04/21/2021

外壁洗浄の費用相場や注意点をご紹介。DIYと業者の違いとは

マイホームを建てて数年が経過すると、外壁の汚れが気になってくるものです。外壁洗浄が必要だと感じながらも、自分で行うか業者に頼むべきか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。どちらでも外壁洗浄を行うことは可能ですが、予算や目的に合わせて方法を選択する必要があります。 今回の記事では、外壁洗浄を自分で行う場合と業者に依頼する場合でのメリット・デメリットや費用相場、注意点についてご紹介します。

目次


外壁洗浄とは?

外壁洗浄とは、雨や空気中のホコリ、排気ガスによって生まれた外壁の汚れ・カビを取り除くクリーニング作業のことです。

建物が建てられてから年月が経過するとともに、その外壁にはいつの間にか汚れが蓄積していきます。気づいたときには、新築時とは壁の色が全く変わっていたということも。汚れをできるだけ蓄積させないために、外壁洗浄は定期的に行う必要があるでしょう。


外壁洗浄を行う理由とは?

そもそも、外壁洗浄を行う理由とは一体何なのでしょうか。外壁洗浄を行う理由や、外壁洗浄によって生まれるメリットを以下で紹介していきます。


建物の外観を良くする

外壁洗浄を行うことで、建物の外観は大きく変わります。壁に蓄積した汚れを全て除去することで、まるで建て替えたような見た目となるでしょう。一見そんなに汚れていないように見える外壁でも、外壁洗浄を行うことで見違えたように綺麗になります。

「しっかり管理が行き届いている家」と印象づけることにもなり、防犯効果も期待できるでしょう。オフィスや店舗などにおいても、外観を綺麗に保つことで利用者は気持ちよく施設を利用できます。


外壁内部の劣化を防ぐ

外壁に蓄積された汚れやカビは、そのまま放置しているとどんどん壁の内部まで浸透していきます。外壁内部の劣化が進んでしまうと、変色やひび割れ、雨漏りといった問題が発生することも。一度外壁に問題が発生してしまうと、修繕するためにかなりの費用がかかってしまうでしょう。外壁の汚れが内部へ浸透しないうちに除去することで、外壁内部の劣化を防ぐことができます。

後から多額の修繕費用を払うことがないよう、定期的な外壁洗浄は欠かせません。 また、外壁洗浄の際に防カビや防水の効果がある塗料を塗ることで、より外壁を長持ちさせることもできます。


資産価値を高める

建物の資産価値は、特に賃貸物件の大家さんや分譲マンション・分譲住宅の所有者にとって重要なもの。外壁洗浄は、建物の資産価値を高める上で重要となります。 外壁は、建物の「顔」とも呼べる存在であり、その外壁が汚れていると外観が悪く、資産価値は大きく下がってしまうでしょう。

また、外壁の汚れを放置していると壁の内部劣化につながり、建物の価値を下げることになります。建物の資産価値を高めるためには、定期的に外壁を洗浄して、建物を美しく健康に保つ必要があるでしょう。


外壁洗浄における3つの方法

ここからは、外壁洗浄における一般的な3種類の方法を紹介していきます。方法によって落とせる汚れの程度や洗浄の範囲が異なるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。また、自分で可能な方法と業者でないとできない方法もあるため、注意が必要です。


ブラシ洗浄

最も手軽な方法で、自分でも可能なのがブラシを使った外壁洗浄です。汚れの範囲が狭い場合にはおすすめの方法でしょう。大掛かりな道具は必要なく、ブラシ・スポンジ・ホース・バケツなど自宅にある道具を使うため、安価で済ませられるメリットがあります。

その反面、手の届く範囲でしか洗浄できないため、全ての汚れを落とすことは難しいというデメリットも。外壁洗浄用にリーチが長いブラシもありますが、洗浄範囲には限界があります。外壁全体を綺麗に保つにはあまり向いていない方法と言えるでしょう。また、強くこすりすぎると外壁を傷つけてしまうため、注意しなければいけません。


高圧洗浄

高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使った高い水圧で外壁の汚れを落とすという方法です。業者は一般的にこの高圧洗浄で外壁洗浄を行なっており、家庭用の高圧洗浄機を購入すれば自分で行うことも可能。手が届かない範囲も、高圧洗浄機であれば綺麗に洗浄できるというのが大きなメリットでしょう。また、ブラシやスポンジなどでは落ちない汚れも高圧洗浄であれば落とすことができます。

一方、素人が高圧洗浄機を扱う場合、圧力が強すぎるため塗装が剥がれてしまったり、扱いが難しく十分に汚れを落とせないことも。そのため、より満足のいく仕上がりにしたい場合は業者に依頼するのが賢明でしょう。


薬品洗浄

高圧洗浄を行なっても汚れやカビが落ちない場合、薬品洗浄を行います。強すぎる薬品を選ぶと外壁を傷つけることになり、反対に弱すぎる薬品を選んでも汚れが完全に落ちません。そのため、薬品選びが重要なポイントになります。専門的な知識と技術が必要となるため、素人が行うのは難しく、業者に依頼する必要があるでしょう。


外壁洗浄を自分で行うメリット・デメリット

ここからは、外壁洗浄を自分で行うメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。


外壁洗浄を自分で行うメリット


費用が安く済む

自分で外壁洗浄を行う場合、業者に依頼するのに比べて費用が安く済むでしょう。業者に外壁洗浄を依頼するとなると、足場を組む費用や洗浄費、人件費などを支払わなければいけません。一方、自分で行うのであれば道具代のみで済むため、コストを抑えることができます。


好きなタイミングで外壁洗浄ができる

業者に外壁洗浄を依頼するとき、ほとんどの場合は前もって予定を調整しなければいけません。 また、

・希望する日時で依頼できないことがある
・依頼した日の都合が悪くなってしまった

ということも考えられるでしょう。ふと外壁の汚れが目に留まった時や思い立って掃除をしたい時など、自分のタイミングで外壁洗浄ができるのは大きなメリットです。


外壁洗浄を自分で行うデメリット


素人仕上がりになってしまう

自分で外壁洗浄を行うと、どうしてもプロと比べて素人の仕上がりになってしまうデメリットがあります。

・足場を組むことができないため、洗浄の範囲が限られてしまう
・根強い汚れの場合、汚れの元となる部分を完全に除去できない
・力加減や水圧が強すぎると、壁を傷つけてしまう

このように、素人だとプロのような知識や技術がないため、十分な仕上がりにならない可能性があります。


時間がかかる

業者に外壁洗浄を行う場合、通常だと作業に7〜8時間程度かかります。業者より洗浄する範囲が狭かったとしても、自分で外壁洗浄を行う場合、準備や後片付けを含めて数時間はかかるでしょう。貴重な休日の時間を、外壁洗浄に費やしてしまうというデメリットは避けられません。


外壁洗浄を自分で行う場合の費用相場

外壁洗浄を自分で行う場合、費用は「1,000〜50,000円」が相場となっています。 業者に依頼しない分、かかるのは道具代のみ。ブラシや洗浄剤、高圧洗浄機などの費用が必要となります。特に高圧洗浄機を使わないのであれば、数千円で収まる場合がほとんどでしょう。

また、高圧洗浄機の価格は20,000〜50,000円程度のため、頻繁に外壁洗浄を行わないのであれば業者に依頼した方が安上がりかもしれません。 外壁洗浄に必要な道具の価格相場は以下の通りです。

・一般的なブラシやスポンジ:100〜700円
・リーチが長い高所用ブラシ:3,000〜20,000円
・ゴム手袋:100〜300円
・ホース:1,000〜2,000円
・バケツ:100〜200円
・洗浄剤:600〜10,000円
・高圧洗浄機:20,000〜50,000円



外壁洗浄を自分で行う場合の注意点

外壁洗浄を自分で行う場合、以下のポイントに注意が必要です。


転落事故に気をつける

できるだけ高い場所の洗浄を行いたいからと、脚立を利用する方もいるでしょう。しかし、2〜3m程度の脚立であっても、慣れないとバランス感覚を失いやすく、転落・転倒の危険性が。洗浄作業で力を入れるあまり、バランスが崩れてしまうこともあります。 脚立を利用して外壁洗浄を行うのであれば、必ずヘルメットを着用するようにしましょう。


近所迷惑になる可能性がある

業者に外壁洗浄を依頼する場合、飛散防止ネットで近所に水が飛ばないよう養生してもらえます。しかし、素人が高圧洗浄を行うのであれば、プロのような養生はできません。その結果、扱いを間違えると近隣の住宅に水が飛び散って、迷惑をかけてしまう可能性があるでしょう。 近隣との関係が悪化する恐れがあるため、作業は慎重に行う必要があります。



外壁洗浄を業者に依頼するメリット・デメリット

続いて、業者に外壁洗浄を依頼する場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。


外壁洗浄を業者に依頼するメリット


プロ仕様のハイレベルな仕上がりにしてもらえる

業者であれば、適切な方法で外壁洗浄を行なってもらえるため、レベルの高い仕上がりが期待できるでしょう。壁材や塗装に使われている材料、また汚れの程度によって、適切な洗浄方法や洗浄剤は異なります。

素人にはない高い専門知識と技術があるからこそ、隅々まで綺麗に洗浄してもらうことができるでしょう。素人では扱えないような薬剤を使いこなせるのも、プロならではです。仕上がりのクオリティを求めるのであれば、断然業者に依頼するのがおすすめでしょう。


時間を節約できる

自分で外壁洗浄を行おうとすると、準備や洗浄作業に多くの時間がかかってしまいます。しかし、業者に依頼すればそれらを行う必要はありません。手間や労力がかからず、時間を節約できるというのは大きなメリットでしょう。


汚水の飛散を防げる

業者に依頼するのであれば、近隣の住居や道路へ水が飛び散らないよう、しっかり養生した上で外壁洗浄を行なってもらえます。そのため、汚水の飛散を防ぎ、近隣住民や歩行者とのトラブルを防げるという利点があるでしょう。



外壁洗浄を業者に依頼するデメリット


自分で行うよりも費用が高つく

業者に外壁洗浄を依頼する場合、どうしても工事費や人件費といった費用がかかってきます。また、プロならではの特殊な洗浄剤を使用することも多く、自分で行うよりも費用は高くなってしまうでしょう。

とはいえ、自分で外壁洗浄を行おうとすると、かなりの時間を要します。また、知識や技術が不足しているために外壁を傷つけてしまい、結果として新たな塗装費用や修繕費用を払わなければならないことも。自分で行う場合のデメリットを考慮すると、プロに費用を支払う価値は十分にあると言えるでしょう。



外壁洗浄を業者に依頼する場合の費用相場

外壁洗浄を業者に依頼するとき、一般的な高圧洗浄かバイオ高圧洗浄のどちらかを選択できることが多くなっています。なお、バイオ高圧洗浄の方が費用は高くなる傾向に。汚れの程度によって、どちらの方法を選ぶか業者と相談するのがおすすめです。それぞれの特徴や費用相場について、以下で確認していきましょう。


一般的な高圧洗浄の場合

プロによる高圧洗浄は、素人が行うものよりも細かい部分まで綺麗にしてもらうことができるでしょう。 相場は1㎡あたり「100〜300円」となっており、この中に工事費や人件費が含まれています。

一般的な30坪の住宅の場合、外壁面積は150㎡程度のため、費用の総額は「15,000〜45,000円」の範囲になるでしょう。


バイオ高圧洗浄の場合

バイオ高圧洗浄とは、薬品を混ぜて洗浄を行う方法です。バイオ洗浄だと、カビや苔といった細菌や植物を根元から取り除くことができ、新たな発生を抑制する効果もあります。そのぶん一般的な高圧洗浄と比べて高くなるものの、外壁洗浄の効果は絶大と言えるでしょう。

バイオ高圧洗浄における相場は、1㎡あたり「200〜400円」です。一般的な住宅の場合、外壁面積が150㎡だとすると、費用総額は「30,000〜60,000円」となるでしょう。



外壁洗浄業者を選ぶ際の注意点

最後に、外壁洗浄業者を選ぶ際に注意すべきポイントを紹介していきます。「いくつも業者を調べるのは面倒だから」と、業者選びを怠ってはいけません。中には手抜き作業を行なったり、ぼったくり価格を提示してきたりと悪質な業者もいます。 以下で紹介するポイントに注意して、優良な業者を選ぶようにしましょう。


複数業者に相見積もりをとる

外壁洗浄を依頼する際は、いくつかの業者に同じ依頼内容で見積もりを出してもらう「相見積もり」をとるようにしましょう。少なくとも、2〜3社程度で相見積もりをとるのがおすすめです。

一般的な費用相場はあるものの、外壁の面積や汚れの程度によって外壁洗浄にかかる費用は異なってきます。そのことを利用し、通常よりも高い費用で見積もりを出すような悪質業者も中にはいるでしょう。複数の業者に相見積もりをとることで、自分が依頼する内容に必要な費用の相場感が掴めてきます。極端に費用が高い業者はもちろん、安すぎる業者も手抜き作業や追加請求をしてくる可能性があるため、避けるようにましょう。


作業時間が短すぎないか確認する

業者に依頼するとき、事前に作業時間を尋ねてみて、あまりに時間が短すぎないかを確認するようにしましょう。現場調査を行わないと正確な時間はわからないとしても、2〜3時間と短時間で答えた場合、手抜き工事を行う可能性があります。そのような業者は避けた方が無難でしょう。

また、当日の作業に関しても短時間で終わった場合、隅々まで洗浄してもらえていない可能性があります。もし短時間で作業を終えた場合、作業した箇所を業者と確認し、十分洗浄されているかをチェックするようにしましょう。



経歴や実績を確かめる

できるだけ経歴が長く、施工実績も豊富な業者を選ぶようにしましょう。 経験豊富な業者の場合、外壁のことを知り尽くしており、「現在外壁はこのような状態であるため、洗浄剤や洗浄方法はこうするべき」という細やかな作業プランを提案してもらえる可能性が高いです。作業にこだわりを持っている業者だと、安心して外壁洗浄を任せられるでしょう。

また、施工実績をオープンにしている業者は信頼性が高いと言えます。 依頼するときはサービス内容だけでなく、業者のプロフィールもチェックするようにしましょう。


まとめ



自分で外壁洗浄を行う場合、コストは抑えられるものの、そのクオリティはプロと比べてどうしても劣ってしまいます。また、近所に水が飛び散ってしまったり外壁を傷つけてしまったりというリスクもあるでしょう。

業者に外壁洗浄を依頼するのであれば、多少の費用はかかりますが、コストに見合った確かな仕上がりが期待できます。長い目で見ると、業者に適切な方法で洗浄を行なってもらった方がお得になるかもしれません。予算や目的を検討した上で、どちらの手段を選ぶか決めるようにしましょう。

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