを自宅に招くときにはもちろん、掃除が行き届いた綺麗なお部屋は気持ちがいいですよね。しかし、あまり目に付かないところは見落としがちです。毎日の生活には欠かせない冷蔵庫の、中のお掃除はしていますか？
掃除の際には、衛生的にも中の食材などを出したいですよね。その手間が面倒に思えて、引越しなどの機会が無ければ中々取り掛かりづらい場所でもあります。しかし実は、冷蔵庫の中は思っているより汚れています。放置しておくと、臭いやカビの原因になることもあります。
冷蔵庫の掃除の頻度、業者に頼んだ場合の費用などを交えて、自分でも簡単に出来る掃除の仕方をご紹介します。
どのくらいの頻度で掃除をするの？
冷蔵庫の掃除の頻度をアンケートをしたところ、何と半分の人が1～2年に一度と言う結果が出ています。温度が低いから大丈夫と思われがちですが、冷蔵庫を掃除しないまま放置していると、低温を好む菌やカビが発生する原因となります。
食材を少しこぼしてしまったから、布巾でさっと拭いた。そんな経験はありますよね。しかし、それでは汚れを落としたことにはなりません。目安として1～2ヶ月に一度は掃除してあげましょう。
業者に頼むとしてくれること、平均価格
自分でやるのは面倒だけど、どうせならしっかりと隅々まで掃除をしたい。そんな方は、業者に依頼するという手もあります。
ヤマトホームコンビニエンスは、プロが専用のクリーナーを使い、隅々までしっかりと除菌・清掃をしてくれます。新品のような仕上がりになるそうです。
料金は地域によって違いますが、基本的に1ドアタイプは6,000円、2ドアタイプは7,000円、3ドアタイプなら9,000円と、冷蔵庫のタイプによって違ってきます。気軽に問い合わせてみると良いでしょう。
自分でも掃除できる！使う掃除グッズ5つ
1.重曹
重曹とは、炭酸水酸ナトリウムです。野菜のアク抜き、汚れ落としなどにも使用できます。
重曹は100均やスーパー、薬局など、多くの場所で購入することが出来ます。値段は100g辺り100円前後ですが、大容量の方が割安です。色んな場所のお掃除に使えるので、楽天やアマゾンなどで、大容量タイプを購入しておくのも便利ですよ。
2.アルコール、消毒用エタノール
掃除の際の除菌には、消毒用エタノールなどのアルコールが効果的です。エタノールとは、エチルアルコールというアルコールの一種です。アルコール洗剤などは、基本的にエタノールが配合されています。除菌力が高いため、食品を保管する冷蔵庫にはぜひ使用したいアイテムです。
3.アルカリ性洗剤
重曹が無い場合、頑固な汚れを落とすのに、食品の油などに強いマジックリンなどのアルカリ性洗剤も効果的です。また、カビキラーなどの塩素系漂白剤もアルカリ性洗剤の一種なんです。肌への刺激が強いため、ゴム手袋などを使用すると良いでしょう。
4.乾いた清潔な布
内部を拭くために、乾いた清潔な布を使いましょう。冷蔵庫は直接口にいれる食品を保管する場所です。そのため、他の場所より丁寧に掃除をしたいですね。普段使っている布巾や雑巾では雑菌が付いている可能性もありますので、冷蔵庫掃除のタイミングで新しい布巾をおろしましょう。
5.スプレーボトル
100均や無印良品、東急ハンズなどで売っているスプレーボトルがあると便利です。アルコールや、重曹と水を混ぜ合わせた重曹水などを入れて使用できます。インターネット通販でも買えるので、重曹など、掃除用品とまとめて注文するのも良いと思います。
自分でできる！冷蔵庫内の簡単掃除ステップ6つ
1.冷蔵庫のコンセントを抜く
まずは冷蔵庫のコンセントを抜きましょう。電源を入れたまま掃除すると、コンプレッサーに負担がかかり、電気代がかさむばかりか、冷蔵庫の寿命まで縮めてしまいます。また、締め忘れ防止機能のついた冷蔵庫では、アラームが鳴ってしまいます。腰を据えてじっくりととりかかるためにも、コンセントは抜いておきましょう。
2.中の食材を出してしまう
次に、中の食材などを全て取り出します。掃除の前にあらかじめ食材を減らしておくこと楽なので、買出し前の冷蔵庫のない容量が少なくなったタイミングを掃除タイミングとしてもいいかもしれません。食材がたくさんあるときはクーラーボックスや発泡スチロールなどの保冷できる素材の入れ物で保管するか、なければダンボールなどの大き目の容器にいれ、涼しい場所に避難させましょう。
3.取り外せるものは取り外していく
棚やドアポケット、自動製氷機の給水タンクなど外せるものは全て外していきましょう。大型の冷蔵庫では外した部品が結構なスペースをとりますので、キッチンのシンクに入りきらない場合はお風呂場などに持っていくのも良いでしょう。
4.重曹水かアルカリ性洗剤を使用し、お掃除開始
水100mlあたり小さじ一杯の重曹を入れた重曹水か、もしくはアルカリ性の洗剤を冷蔵庫内に吹きかけていきます。この際、外した棚板などのパーツにも洗剤を振り掛けておくと、後から汚れが浮き取れやすくなります。
洗剤を吹きかけたら、綺麗な布で拭き掃除をします。ドアパッキンの隙間掃除用に、綿棒などもあると便利です。
5.アルコールで除菌
汚れを落としたら、最後の仕上げとしてアルコールで除菌します。乾いた新しい布にアルコールを吹きつけ、まんべんなく冷蔵庫内を拭きしっかりと除菌しましょう。アルコールは揮発性なので、火気厳禁です。コンロの近くなどに置かないように気をつけます。
6.取り外した棚板などパーツを洗って、取り付ける。
冷蔵庫内の掃除が終わったら、パーツを洗っていきましょう。やり方は同じく、重曹水や洗剤で汚れを落とし、アルコールで除菌します。
※カビ、黒カビを見つけたら
ゴムパッキンなどにカビを見つけたら、カビキラーなどを使って落としましょう。効果的な使い方は、直接吹きかけるのではなく、カビの上にトイレットペーパーを置き、上から吹きかけると成分が奥まで浸透しやすくなります。
臭いや肌が敏感な方は、マスクやゴム手袋、ゴーグルなどを着用して作業してください。
冷蔵庫の周りの掃除ステップ3つ
1.冷蔵庫本体外側を拭く
冷蔵庫の中も綺麗になったのなら、ついでに周辺も掃除しておきたいですね。重曹水や洗剤をつかって、洗濯機の外側もピカピカに磨いてしまいましょう。特に取っ手部分は多くの人が高頻度で触るので食材の汚れだけではなく手垢も溜まります。
2.床周り
同じく、冷蔵庫の下も掃除していきましょう。冷蔵庫の下はあまり掃除の手が回らない場所でもあります。中身が空になっている状態ですから、多少は動かすのも楽になっているでしょう。それでも動かすときは家族と複数で動かしてくださいね。転倒しては危険です。軽く引っ張っても動かないときは、ストッパーが作動しているかもしれません。前足部分のストッパーを反時計回りに回すと良いと思います。
3.冷蔵庫背面や冷蔵庫上のホコリ
冷蔵庫の上や背面は汚れがいっぱいです。掃除機などを使用してホコリをしっかりと吸出し、雑巾などを使って隅々まで綺麗にしましょう。上を掃除する際、椅子などに昇って作業をする場合にはケガなどに気をつけてください。
最後に
中々やる機会の少ない冷蔵庫内の掃除。風水でも、掃除は運気を上げてくれると言われています。確かに、汚れた状態でいると気も沈んでしまいますね。「掃除で開運効果！」とまでは言いませんが、綺麗になると気持ちが良いものです。ぜひ、一度冷蔵庫の掃除をしてみませんか？
