11/21/2018

布団を処分する方法と費用【不用品回収のプロが監修】

「いらないかもしれない」「引っ越すので布団を買い替えたい」「子供やペットが汚した布団を捨てたい」「長年使った布団が暖かくないような気がする」「機能性のある温かい布団や、たっぷり羽毛が詰まった新しい布団に買い替えたい」

悩んだときは処分をして、スペースを空けたり、新しい布団を買ったりと次の行動に移しましょう

布団の処分方法について、Zehitomoの不用品回収のプロフェッショナルからアドバイスもいただいています。ぜひ参考にして、スムーズに処分してください。

高橋 洋介さま

株式会社alife 代表取締役、総合便利サービスにじいろ代表。「どこよりも誠実に」を心がけて不用品回収サービスを提供している。2017年の年間作業実績600件以上。

不用品回収は、サービス内容などが見えづらい、わかりづらいことから「頼みづらい」とお考えのお客様が多い現状に対して、「頼んで良かった」と思ってもらえる、期待値を超えるサービスを心がけている。

このプロに布団の回収を依頼する

布団の処分方法5つ

1.粗大ゴミとして処分する

布団 処分 不用品回収 Zehitomo

布団はほとんどの自治体が粗大ゴミに指定していますが、自分が住んでいる地域でのルールを確認してください。

粗大ゴミに指定されている場合には、自治体の粗大ゴミ処分ルールにしたがって処理をします。まず自治体の粗大ゴミの担当部署に連絡をしたりホームページを見て、布団の枚数に応じた回収手数料を確認し、回収の予定日を聞きます。

回収予定日は自治体によって指定されるため、処分したい側が指定することはできません。

コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで売っている粗大ゴミ回収シールを購入して、布団に貼り付けます。布団に紐を掛けてまとめるなど、出し方の指示にも従うようにします

そして粗大ゴミ回収シールを指定の場所に貼り付けて、回収日の朝に指定された場所に出しておけば回収してくれます。基本的に立会いは必要ありません。

処分する側のスケジュールで早く処分してしまいたい場合には、自分でゴミ処分場に持ち込んで処分できることもあります。持ち込みが可能な日時と処理費用の支払い方法を確認してください。持ち込み可能な日時は指定されています。多くの処分場が、平日の朝から夕方です。

持ち込んだ際に身分証明書の提示を求められることがあります。自治体により手続きが異なることもあるため、事前に確認しましょう。

2.燃えるゴミとして処分する

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多くの自治体では、一辺の長さが30cmを超えるゴミは粗大ゴミとして扱われます。つまり布団はサイズが大きいため燃えるゴミではなく粗大ゴミとして扱われることがほとんどです。

「ほとんどの自治体で、布団は燃えるゴミとして処分できない、粗大ゴミである」という認識でいてください。

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ただし、埼玉県さいたま市のように一辺90cm以内に折りたたみ、紐でしっかりと縛れば1回に1枚まで一般ゴミとして回収してくれる自治体もあります。

布団は燃えることがほとんどなので、自治体指定のゴミ袋に収まるように細かく切り刻めば、回収してくれる可能性もあります。しかし、そのような考え方を先回りして、大田区や新宿区のように「一辺の長さが30cm以下になるように切り刻んでいても粗大ゴミ扱いになる」と牽制している自治体もあります。

布団の処分時は、住んでいる自治体のルールを確認し、従いましょう。

3.不用品回収業者に処分を依頼する

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不用品回収業者を利用する方法もあります。回収費を支払い処分してもらいましょう。処分を依頼する側の都合で回収日時が指定でき流だけでなく、紐でしばるなどの荷造り作業や搬出の手間もなく、全て業者に任せることができます。

Zehitomoで不用品回収の依頼を出すと、地域の業者から複数の見積もりを受け取り比較することができます。

布団の回収を依頼する

4.寄付する、人に譲る

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生地に傷みがなく汚れが目立たない状態の布団であれば、寄付を求めている団体があります。国際社会支援推進会が運営する「ワールドギフト」、国内向けでは「お願いタイガー!福祉版」などがあげられます。

また不用品を譲りたい人と譲り受けたい人を仲介する「ジモティー」、自治体から管理運営を受託されている「エコライフめぐろ推進協会」など人に譲りやすい仕組みもあります。

5.新しい布団の購入時に、購入店を通じて処分を依頼する

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新しい布団を購入するときに、不要な古い布団を引き取ってもらうという処分方法もあります。買い替えとして新しい布団の購入を考えているのであればこの方法が最も楽かもしれません。

新しい布団を買うとき限定の対応(引き取りのみは行わない)、以前に同じ店で買った布団なら引き取る、自店以外で購入した布団でも引き取りを対応するなど、店によって対応や条件や料金は店により異なるため、よく確認しましょう。

布団の処分にかかる費用

1.粗大ゴミとして処分する

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例えば新宿区の粗大ゴミの定義は一辺が30cmを超えるものです。小さく解体しても粗大ゴミとして扱います。布団は粗大ゴミに該当し、掛布団、敷布団、こたつ布団の回収料金は1点ごとに400円、夏掛布団や毛布などは5枚までを一束にして400円です。処分場へ直接持ち込む制度はありません。

品川区の粗大ゴミの定義は一辺30cmを超えるものです。小さく解体したときの扱い方には、特に触れていません。布団類は1点300円、毛布は5枚まで一束にして300円です。処分場への直接持ち込みはそれぞれ1点につき200円とです。

杉並区の粗大ゴミの定義は一辺30cmを超えるものです。小さく解体したときの扱い方には特に触れていません。布団類は1点400円、毛布は5枚まで一束にして400円です。処分場への直接持ち込みは、不用品の種類を問わず一律400円、持ち込み1回につき5点までとなっています。

2.燃えるゴミとして処分する

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佐賀市では、布団と座布団は燃えるゴミに指定されており、粗大ゴミとして処理しなくても問題はありません。有料指定袋に入りきらない大きさのごみを粗大ごみとしています。

最大の指定袋のサイズは40リットル、袋の単価は40円です。3~4枚使えば解体した布団を1枚程度は収めることができるでしょう。120~160円で不要な布団の処分ができることになります。

なお、佐賀市の粗大ゴミの回収料金は、1点500円です。

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布団のみ処分したい場合は、粗大ゴミまたは可燃ゴミで出すことができます。
粗大ゴミで出す場合は、所定の手続きが必要です。
可燃ゴミで出す場合は、洋裁ハサミなどで小さく切って、袋に入れれば可燃ゴミとして出すことができます。
しかし布団の枚数が多い時は大変かもしれません。

3.不用品回収業者に処分を依頼する

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不用品回収業者へ布団の処分を依頼すると、布団1枚500~2,000円程度が相場です。平均すると1枚1,000円程度です。ただし布団単品での不用品回収依頼には、別途基本料金として3,000~5,000円がかかることがあります。

基本料金とはなにか、さらに追加で出張費や車のガソリン代などがかかるのかどうか、問い合わせる際に確認しましょう。

不用品回収業者によっては、布団以外の不要になったものも同時に処分してくれることがあります。軽トラックなどの一定のスペースに不用品を積めるだけ積むことができるサービスです。

費用の目安は1㎥の容積で8,000~10,000円程度、軽トラック1台で15,000~25,000円程度です。

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布団の処分依頼は週に2〜3件はあります。
布団のみでのご依頼はほとんどなく、布団以外の不用品もいっしょに処分してほしいという依頼がほとんどです。
マットレスといっしょに布団を処分したいという依頼は多いですよ。

不用品回収業者に依頼する

Zehitomoで不用品回収の依頼を出すと、地域の業者から複数の見積もりを受け取り比較することができます。

4.引っ越し業者に処分を依頼する

引越しの際に不要となった布団を処分する人が多いため、不要品の回収サービスを提供する引越し業者も増えています。業界大手の日本通運やハート引越センターなどでも、粗大ゴミの引取りサービスを実施しています。

費用は、日本通運では実費、ハート引越センターでは無料で回収を行っています。

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引越しの前後で布団の処分を検討するお客様が多いです。
総合便利サービスにじいろでは、引越しも不用品回収も、どちらも引き受けています。

5.寄付する、人に譲る

不要になった布団を福祉団体などへ寄付するときにかかる費用は、寄付する人が負担する送料の金額です。ワールドギフトでは、寄付をする途上国までの運賃や再利用までのすべての費用を寄付する人が負担することになっており、ダンボールひとつにつき2,400~3,700円程度です。

個人間での不用品の譲り合いは、譲り方、譲られ方により、送料やお礼の負担が変わります。譲られる側が送料を負担し、間柄や関係性によってはさらにお礼を贈ることもあります。

6.新しい布団の購入時に、購入店を通じて処分を依頼する

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新しい布団の購入を条件として、無料で不要になった布団を引き取るサービスを提供している布団会社もあります。

昭和西川では新しく5万円以上の布団を購入すれば不要な布団を無料で引き取っており、処分の日時指定もできます。小林ふとん製造直販所は新しい布団の購入額に制約はなく、不要な布団1枚を回収料金込み980円で回収しています。

他には、楽天の寝具通販サイトでは、新しい布団を購入しなくても、どこで購入した布団でも、布団1枚1,000円の回収料金で引き取ってくれます。ただし、別途地域に応じた回収運賃が必要です。例えば関東圏は1,800円です。

引取り条件や料金は様々ですが、リアル店舗、ネット通販を問わず、布団店で不要になった布団の回収サービスが展開されています。

布団を処分する際の注意点2つ

1.自治体のルールを守る

ほとんどの自治体では、布団は粗大ゴミに指定されています。布団の材料は可燃物ですが、自治体によっては、小さく切り刻んでもルール違反になることがあります。

ルール違反になるかどうか以前に、布団を切り刻む手間は大変なものです。普通の家庭用のハサミでは切りづらく、切れたとしても綿くずが飛び散るなど、後始末も簡単ではありません。そこまで苦労をして、数百円の自治体の回収料金を節約する意味があるか疑問です。

自治体のホームページでルールを確認すれば分かることですが、その確認の手間や切り刻む大変さや回収拒否などの心配を考えると、不用品の処分はルールに従うのが安心な方法です。粗大ゴミとして自治体で回収してもらうか、業者へ依頼するのが適切な処分方法です。

2.買い取り(ネットオークションやメルカリなど)を期待しない

リサイクルショップの多くが未使用品の布団のみを買い取ります。ネットオークション、ネットのフリーマーケットでは、ほとんど未使用のままとなっている来客用布団やベビー布団、ブランド品、高級な羽毛布団で状態がいいものは買い手がつくことが多いです。

布団は人の体に触れた状態で長年使われるものです。どのような人が、どのような部屋のどのようなベッドで、どのようにしようしていたかわからない布団を買い取る人はいるでしょうか。「自分が出品しようとしているこの布団や毛布を、自分であれば買うだろうか」という目線で冷静に考えるといいでしょう。

買い取ってもらいやすい条件は、購入して3年以内、もしくは購入から数年経過していても未使用状態のもの、もしくは使用感が感じられない布団です。1枚100~数千円程度ですが、昭和西川、西川産業、京都西川、マルハチなどの有名ブランドは数千円から状態によって数万円までの値が付きます。また羽毛布団は、高級で良質な羽毛が使われていれば買い取ってもらえことがあります。

最後に

不用品回収 処分 Zehitomo

「お客様用に用意してあった布団セットを、使わずに押入れに入れっぱなしでカビだらけになってしまったので処分してほしい」という依頼を受けたことがあります。
よくよく聞いてみると「布団セットを用意するほどお客様が来ることもなければ、使用することも数年なかった」とのことでした。
布団にカビが生えることで、押入れにもカビが生えてしまうこともあります。
使わないまま眠っている布団があったら、処分を検討してみてください。

布団の回収を依頼する

Zehitomoで不用品回収の依頼を出すと、地域の業者から複数の見積もりを受け取り比較することができます。

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